『りょう太のぼうけん』〜イクメンではない子育て〜 -6ページ目

「しろくて まぁるい はな のなまえは?」

4月ごろ、学童に息子を迎えに行ったときのはなしです。

 

帰り道に、公園へ行きたいというので公園へ寄りました。

 

しばらく息子が走り回るのを見守っていたのですが、公園の端にある藤棚の花が咲き揃っていたので、僕は、息子にひと声かけて見に行きました。

 

ぶどうみたいに咲いた藤の花のはるか遠くに、月がのぼりはじめていました。

画像1

藤の写真を撮った僕は、公園に飽きたので「おーい、かえるぞぅ!」と叫んで、帰ることにしました。

 

家に向かって歩き始めると、今度は、イロハカエデの葉に薄桃色のプロペラ型の種子が付いていました。

画像2

 

「あのプロペラみたいなの、なにかわかる?」と息子に聞いてみました。

 

「なんだろうなぁ はなかなぁ…?」

 

「花はもう終わっちゃったんだよ。あれはタネだよ。とおくまで 飛んでいけるように、プロペラみたいな形なんだってよ」

 

「へぇ〜、そうなんだぁ。そういえばさぁ…しろいはな、なんていうんだっけ? あのまんまるのはな。わかる?」

 

「ん? 白い花? よく咲いてる花なの?」

 

「うん、よくさいてる。わかんないのぉ? うーん…しろくて ちょっとだけピンクなんだけど ほとんどしろいの。それで まんまるのはなだよ」

 

「えぇ…なんだろ。花って だいたい丸いじゃん。よく見る花で白いのかぁ……オオムラサキツツジじゃない?」

 

「オオムラサキツツジってなに?」

 

「そのへんにいっぱい咲いてる花だよ。白いのと赤い花だよ」

 

「まるい?」

 

「うぅーん…花だから丸いよ……。あっちの角を右に曲がったとこに咲いてるじゃん」

 

「え? 咲いてる? ちょっと見てくる!」

 

「あぁ〜、走るなぁ! くるま来てるぞぉ!!」

 

ってことで、すぐに角を曲がって…

 

「どれどれぇ? どこに さいてるの?」

 

「ほらそれだよ。咲いてるじゃん」

 

近所の庭先に咲いているオオムラサキツツジを指さすと…

 

「これじゃないんだよぉ。もっともっと小さいんだよぉ」

 

そう言いながら、オオムラサキツツジの脇にある2m四方くらいの小さな小さな空き地に入り、地面に顔を近づけて何かを見ていました。そこは先日、息子が「白いタンポポがあったよ」と言っていた場所です(実際には、タンポポの花ではなく、ワタがあったところ)

 

「あぁ、タンポポのこと? 白いのって」

 

「ちがうよ! タンポポは きいろでしょ! しろと ピンクだよぉ。ピンクは ほんとに ちょっとだけなんだけど しろい まるいはなだよぅ。わかんないかなぁ〜?」

 

「うーん…ハナミズキの白い花にはピンクも混ざってた気がするけど、木の花じゃないんだよね? 」

 

「き じゃない! それにハナミズキのまんなかは みどりいろでしょ!」

 

「じゃあハルジオンかなぁ…。こんくらいの大きさだけど」

 

そう言って、花の大きさを親指と人差し指で丸を作って、見せました。

 

「うん、そのくらい……だけどハルジオン? そうかなぁ…ちょっとスマホで しらべて みせてぇ」

 

もうその時には自宅のマンションの玄関についていました。それでもエレベーターの前に来た時には、スマホでハルジオンを表示して見せました。

 

「ちぃがうよぅ〜」

 

と、本当に残念そうに言います。

 

「わかんないなぁ……じゃあさぁ、帰ったら図鑑で見せてよ」

 

そう言いながらエレベーターを降りて、玄関ドアを開けて中に入りました。息子がドタバタぁっと廊下を走って、リビングにある野花の図鑑を探して引きずりだしました。

 

「おーい! 手を洗えぇ〜」

 

と言ってみたものの、言うことを聞くはずもないので、まずは花の件から片付けることに。彼はすぐに見つけて…

 

「これだよこれ!」

 

指差したのは、シロツメクサでした。

 

 

「あぁ〜なるほどねぇ、たしかに薄っすらピンク色もあるし、まん丸だねぇ(笑」

 

「だから、ずーーーーっと まるい! っていってたじゃぁ〜ん!! きいてなかったの?」

 

「聞いてたけどさ、そういう丸いのを想像してなかったんだよ。たしかに"まん丸"だね。で、シロツメクサがどうしたの?」

 

「あのさぁ〜、シロツメクサって がいこくから きたんだってよぉ」

 

「そうだよ。その図鑑にも書いてあるでしょ? ヨーロッパから荷物を運ぶ時に、シロツメクサの花を プチプチの代わりに いっぱい箱に詰めてたんだよ。それが広まったらしいよ」

 

「なにそれ? どういうこと? なんではなを いっぱい はこに いれるの?」

 

「この箱にさ、この大事なおもちゃをいれて、運ぶとするでしょ? 船とかに揺られるとさ……(箱を振って、ガチャガチャ音を出しました)……こうやってガンガン当たって壊れちゃうじゃん」

 

「うん…そうだね」

 

「だからさ、この大事なものと一緒に、シロツメクサをこうやって(ティッシュを丸めて箱に詰めながら) 箱に詰めると……(箱を振ってみると、カサカサとしか言わなくなる)……ほら、ガチャガチャしないから、おもちゃも壊れないでしょ?」

 

「あぁ〜〜なるほどねぇ〜〜」

 

「いっつも、荷物が届くと、プチプチしたやつが入ってるじゃん。昔はプチプチがなかったから、シロツメクサを使ってたんだってさ。諸説、あるかもしれないけどね」

 

ということで、小学校でシロツメクサの話を先生がしていたらしく、それを披露したかったようでした。最初っから、その話をしてくれれば、シロツメクサを思い出したでしょうけどね。

 

まぁ楽しいクイズでした。

【厳選】子育てに便利なサブスク(定額制)サービス

子育てって大変……とか言うと、「なにもしてねぇお前が言うな!」って、妻に激怒されちゃいます。でも、妻をはたから見ているだけでも、育児ってものすごいパワーが必要そうだなって感じます。

 

そんな子育て…特に幼児の子育てに良さそうな、サブスクリプションサービス(定額制サービス)を集めてみました。0〜3歳を乗り切れれば、一気にラクになるんじゃないかぁ……(希望)。

 

よく妻に言っていたのですが、「親戚とお金で解決できることは、できるだけ外注しようよ」と。家計が傾くほど育児にお金を掛けられたら困りますが、妻がラクできて、その分 イライラせずにいられるなら、安いものだ……と感じられるようなサービスを、今回はピックアップしてみました。

 

残念ながら、うちが使ったことがあるサービスはありません。ここで紹介したサービスに興味を抱いたら、実際のレポートブログなどを探してもらえればと思います。

 

■食と栄養のプロが監修した離乳食が届く

the kindest(カインデスト)

月額:例/月齢5カ月のコースでは12,566円(20パウチ)

https://the-kindest.com/

 

息子が生まれたばかりの頃に知っていたら、使うように、妻を説得しただろうサービスだなぁ。妻は、いわゆる産後鬱(ウツ)でした。息子が泣くたびに、妻もポロポロと涙を流し、時には(息子の泣き声に反応しない)ぼくにブチ切れるという雰囲気でした。

 

多くのママが通るだろう、そんな時期に、少しでもラクできるなら良いと思います。もちろん離乳食を自宅で作るよりも高くはなると思いますが、離乳食を買うというよりも、ラクできる時間を買うという気持ちで、サービスを利用すると良いかなと。なにも毎食、ここで購入した離乳食を使わなくてもいいのですから。

 

離乳食には栄養士さんなどが関わっているので、栄養バランスも安心です。自炊するにしても、カインデストで届く離乳食を参考にしたら、より身体に良いものを子どもに食べさせてあげられそうな気がします。

 

やさしさで、世界を変えていく。【the kindest babyfood(カインデスト ベビーフード)】(旧Mi+ミタス)

 

■子ども服の“おさがりシェア”サービス

KIDSROBE(キッズローブ)

月額:1,980円

https://kidsrobe.jp/

「サイズアウトなどで着られなくなった子ども服を、ユーザー同士でシェアし合うことができるオンラインサブスクリプションサービスです」

 

なんだか良さそうなサービスなのですが、いまいち使い方のイメージがピンときません……。

 

会員同士で、子どもの“おさがり”をシェアするサービスとのこと。みんなで大きなタンスを用意して、子どもが着なくなった服を入れておく。その中から別のユーザーが「これを着たい!」となったら、選んでいき、それが届くというサービス……。

 

レンタルでも購入でもないのですが、お気に入りの服はサイズアウトするまでキープすることもできるそう。また、汚してしまっても、返却しなければよいだけなので問題なし。

 

↓ 懐かしの「よしお兄さん」の体験レポートがあるので、ご参考に…(もう少し、詳細を知りたかったな)。

 

https://kidsrobe.jp/bridge/

 

小1でも使えるのかな…。伸び盛りの小学生が使えれば、いいかもしれない。

 

■定額制の“おもちゃ”のレンタルサービス

Toysub!(トイサブ)

月額:3,340円(おもちゃが届くのは隔月)

https://toysub.net/

月額3,340円で、隔月でおもちゃが届くサービス。1日約111円の計算となるそうです。ちなみに届くおもちゃは定価総額15,000円(これ、どういう意味か分からないのですが……5カ月続けたら、だいたいトントンになるというイメージ?)。月齢の異なる幼児2人まで、1つのサービスプランで、3つずつおもちゃを届けてくれるとのこと。子ども2人いる家庭では、ちょっとお得感が増しそう。

 

幼児って、本当のお気に入りのおもちゃ以外は、すぐに飽きてしまいますよね。こういうサービスを使えば、いろんなおもちゃで遊べて、子どもの脳にも、良い刺激を与えられるかも。

 

 

■月額2,490円の“おもちゃ”のレンタルサービス

IKUPLE(イクプル)

月額:2,490円/3,700円

https://www.ikuple.com/

こちらも、おもちゃレンタルのサービスです。価格が選べるのが良いですね。2カ月ごとにレンタル&返却を繰り返していきます。いろんなおもちゃが試せるので、もし子どもの中で「殿堂入り」したおもちゃがあれば、別途に買えばよいかも(同サービスでの買取サービスは無さそうです)。

 

特異なのは、トイレットペーパーやおしりふき、ティッシュペーパー、消毒系アイテムなど、育児に必須な日用品が購入でき、おもちゃと一緒に持ってきてくれる点。まぁ、おもちゃ自体が2カ月に一度の頻度で配送されるので、そのタイミングで日用品を頼めるのは……便利なのかな…。

 

インスタの公式アカウントで、多彩な幼児向けおもちゃを紹介しているので、サービス加入しなくても、育児中のママパパは、参考になるかもしれません。

https://www.instagram.com/ikuple_official/

 

■またまた“おもちゃ”レンタルサービス

キッズラボラトリー

月額:4,378円(2,574円のお試しコースもあり)

https://kids-laboratory.co.jp/

月額で4,378円かぁ…。おもちゃに、それほどのコストを掛けるのか? というモヤモヤはありますが…。毎月、「親が選んだおもちゃでは“ない”おもちゃ」が届くのは、良いと思います。おもちゃとか絵本って、どうしたって親の好みの押しつけになりがちですからね。

 

特に、このサイトを眺めていたら、お届けおもちゃ例として「木琴」があって…。同じような音の出るおもちゃは、息子も持っていましたが、やっぱり「木琴」とか、電子ではなく自然な音が出る楽器を持たせてあげればよかったなぁと、振り返って思います。

 

 

■子どもの成長に合わせた絵本が毎月4冊届く

絵本のサブスク

月額:2,728円

https://xn--u9j2graq8l7095a8u6a.com/

就学前の子どもの月齢や年齢に合わせた(中古の)絵本が、毎月4冊届くサービスです。これもサブスクというよりも、定額購読ですね…。

 

インスタをやっている人は、インスタのアカウントをフォローしておくと良いかも。様々な絵本が内容といっしょに紹介されていくので、パラパラと見ているだけで楽しいです。

 

https://www.instagram.com/p/CS380Ngr8oc/

 

ママパパの初心者って、どんな本を、子どもに読ませてよいかすら分からないし、育児や仕事で忙しくて、選書する暇がないものです。こうしたサービスがあると、助かる親が多そうです。

 

■プロが選んだ、世界の絵本が毎月届けられる

World Library(ワールドライブラリー)

月額:1,300円

https://www.worldlibrary.co.jp/personal

サブスクというよりも、定額購読です。1〜7歳まで、それぞれの年齢に合わせて、翻訳された海外の絵本が届けられるというサービス。「30ヵ国を超える国と地域から選び抜かれた絵本」が届くというのが本当なら、面白いかもしれないですね。

 

息子が保育園へ通っていたときには、毎月届く絵本を読んでいました。でも、保育園や幼稚園へ通っていない家庭だと、こうしたサービスを活用すると良いかも。子どもに、どんな本を読ませようか? って、迷いますからね。

 

 

■(番外編)おむつの使い放題サービス

手ぶら登園

月額(参考):3,278円

https://tebura-touen.com/

まずはじめに、個人で契約できるサービスではないようです。保育園単位で契約して利用できます。

 

保育園へ持っていくおむつって…園によっても異なるかもしれませんが…親が1枚1枚に名前を書いて持っていかなくてはならず、親の面倒がハンパなかったです(まぁ忘れても、園が代替おむつを使ってくれますけど…忘れることが続くと、なんか育児放棄した親っぽくて恥ずかしい)。

 

でもこの従来システムだと、親だけでなく保育士の負担もハンパないんですよね。だって、子ども専用のおむつを、それぞれ使わなくてはいけないから。

 

その点、保育園が「手ぶら登園」を契約してくれると、親はおむつの用意をしなくてよくなるし、保育士さんも、「○○ちゃんの おむつはどれだっけ?」みたいなことが不要になります。親も保育士も無駄が省けるということで、じょじょに提携保育園が増えているようです。

 

うちが通っていた園は、提携していませんでした。でも私立の園では、おむつを持参した記憶は無し。公立へ転園後は、シヤチハタの、おむつ印字用のハンコ「おむつポン」を買いました。おむつを園へ持っていく前に、ペッタンペッタンと押していきます。これは、そうとう便利なので、おむつ記名が必須の園へ通わせる予定の人には、すっごいおすすめです。

 

 

 

小学1年生の「おもしろい」話

息子のりょう太の言葉の記録

 

りょう太「きょう うみくんがさぁ こう言ってたよ。ニュースです! きょうのあさごはん、ごはんひとつぶでした!」

 

ぼく「なにそれ(笑) なんで一粒だけだったんだろ?」

 

りょう太「うーん……わかんない(笑)!」

 

ぼく「というかさ、なんで そんな話になったの?」

 

りょう太「あのねぇ…うみくんと おもしろい はなしをしてたら、うみくんが いきなりいったの」

 

ぼく「りょう太は どんな おもしろいはなしをしたの?」

 

りょう太「りょう太くんはねぇ、こう言ったよ。(天井を見上げながら人差し指で天井を指差しながら…) あっ! ひこうきが!……とんでない!」

 

ぼく「……。」

 

りょう太「ケラケラケラ(笑) そういったら、うみくんが『ニュースです! きょうのあさごはんは ごはん ひとつぶだけでした!』っていったんだよ」

 

ぼく「それで りょう太は なんて返したの?」

 

りょう太「『え…』っていった(笑)。あと こういったよ。『ひとつぶを はしで たべるって むずかしくない?』って」

 

ぼく「たしかに 箸で一粒食べるって難しいよね」

 

りょう太「そしたら、うみくんは『てで たべたよ(笑)。あれ…? ふたつぶ だったかにゃ(笑)?』って(笑)」

 

いずれにしろ、学校で楽しく過ごせているみたいで良かったとホッとしました。いつも仲良くしてくれる、うみくんにも感謝です。

息子のことを考える時間“アメブロの効用”

ぼくは、イクメンではありません。

 

比べたことはないけれど、きっと標準的な父親と同じで、それほど子育てに興味がありません“でした”。

 

“でした”と書いたのは、アメブロをはじめてから「けっこう、(息子の)りょう太のことを考えているなぁ」って、思ったからです。

 

考えているからと言って、以前よりも子育てに積極的に向き合っているわけでもないですけどね…。ただ、考える時間が増えたというのは、良いことのような気がします…というか、良いことになってほしい(笑)。

 

そもそも、仕事がほとんどリモートワークになった時点で、りょう太と過ごす時間が長くなりました。以前は、夜遅くまで外で仕事をしていましたが、いまは、りょう太や妻の帰宅時間に合わせて、ぼくも帰宅しています。家族が寝静まった後に、仕事を再開することもありますが、食事前後の時間を、家族と過ごす時間は、以前よりも圧倒的に長くなりました。

 

アメブロで「子育て」をテーマにしようと考えたのは、なんとなくです。ほかにも興味のあることはありますが、りょう太のことを軸に、文章を残しておこうかな…とでも、思ったのだと思います。

 

親が子どもにまとわりつく、過干渉という問題もあります。ぼくの母親は、典型例だった気がします。それが嫌になって、家を飛び出しました。普通なら、40半ばになったら、親へ「育ててくれてありがとう」と、感謝の気持ちを抱きそうなものですが…いまのところないかなぁ。

 

それを思うと、りょう太との距離感にも気をつけようと思ったりします。

 

あまり「こうなってほしい」と、思わないようにしよう……みたいな。

 

あと「りょう太のためだから」と、思わないようにしよう……って。

 

そう思う気持ちは、どれも、ぼくのエゴだったり、自己満足の部分が大きいような気がするからです。

 

できるだけ、りょう太の「こうなりたい」というのを一緒に探してあげたいなと。

 

まぁ、もし見つけられなくても、それはそれでいいじゃんって思います。だって、ぼくにはそんなものはなくても、いまこうして、普通に生活できていますからね。

科博で竹中大工道具館の『木組』展をやってるってよ《お知らせ的メモ》

以前、国立科学博物館について書いたので、仕事の合間に、アメブロで「科博」に関して書いている人たちのブログをザザザァ〜っと読んでいきました。


『すごいぜ! 国立科学博物館(たてもの展)』先日、息子の りょう太と一緒に、録画しておいた大河ドラマ『晴天を突け』を見ていました。ちょうど渋沢栄一(吉沢亮)が、第一国立銀行の総監役だか頭取に就任したタイ…リンクameblo.jp

 

開催中の『ミイラ展』へ行ったよぉ〜! という記事が多いのですが、人によって違う、科博に感じる魅力が分かって、ほかの人のブログを読むのも楽しいです。

 

そんな中で、科博で『木組』の展示がやってるよぉ、というブログを読みました。それ面白そう!

 

調べてみたら竹中工務店の「竹中大工道具館」が関わっているとのこと……。ヤバい……たいして建築に興味があるわけでもないのですが、この「竹中大工道具館」って、一度行ってみたいと思っていたんです。

 

 

行けばいいじゃん……なのですが、場所が神戸なのです。ハンパに興味があるだけのぼくには、とてもじゃないですが、「神戸まで竹中大工道具館を見に行きたいです」などと、妻に旅行申請が出せません。


そんな折に、近所の科博まで、一部だけでも出張展示しに来てくれるなんて……。こういうときは、都心に住んでいてよかったなぁって思います。いや、こういうときしか都心在住の恩恵って、あんまり感じませんけどね。

 

ところで、なんで建築にたいした興味もないのに、竹中大工道具館を知っているかと言えば、同館が製作しているYouTube動画を、たまに見ているんです。各地の匠たちの仕事を、ドキュメンタリー番組のように見られて、ぼ〜っと見ているだけで面白いんです。

 

ということで科博での『木組 分解してみました』の開催期間は11月24日まで。週末は混んでいるだろうから、ぜひ平日に、仕事をサボっていきたいとおころです。行けるかなぁ……。

 

あ……でも、息子も興味を持ちそうだな……いちおう誘ってあげるか……。

 

 

 

 

 

息子の学資保険としての投資

ここアメブロで、投資のブログをパラパラと読んでみました。

 

みなさん、景気が良さそうだなぁ……うらやましい。

 

ぼくが初めて投資を考えたのは、30歳の後半でした。

 

その頃はFXが流行っていて、有閑マダムたちが大儲けしているというニュースがたびたび流れていました。外国でも、日本人の女性が為替を動かしていると言われ(ほんとか?)、「ミセス・ワタナベ」や「キモノ・トレーダー」などと呼ばれていた(らしい)です。

 

その頃のぼくはと言えば、投資ではなく投機……というか、ギャンブルでした。丁半博打ですね。「上がる!」「下がる!」など、一瞬のトレードに一喜一憂していました。一瞬で数万円儲かりました。当然、一瞬で数万円が飛んでいきました。トータルでは……残念な結果でした。

 

一瞬ではなく、1日〜数日単位で取引する時期もありました。これね……仕事に手がつかないんです。仕事の合間にチャートを見る……からの……チャートを見る合間に仕事をする……に変わっていきました。

 

思えば、当時、なんでトレードをしていたんだろう? って思います。お金がそんなに欲しいか? と聞かれれば、そりゃ欲しいけれど、千万円単位や億万円単位で欲しいかと聞かれれば……まぁもらえるなら欲しいけれど、がむしゃらに稼ぎたい…儲けたいとも思ってはいませんでした。

 

なんとなく金銭的な破滅に向かっている気がして、FX口座の残高が、ほとんどなくなった時点で、辞めました。

 

その前から妻には「通帳を私に渡せ!」と、時々言われていました。FXを辞めてからすぐに、また同じようなことを言われました。それで……「それじゃあ、任せるわ」と言って、銀行のキャッシュカードと通帳を全て渡しました。

 

妻は「え? 急に? 心の準備ができてないよ」と言っていましたが、「いやもうダメだ、自分で持ってると、何も残らない気がしてきた」と言って、押し付けるように渡したんです。

 

☆☆☆

 

その後に「投資」を意識したのは、息子の りょう太が生まれた前後だったと思います。7年前くらいです。

 

うちの場合は、妻が仕事をしているので、ぼくに何かが起こっても、残された家族が金銭的に困る……という心配は少ないです。ただ……ぼくが自営なので、なにかがあれば、ストンと収入が減るのは確実です。

 

そのため「投資」というか、当初は「保険」を考えていたんです。

 

それで、いま掛けている保険を見直そうと、何人かの保険屋さんに話を聞きました。

 

特に、うちは高齢出産だったので、息子の教育資金のことが頭にありました。必ずしも大学まで行って欲しいとも思いませんが、もし彼が「大学まで行きたい」と思った時に、金銭面での心配をしないようにしておきたいなと(いまは少し違う考えでいますが……大学行きたいなら、息子自身も少し金銭面の心配もしろよと)。

 

保険屋さんに話を聞いていると、どれも入った方が良さそうな商品ばかりです。入ったら、少しは「安心」が手に入れられるのかな? と。

 

ただ……「これにしよう!」と決断するまでに至りませんでした。保険って、毎月で考えると、たいした金額ではないけれど、5年とか10年単位で考えると、ものすごく高額な商品なんですよね。そのお金で、ちょっとした車が買えるくらいには高い……そして一度契約すると、解約しづらそう……という印象でした。それなのに、ぼくは全く、その商品について理解していない。

 

もしくは、理解できないように複雑にしているんじゃないか?

 

という疑念も湧きましたw また、高額商品なのに、けっこう気楽に契約するように促されるっていうのにも、懐疑的でした。

 

ただ、何人目かの保険屋さんと話をした時に、「投資型の保険」をおすすめされました。これには興味を惹かれました。

 

色んな考え方があるのでしょうが、ぼくは「掛け捨て」というのが、性に合わないようです。損得に関してはわかりませんが、ただそれだけです。

 

さらにその保険屋さんは、自分は外貨での積み立てをしていると言っていました。日本円で貯金していても、もったいないと。たしかオーストラリアドルで積み立てていると言ってた覚えがあります。なぜ、オーストラリアドルなのかといえば、「かくかくしかじかで、一番リスクが低いんです」と言っていたな。

 

結局、その保険屋さんの商品も買いませんでした。もしかすると、自分がやるべきは「保険」ではなく「投資」ではないかって思ったんです。

 

まぁ、分析の結果の結論ではなく、「投資がしたい!」って、思ったというのが正解でしょうね。

 

☆☆☆

 

それから、どんな「投資」をするか検討することにしました。それが3年ほど前のことです。

 

候補に挙がったのは、投資信託とFXです。

 

投資信託もFXも、自動売買システムを用意している証券会社が多くなっていました。

 

「これだな」

 

そう思いました。

 

かつてFXで失敗した大きな理由は「感情的に取引していたから」です。

 

FX(外国為替証拠金取引)は、簡単に言えば、例えば米ドルが円に対して上がるか下がるかを予想して、売買します。予想どおりに値動きすれば儲かり、予想に反して動けば損をする。

 

ただ、未来のことは誰にも分からないというのが、ポイントです。(一瞬先の未来でも分かる人がいれば、その人は「神」です)

 

(いろいろと詳しい考え方は抜きにして)そうしたなかで、重要になるのは、統計学のようなものだと思います。上がる確率と下がる確率を考え、それに準じて売買する。簡単に言えば、自分の「希望」で取引しない、ということかなと。自分で決めたルールにのっとって取引をしていき、そのルールから逸脱しないことが大切だと感じました。

 

でもですね……ぼくは自分が決めたルールを守れない性格なんです。

 

徹底的に「自分で行う"投資"では儲けられない」ということが、分かったことが、過去の遺産です。

 

そうして「これだ!」と思ったのが、各証券会社が用意しているシステムやロボットを使うことでした。ぼくは、どこかの会社の株や、どこかの国のお金に投資するのではなく、証券会社のシステムやロボットに任せてしまおうと決めました。

 

そうしたシステムは、ぼくなどよりも数段頭の良い人たちが、「お金を儲ける」という一点に絞って、何年にも渡って開発されたはずです。

 

にわかで、メインの仕事の間に勉強したくらいのぼくが、勝てるわけがないんです。

 

☆☆☆

 

ということで、全資産を預けていた妻に「投資をしたいから、〇〇〇円を使わせて欲しい」と伝えました。

 

「まず今年は、投資信託の〇〇サービスに〇〇〇円、FX自動売買の〇〇〇サービスに〇〇〇円を使いたい。ついては、お金をちょーだい」

 

当初は3つではじめました。株と投資信託とFXです。

 

株……やるはずじゃなかったのに、投資信託用に証券会社に口座を作ったら、個別株を買いたくなっちゃったんですよね(笑)。

 

昔の悪いクセが出て、夜中にポチッ…ポチッ…ポチッと、いくつかの銘柄を買ってしまいました……。

 

みごとに、今は塩漬けです。

 

残りの投資信託とFXは、絶好調! とまでは言わずとも、予想どおりというか計画どおりの利益っぽいものを出しています。

 

利益っぽいもの……というのは、これが投資だからです。投資をやめるまでは、本当に儲かったか、損したのかなどは分からないものだからです。

 

例えば、いま利益っぽいものを目の前にして、浮かれた気持ちになって、また個別株に手を出して火傷しないとも限りません(あくまで“ぼくは”個別株では勝てないだけですけどね)。もしくは、新しい商材に目がくらんで、失敗するかもしれません。

 

ギャンブルはしないと決めたものの、ふと、夜中にポチッポチッとギャンブルに出てしまうかもしれません。

 

つまり、パチンコや競馬などと同じで、今日は買ったけれど、明日は大負けするかもしれません。

 

でも今のところはボチボチなので、毎年、「これくらいの利益っぽいものが出たよ」というのを妻に“軽く”報告しつつ、「増資したいから、またお金ちょーだい」と言って、投資に回すお金を増やしています。

 

☆☆☆

 

アメブロだと、当然ですが、景気の良い人たちがブログランキングの上位にいます。だから「みんな、儲かってるなぁ」って、うらやましくなるんですよね。

 

ただ……ぼくが気をつけなくてはいけないのは……投資で景気が悪くなっている人が、ブログの上位ランカー以上に多いはずということ。そして、デイトレ的なことをしないと決めたぼくが、「今あるお金を1億にする!」などと夢想したら、確実に失敗する……ということです。

 

そういう誘惑に負けないようにすることが、ぼくの投資における最大の課題です。

 

あぁ〜、誘惑がぁ……

すごいぜ! 国立科学博物館(たてもの展)

先日、息子の りょう太と一緒に、録画しておいた大河ドラマ『晴天を突け』を見ていました。ちょうど渋沢栄一(吉沢亮)が、第一国立銀行の総監役だか頭取に就任したタイミングでした。

 

ドラマでは、和洋を折衷した独特の様式の、第一国立銀行の建物が出てきました。

 

ぼく「この建物の模型を、科博(国立科学博物館)で見たの覚えてる?」

 

りょう太「えぇ〜、みたっけぇ……おぼえていないなぁ」

 

ぼくはスマホの「写真」アプリを開いて、第一国立銀行の模型を見せました。

 

ぼく「ほら、あの『たてもの展』のやってた部屋に入ってすぐ左側にあったじゃん。りょう太が『見えない!』っていうから、おっとー(ぼく)が抱っこして見せてあげたんだけどなぁ」


国立第一銀行

 

りょう太「あぁ〜、ほんとだぁ、さっき栄一が入っていったたてものと おんなじだねぇ。……でも、これを見たのはおぼえていないなぁ」

 

それで、その『たてもの展』で撮った写真を色々と見せてあげました。国立第一銀行は、やはり思い出せないようでしたが、ほかに見た模型は、ちらほらと記憶に残っているようです。

 

☆☆☆

 

旧石巻ハリストス正教会堂

 

これは「旧石巻ハリストス正教会堂」。現存する最古の、木造の教会だそうです。九州方面からではなく、北海道方面から伝播してきた流れだそう。だからロシア正教なのね…。

 

「随所に洋風の意匠が施されつつも、畳敷きの部屋をもつなど、和洋のしつらえが併用」されているらしいです。外観からは、畳の部屋が中にあるなんて、想像しづらいです。こういう建物を、展示パネルでは「擬洋風建築」と記しています。

 

1978年の宮城県沖地震、2011年の東日本大震災で被害を受けたけれど、そのつど復興を果たしたそうです。すごいな。

東日本大震災の直後の状況でしょうか?(展示パネルの写真より)

 

これはなんだろう? 赤坂の迎賓館かなぁ……。

 

これは、(旧)帝国ホテルでしょうね。フランク・ロイド・ライト が設計したことでも有名ですが、この「ロイド館」と呼ばれる建物は、帝国ホテルの2代目のようです……知らなかったな。残念ながら、いまの帝国ホテルには、ほとんど面影が残っていませんね…。ところどころにロイド館当時の壁面だったりがチラッと遺構として見られるようになっているくらいです。玄関部だけ、愛知県の明治村に移設されているようなので、機会があれば見てみたいです。

 

 

『たてもの展』とは関係ないけど、Wikipediaを見ていたら、帝国ホテルの初代も、欧州の宮殿のような外観で、とても立派ですね。

(Wikipediaより)

 

写真をよーく見ると、建物の前方に池があり、写真左側には石垣があります。まったくテキトーな推測ですが、これって現・帝国ホテルの斜め向かい側の、日比谷公園内にある(旧)日比谷見附の遺構のような気がします。どういう方向で建物が配置されていたか分かりませんが、当時はまだ日比谷通りも晴海通りも、今みたいに広くなかったんでしょうね。それにしても、こんなにとうとうと水をたたえている立派な濠だったんだなぁ(江戸城、すげえな)と…建物とは関係ないところで興奮してしまいました(今は、日比谷公園の端っこに、雀の涙ていどにしか水が残っていないのも残念……)。

 

そしてこれは、『たてもの展』を開催していた場所……国立科学博物館の模型です。そう……この建物自体がとても魅力的なんですよね。ときどきドラマの撮影などでも利用されているようです。最近も、仮面ライダーか戦隊モノかなにかで使われていて、りょう太が「あぁ〜! これ かはく(科博)だぁ〜〜!」って、言っていました。

 

 

建物好きには有名な話なんでしょうけど、科博を上空から見ると、飛行機の形をしていたんです。いまは、敷地内に新しい建物が建てられて、少し形が変形してしまっていますけどね。この設計図の下が正面玄関で、右側にD51の機関車があり(特別展の入り口)、左側の翼の外側に、でっかいクジラの模型があります。

 

(旧)正面玄関を入ったところから上を見上げると、ドーム部分まで吹き抜けになっています。すごく贅沢な空間。しかもここには展示物がないので、たいていいつでも人が少ないんです。

 

3階だったかな……一番上の階からドーム部分を見上げた写真です。美しいです。

 

ちょうど1年前くらいのNHK『ブラタモリ』だったかで、国立科学博物館を訪れている番組を観ました(もしかすると再放送)。そのときに、科博の壁をよく見ると、アンモナイトなどの化石が埋まっているって言っていました。それで、りょう太と手分けして探したんですよ。

 

 

 

上のように、アンモナイトなどの断面を見つけられました。りょう太と2人で「こっちにあったよぉ〜!」と、けっこう大きな声を出して呼びあっていましたが……いま考えると、ほかの人に迷惑だったかもな(反省してませんけど)。

 

もちろん、展示用のアンモナイトの化石も近くの展示室で見られます。こういうところが、科博の素晴らしいところです。

 

なにげなく使われている意匠が、いちいちおしゃれに感じるのは、ぼくだけでしょうか。この時代だからなのか、すごく丁寧に作られているんですよね。職人さんたちの手で作られたものが、今でもこうして活かされているっていうのも、大げさに言えば感動モノです。

 

階段も、この曲線が美しいです。

 

 

階段を上って吹き抜け部分から展示室を覗くと、こういう感じなんです。ここはどこだろう? 昔の天体望遠鏡がドーン! と置いてあるんですけど……もう展示室に入る前から「うわぁ〜、あれはなんだろう〜!?」って、思わせるような演出が、しっかりと考えられているっていうのが分かります。

 

あの正面玄関の吹き抜けもそうだけど……科学に興味がなくても、昔の人は、玄関に入った瞬間から、ワクワクが止まらなかっただろうなぁって思います。

 

とはいえ、いまも子どもも大人も楽しめる場所です。いつでもホンモノを見せられるというのは、なんとなく良い教育をしている気がして、自己満足というか親満足に浸れます。

つくば植物園

一時期、国立科学博物館の年パスを持っていました。正確には「リピーターズ パス」です。常設展に関しては、1年間、何度でも見に行けるというもの。これが(今調べたら)年間1,500円です。

 

息子の りょう太が2-3歳の頃……妻の育休期間の後期ですね……この国立科学博物館へ、ママ友と一緒に週に何度か行っていたんです。恐竜やらロケットやら、男の子が好きそうな展示がたくさんあり、何度見に行っても りょう太は飽きなかったようです。

 

しかも、この建物の屋上が、広い! そしてベンチやテーブルがあって、過ごしやすいんです。弁当を食べたり、子どもたちを遊ばせたりと、近所の子連れのママたちが、たくさん集まっているスポットでした……。

 

でした……というのは、新コロで施設に入るのに、予約が必要になってしまいました。年パスを持っていても、フラッと立ち寄ることができなくなりました。

 

ま……それは良いとして、この国立科学博物館には、別の場所に植物園が2つあります。1つは都内…たしか白金あたりです。もう1つがつくば市の実験植物園。いずれも国立科学博物館の年パスが有効です。

 

年パスで入れるのに、しかもけっこうな頻度で行っているのに、つくばの植物園は一度も行ったことがありませんでした。そこで今回は、りょう太を含めて、家族で行くことにしました。

 

話が長くなるので端折りますが、車で植物園へ向かう途中、りょう太が「しょくぶつえん……いきたくない」と宣言し始めました。

 

「こいつ……また始まったな……」

 

しばらく妻が「せっかくだから、チラッとだけ見に行こうよ。入り口で、待っていてもいいしさ」となだめすかそうとしています。でもぼくは知っています。こいつは、一度言い始めたら、もう考えを変えることはない……と。

 

というとで、ぼくが植物園を見て回っている間に、りょう太と妻は、近くのショッピングセンターへ行くことになりました(ただこれも、後で聞いた話ではショッピングセンターへも行きたくないと言われ、りょう太だけ、近所にある妻の実家に帰ることにしたそう…)。

 

ということで、植物園へはぼくだけが見に行きました。まぁ、こういうところは、一人で見て回る方が、見たいものを見たいだけ見ていられるから、ぼくとしては好都合です。

 

☆☆☆

 

なにか大きな木に、紫色の実がきれになっているなぁと思ったら、ムラサキシキブでした。いつも誰かの庭先の花や実を見ていたので、こんなに大きく育つとは知りませんでした。ゆうに2~3mを超える高さでした。自然に育つと、こんなに大きくなるんだな。

 

これは、ヒロハテイショウソウと言うそう…。ぼくは、そのへんに咲いている雑草の名前は、あるていど知っているのですが、こうした花は知りません。なんでこれがキク科なの? って感じですけど…。

 

咲いている花の種類も少ないのですが、咲いていても、なんていう名前の花か、知らないものばかりです。ただ、これはアザミですよね。先ほどの……なんだっけ?……ヒロハテイショウソウもですが、どうしてこんな形になったのか、不思議すぎる花です。正式には「ハチジョウ アザミ」。八丈島にでも咲いていたんでしょうか…。

 

 

これまた不思議な形です……サラシナショウマ(キンポウゲ科)とのこと。

 

考えてみれば、不思議ではない形の花なんて無いです。よく考えたら、人間だって、複雑で見ようによってはヘンテコな形です。

 

あじさいって、こうしてドライフラワー化しているのをよく見かけます。ココで見たのは、とてもキレイに残っていました。なんだろう…あじさいって繊維が強いとか、ドライフラワー化しやすい性質でもあるのかな?

 

キクタニギク……って、名前がしつこい感じがしますね。別名はアワコガネギク……こちらは「泡黄金菊」なので、なんとなく「あぁ、そんな感じだね」といった名前ですね。

 

この日は、雨が降ったり止んだりです。降っても、小雨だったので、雨に濡れながら歩きました。

 

 

雨の日は、草木や花がしっとりとした感じなのがよいです。雨の日だからこそ……という表情が見られます。

 

これはマユミだったかな……

 

コケもいい色合いです。

 

☆☆☆

 

園内には温室が、何棟かありました。残念ながら……いまは「ラン展」が開催されていて、温室内がランばかり……。いちおう入ってみたものの、この展示を見に来た方が多くて……入った直後に出たくなりました。ただ、通路が一方通行だったので……。

 

いかにも「わたしは蘭ですよ。きれいでしょ?」というような花で……苦手なんですよね。ぼくは雑草みたいに地味な花が好きなので。

 

それでも、せっかくだからと、寄り寄りで撮ってみました。寄ってみると、キレイだなって思いました。

 

 

1つだけ、蘭展では無い温室がありました。そこには、「THE 温室」という感じの、南の島に生えていそうな草木が並んでいました。ここからは、名前を知っている草花は皆無です。基本、温室にあるのは外来種なので、普段は興味がないんです。

 

そのなかでも「ヤマラッキョウ」という、日本っぽい名前の花を見つけました。ヒガンバナ科とのこと。福島以南や朝鮮、中国、台湾に咲いているそうです。

 

☆☆☆

 

そのほか食虫植物が何種類も置いてあって、驚きました。いや、驚いたのは、置いてあったスペース(笑)。あまり人が通らない、温室の2階通路にまとめて置いてあったんです。

 

うちは夏休みに国立科学博物館で開催された特別展『植物 地球を支える仲間たち』を見に行きました。そのとき、食虫植物は、子どもたちに人気のコーナーでした。一つ一つがケースの中に大切に入っていて、手で触れない、小さい子にはケースが高くて見えづらいような場所に大切に展示されていました。

 

それが(笑)

 

こうもあっさりと見られるし、触れることもできるとは(もちろん触っちゃいけないのかもしれませんが……通路が狭いから、ウツボカズラみたいなのとかは、よけて通らないといけないくらいでした)。

 

 

同じく、特別展では「木の根っこって、こんなに大きいんだよ!」という感じで、きれいに展示されていたものも、温室の玄関の外の……目立たない脇っちょに、ゴロン‥と置いてあって……なんか久しぶりに再会できた喜びを感じました。

 

 

特別展では、原寸の模型が展示されていた「ショクダイオオコンニャク」は、実物が育てられていました。これは定期的に成長記録が、同園のWebサイトにアップされていますね。

 

 

ということで、つくばへはちょこちょこと行くので、また時間を見つけて、いろんな季節に行ってみようかと思います。

 

☆☆☆

 

いま調べたら、特別展『植物 地球を支える仲間たち』は、大阪でも、ちょうど今月から開催されるんですね。

 

ああやって、きれいに展示されていると、普段はそれほど興味を示さない子どもたちも、ぐぐっと興味を示します。おすすめです。

 

「うちの子、天才?」って思っちゃうのって、子育てあるある?

この前、小学校のオヤジさん主宰の、スポーツの集いのようなものがありました。

 

緊急事態宣言が解除されてから、今回が2度目。

 

中心になっているのは、元PTA会長で、スポーツ(全般)のインストラクターやコーチをしている方です。この方自体は、会の副会長だったかな…。まぁとにかく、誰に頼まれているわけでもなく、お父さんたちが主宰しているようです。



 

小学校1年生の息子・りょう太が、妻と一緒に、そのスポーツ大会みたいなのに参加してきました(ぼくは前回は参加しましたが、今回は仕事のため不参加)。

 

その日の夕方に、ぼくが自宅で仕事をしていると、りょう太と妻がドタバタと帰宅しました。

 

ぼく「どうだった?」

 

りょう太「あのねぇ…りょう太くんのおかげで、リレーで、みんな1番になったよ(笑)」

 

ぼく「なんじゃそりゃ? 活躍したってこと?」

 

りょう太「うん(笑)。あのねぇ、みんな2ねんせいだったのに、りょう太くんがいちばんだったの」

 

ぼく「え? ほかは2年生だったの? で、りょう太が1番だったの?」

 

りょう太「うん、そうだよぉ」

 

今回は、自治体のスポーツセンターのグラウンドで開催されていました。たしかグラウンドの1周は100m以上はあったはず……それで、2年生に勝つなんて、すごいな……。

 

そんな話をしていると、一旦帰宅して、すぐに買い物へ行った妻が帰って来ました。

 

つま「ねぇ、りょう太に今日の話を聞いた!?」

 

ぼく「うん、いま少し聞いたよ。すごい活躍したって」

 

つま「大活躍だったよ! ほかの親たちが、『あの子、ほんとうに1年生?』って、びっくりして言ってたよ」

 

妻の鼻息がフガフガして、大興奮です。

 

つま「リレーの前に、ドッジボールをしたんだけどさ。主宰のA先生が『おかあさん、りょう太くん、これから運動神経がものすごく開花するかもしれませんよ。身体の動かし方がすごく良いです』って言ってたんだよ」

 

ぼく「そうかそうか」

 

つま「で、その後にリレーで、りょう太は2年生と一緒に走ったんだよ。200mね。でも、半分まで走ったときには、りょう太がダントツで1番(笑)。親たちも『ぜんぜんスピードが落ちない!』って驚いてたけど、A先生も『今年のルーキー賞だなぁ』って言ってた」

 

ぼく「ふんふん……さすが りょう太」

 

つま「で、その後に、子どもたちだけで、もっと短い距離でリレーやったんだよ。りょう太は同じ2年生たちと走ったんだけど、そこでも1番で戻ってきて(笑)。大人たちが『この子、短距離もはえぇ〜!』って言ってたよ(笑)」

 

ぼく「りょう太、すごいじゃん。どうやって走ったの?」

 

りょう太「ふつうに はしっただけだよぉ〜(笑)」

 

その後も、妻は興奮して、その場の様子を何度も話してくれました。

 

ぼくはと言えば、「まぁそうだろうとは思っていたけど、やっぱり りょう太の運動神経は、並外れているかもな」と。

 

保育園とか小学校のグラウンドだと、直線を2-30m確保するのがやっとなんです。その距離だと、あまり他の子たちと差はありません。というか、小学校の(超縮小版)運動会では、女の子にも負けていました。

 

でも、りょう太は、走る時のフォームがキレイなんです。身体の軸がブレず、足がスッと前に伸びて一歩一歩、安定して着地→ジャンプと動かしていく。

 

これで、努力できる子だったらなぁ……。

 

惜しいなぁ……。

 

りょう太には、妻が水泳を教えたり、ぼくが一緒にサッカーしたり、自転車やキックボードの乗り方を教えたりしているのですが、なにせコツを掴むのが得意。

 

でも、妻が「りょう太さぁ、うみくんもやってるサッカークラブに入ったら?」と言っても「ぜ〜ったいいや!」と答えるし、「スイミングクラブはどう?」と言っても「りょう太くんねぇ、じゆうにおよぎたいんだよね」と言って、耳を貸しません。

 

とにかく、誰かと一緒に何かをしたり、(おそらく)誰かと比べられたりするのが、ストレスを感じるんだと思います。

 

あと……致命的な飽き性……

 

ぼくからすると、もったいないなぁ……と思うのですが、「なんでも それなりに上手だけど、どれも大成しない」というのは、思いっきり、親のぼくに似ているんです。

 

なにか「これだ!」とか「この先生だ!」というようなコトや出会いが、りょう太に訪れたらいいなぁと思います。

 

うちに限らず、子供は「何かの天才」だと思います。その「何か」を伸ばしてあげられるかは、本人の気分と努力が重要ですが、親としては、その「何か」を一緒に探してあげたり、環境を整えてあげたくなりますよね。

 

ただまぁ、みんなが何かに開眼して大成しなくてもいいんだから、りょう太もこのままでいいのかもな、とも思っています。

知ってる「流行語」の少なさに驚愕! もはや「流行語」って、成立しないのでは?

今年も『新語・流行語大賞』のノミネート30語が発表されて、「今年も、もうすぐ終わるんだなぁ」と感傷にひたってみたりしています。

 

 

ただ、40半ばのぼくだからなのか……そもそも「トレンドには乗っちゃいけない」と言い聞かせているからか……リモートワークで引きこもりになっているからなのか……、このノミネートされた30語で、自分が多用したワードや、「あぁ流行ったね」という言葉などが、ほとんどありませんでした。

 

ちなみに「ノミネート語30」は以下のとおり(50音順)です。ぼくが知っている言葉だけ、赤字にしてみました。


1.イカゲーム
2.うっせぇわ
3.ウマ娘
4.SDGs
5.NFT
6.エペジーーン
7.推し活
8.親ガチャ
9.カエル愛
10.ゴン攻め/ビッタビタ
11.ジェンダー平等
12.自宅療養
13.13歳、真夏の大冒険
14.ショータイム
15.人流
16.スギムライジング
17.Z世代
18.チキータ
19.チャタンヤラクーサンクー
20.ととのう
21.フェムテック
22.副反応
23.ピクトグラム
24.変異株
25.ぼったくり男爵

26.マリトッツォ
27.黙食/マスク会食
28.ヤングケアラー
29.リアル二刀流
30.路上飲み

 

あ……「聞いたことあるか?」と問われれば、まぁ、「聞いたことはあるね」というのは、半数近くになりますかね。ただ「副反応」とか「変異株」「自宅療養」や、「SDGs」「Z世代」のように、「使ったことがある言葉」は、ほとんどないなぁ…。

 

「イカゲーム」とか……本当に流行ってる? って感じだし(そもそもこれっってNetflixユーザーの限定語だしな……)。「親ガチャ」は……アメブロとかではバズワードになったのかもね……でもぼくは意味を知らないなぁ…(そんな、お前みたいなのが「親ガチャ」って言うんだよ……とか言われちゃうのかな? 逆に言われたら、意味を調べてただろうけど)。

 

 

「チャタンヤラクーサンクー」は、五輪ネタでしたね。いま調べて思い出しました。空手演武の演武名(?)ですよね。語感がおもしろいから、ツイッター界隈では流行ったのかもな。

 

「マリトッツォ」とかなんだよ? 「それおいしいの?」って思ったら、意外にもスイーツだったから、そういう使い方も正しいんだなぁ。

 

しかし、流行語大賞……年々、共感できなくなっている人が、多くなっている賞かもしれません。

 

これって歌謡曲が、昭和の時代では「“誰もが”歌ったことある曲」がたくさんあるけれど、平成・令和となるにつれて「紅白を観てで初めて聞いた」という曲を増えていくのと同種の現象だろうと思います。

 

もちろん、ぼくの「おっさん化」が増しているのが要因の1つなんでしょうけど、それにも増して、「趣味の細分化と多様化」が挙げられると思います。

 

情報の取得方法が、テレビ/新聞/雑誌だったのが、いまではネットが加わりましたからね。そのネットというのは、テレビなどの旧メディアとは比較にならないほど多種多様なメディア・コンテンツで溢れています。

 

その中で、国民が共有・共感できる「流行語」を決めるのって、難しいだろうなと……それこそオッサンみたいな感想を抱いてしまいました。

 

とりあえず『イカゲーム』の予告編だけでも観ておくか…