アイスクライミング・ドライツーリングなどで人気のアイスクライミングアックス「ペツル クォーク」「ペツル ノミック」についての記事です。
※クォーク・ノミック共に2018-2019シーズンにモデルチェンジ
 

【クォークとノミックの違い】

ペツル「クォーク」※2018-2019シーズンモデルチェンジ
※写真のクォークはグリップテープを巻いてます。
 
写真左がクォーク、右がノミックです。
※写真のクォークはグリップテープを巻いてます。
 
 
シャフトの部分はノミックの方がカーブが鋭角になっています。
クォークはグリップとシャフトがストレートになっているのでアイスクライミングだけでなく雪山登山やアルパインでも使えるデザインです。
ノミックはアイスクライミングだけでなくハング壁のあるドライツーリングなどにも幅広く対応可能なモデルです。
 
 
クォーク
※クォークのハンマーは「ハンマー」
 
 
ノミック
※ノミックはピックウェイトが付いてます。
※ノミックのハンマーは「ミニハンマー」
 
 
 
クォークのグリップはストレートタイプ
ノミックのグリップはダブルグリップ
 
 

ノミックは2018-2019シーズンモデルからは石突きが最初から付いています。

※石突きはゲレンデでの必要性は低いですがアルパインルートでは必須です。アルパインルートでは登り斜面・下り斜面・トラバースなどで石突きが役に立ちます。石突きなしでの山行は大変危険ですのでノミックの旧モデルを使用されている方は石突き付きにパーツ交換をすることをおすすめします。

※ドライツーリングなどで使用する時は石突き(グリップレスト)をトリグレストに交換して軽量化することも可能

 
 

 

 

 

 
【ピックの違い(アイスとピュアアイスの違い)

写真上・・・ペツル 「ピュアアイス」

写真上・・・ペツル 「アイス」

 

 

「ピュアアイス」と「アイス」を並べてみました。

写真左・・・ペツル 「ピュアアイス」

写真右・・・ペツル 「アイス」


 

定規で測ったらこの部分が厚み3mmです。

※「アイス」は3.3mm

 

 

 

【クォークとノミックはどっちがいいの?

あくまでも私の個人的な考えですが・・・

 

アイスクライミング専用の場合は「ノミック」

アイスクライミングの他に、アルパインルートでも使用する場合は「クォーク」

 

私の場合は最初に「クォーク」を買いました。

アイスクライミングに慣れてきて10mオーバーの垂壁(バーチカル)の登攀や小ハングの乗越も出来るようになってきた頃からよりレベルアップを求めて「ノミック」が欲しくなりました。「ノミック」を買ったのはアイスクライミングを始めて3シーズンが終わってからです。

アイスクライミングで使いやすいのは明らかに「ノミック」です。「クォーク」との大きな違いは「ダブルグリップ」です。とにかく持ちやすいので登りやすいのです。

よくいう話ですが最終的には「ノミック」が欲しくなる方が多いのかな〜?って個人的には思います。

※アイスクライミング に慣れてきて「ノミック」が欲しくなる頃には「カシンXドリーム」その他、玄人好みのロシア産・韓国産のメーカーのアックスなども選択肢に入ってくると思います。