『りょう太のぼうけん』〜イクメンではない子育て〜 -8ページ目
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小1息子が浅草神社の稲刈りツアーへ参加

春の田植えの季節に、都心で田植えを体験しました。このあたりの神社では、敷地内に四角い大きな植木鉢を置いて、そこに稲を植えるんです。その田植えに参加する子どもを、浅草神社で募集していたので、応募しました(と言っても…応募したのは あっかー=妻ですけどね)。
 
10月の某日に、そろそろ稲刈りを募集しないのかな? と、妻が浅草神社のTwitterだかを確認したら…なんと、既に締め切ったとのこと(募集しなかったのかも…)。
 
あっかー「えぇ! なんで知らせてくれないの! 田植えしたんだから、稲刈りしたいじゃんね!」と騒ぎだしました。
 
ぼく「あぁ…確かにね…でもコロナだから、身内というか氏子の子どもたちとかで稲刈りすることにしたんじゃない?」
 
りょう太(息子)「…………(無視)」
 
あっかー「あぁ! でも、浅草神社で稲刈りツアーをやるってよ!! 10月某日(週末)だから、行ってみない?」
 
ぼく「ほぉ、それは面白そう。無料なの?」
 
我が家は無料イベントが大好きなんです。特に あっかーが提案するくらいだから、無料だろうと予測したわけです。
 
あっかー「無料ではないな。埼玉県の深谷市っていうとこまで、バスで行くってさ。で、稲刈りして、お昼食べて、帰りにスーパー銭湯へ寄って帰ってくるって。それで1人2000円だから、良くない? しかも、後で稲刈りした新米を1人1kgくれるらしいよ」
 
ぼく「お…いいかもね。深谷って言ったら、渋沢栄一の生まれたところだしね」
 
あっかー「渋沢栄一ってだれw?」
 
りょう太「えいいちだよ。『せいてんをつけ(晴天を突け』の…」
 
あっかー「あぁ、大河ドラマのね。へぇ、じゃあ近いのかもね」
 
ということで、とにかく行くことに決定しました。

☆☆☆

 
当日は、自転車で浅草神社まで行き、そこからは神社が借りたマイクロバスに乗って、深谷へ向かいました。
 
↑ りょう太などが、田植えした稲が、大きく育っていました
 
バスの中では、まず宮司さんから挨拶と、簡単なスケジュールの説明がありました。単なるバスツアー気分で来ているのが、ちょっとだけ申し訳ない気分だったのですが、宮司さん初め、神社の関係者の方々はとてもフランクな感じです。
 
そして、宮司さんの話が終わると、マイクロバスのテレビには、なぜか『おおかみこどもの雨と雪』が始まりました。
 
いいちょいすだな…観ようと思いつつ、まだ見たことのなかった細田作品です。

☆☆☆

  
その映画が終わらないうち……出発から1時間半ほどで、深谷市に到着。現地集合の地元の方も混じえて、既に稲刈りの終わった田んぼの中で、神主さんによる祭事が始まりました。祝詞とかあげてね……宮司さんが解説してくれたのですが、すいません…詳細は覚えていません。
 
まぁ「今年も豊作で、ありがとうございます」と言ったことを、いくつかの神様にお礼したのだと思います。
 
 
 
それから皆んな、鎌を持って、浅草神社の(借りているのか、契約しているのかの)田んぼへ入って、端っこの方から稲刈りを始めました。
 
まっさきに りょう太が飛び込んでいき、説明されたとおりに勢いよく刈っていきます。ぼくは、りょう太が刈っていく稲を受け取り、あぜに並べていくことにしました。これで りょう太は、かがみっぱなしで稲をサクッと刈ったら、後ろ手に ぼくへ渡して、またサクッと刈ったら ぼくに渡すということを、機械のように続けていきました。
 
 
 
こいつ、やっぱり集中力が半端ないな。
 
若い巫女さんが りょう太に話しかけますが、りょう太は黙々と刈る! ひたすら刈ります。
 
りょう太に近づき「巫女さんが話しかけているんだから、ちゃんと返事しなよ」と耳打ちしました。「うん…でも いそがしいんだよぅ」と…。
 
うんうん 分かってるよ。りょう太くんが、若い女性に話しかけられると、照れちゃうのはね…知ってる知ってる。でもさ、返事くらいしようよ。
 
小一時間ほど、みんなで田んぼの端っこの稲を刈ってからは、どどどどどぉ〜っとコンバインの登場です。
 
畦道から、がががががぁ〜っとキャタピラ(履帯)の音もけたたましく、大きなコンバインが田んぼに入ってくると、子どもたちは大盛り上がり。
 
「すげぇ〜」とか「なにがはじまるの?」という雰囲気が広がります。
 
りょう太も、同じようにコンバインの動きに、釘付けになっています。
 
ぶるん…ぶるん…とエンジンを震わせながら、巨大なコンバインが目の前に停まると、りょう太はぼくの腕を引きながら「りょう太くん…あれのりたい…」と、ボソッと静かに主張しました。
 
「だいじょうぶ。待ってれば、みんな乗れるって言ってたから。ちょっと離れて待ってよう」
 
そう話しているうちに、神社の関係者が「は〜い、乗ってみたい人はいるかなぁ〜?」と、子どもたちに声をかけました。
 
それから、1人1周のコンバインの試乗会が始まりました。あまり元気に手をあげたりする子どもはおらず、りょう太と同じように、みんな「乗りたい!」と言う気持ちを声に出すことなく、でもみんながコンバインに ジリジリと近づいて行きます。
 
その中から順番に子どもがコンバインに担ぎ上げられて、運転席に座りました。ハンドル(バー)は、稲を育ててくれた農家の方が操ります。子どもたちは、左手のアクセルバーを前後に倒していたようです。
 
無事に りょう太の番が回ってきました。さっそうと乗り込むと、緊張と興奮が入り混じった良い表情です。農家のおじいちゃんの指示に従ってアクセルバーを倒して、前進!
 
一周して戻ってくると、コンバインからジャンプして飛び降り、喜んでいる様子でした。
 
 
 
 

☆☆☆


稲刈りが終わった後は、またマイクバスで移動して、血洗島の渋沢栄一博物館へ向かいました。ここでは、現地の方が「煮ぼうとう」と、地元の新米で作ったオニギリを用意してくれていました。
 
太い麺の「ほうとう」の、深谷版です。濃いキャラの「煮ぼうとう保存会」の会長が、食事前に「煮ぼうとうとは何か?」とか「どれだけ美味しいか?」を、力説してくれました。
 
食事前は、神式の「いただきます」の詩を、みんなで読みました。へぇ…こんな「いただきます」初めて知ったなぁ。
 
煮ぼうとうは、むちゃくちゃ美味しかったです。どう美味しかったかは、書くのが難しいので割愛しますが、ぼくは3杯、お腹いっぱいで動けなくなるほど食べました。ほんと、うまかった。

☆☆☆

  
ランチの後は、少し博物館を見て周り、またマイクバスに乗り込みます。次の目的地は、スーパー銭湯です。
 
なんだか、このスーパー銭湯が、すごく良い場所でした。いま調べてみると「熊谷天然温泉 花湯スパリゾート」だったと思います。敷地内はお風呂エリアも食事&休憩スペースも和テイストで統一されていて、ゆったりとした気分で過ごせました。
 
ぼくは りょう太と2人で風呂を満喫。ぼくらは、家のお風呂は好きでも嫌いでもないのですが、銭湯とか温泉などは大好きで、入ると30分以上は湯に入ったり出たり、サウナに入ったりして、ゆっくりと過ごします。
 
最初、神社の方に「ここでは1時間半くらい居ましょうか?」と言われた時は、「え? そんなに居られるんだ」と思いましたが、終わってみれば、あっという間に集合時間になってしまいました。
 
その間、あっかーは お風呂を出てから、マッサージを堪能したようで、同じく満喫した様子でした。
 
ということで、全行程が終了。
 
あとはマイクバスで帰宅するだけだったのですが、帰りは渋滞でした。
 
『おおかみこどもの雨と雪』はとっくに終わり、次は『未来のミライ』……って、また細田作品じゃんw
 
こちらは数カ月前に、りょう太と2人で見たばかり。ぼくは一時間くらい寝てしまいました。
 
そんなこんなで、すっかり暗くなった19時半頃に、浅草神社へ帰社(って言うのか?)。まるまる1日、ツアーを満喫できました。
 
刈った新米は、新嘗祭(にいなめさい。勤労感謝の日)あたりに、届くとのこと。今から楽しみで仕方ないです。
 
 
浅草神社…氏子ではないのですが、近所ということもあって、毎年正月には神前で御祈祷してもらっています。また、結婚式を挙げたのも、りょう太が生まれたときに なんかしたのも、七五三もここでした(なんていう儀式かは忘れました)。
 
観光というと、隣の浅草寺が有名ですが、浅草神社へもぜひ寄ってもらいたいものです。東京では有名な、三社祭の神輿も、敷地内の神輿庫にありますしね。

ぎょえっ! まさか、いきなり不登校になるの!?

ギョエッ! いきなり不登校?

 

息子の りょう太は今年の4月に小学校に入学したばかりです。そんな りょう太は、入学そうそうの4月か5月頃、学校へ行きたがらなくなりました。

 

「きょうは おなかがいたいから やすみたい」

 

そう言うようになったのです。

 

「そうかぁじゃあとりあえず朝だけ学校へ行ってみようよ。いい?」

 

「うん

 

学校への道すがら、りょう太はとぼとぼとうつむき加減に歩きました。小さな体全体で「行きたくない」オーラを発散しています。

 

それでも、なんとか校門に到着。

 

「よし! じゃあ、行ってこい!」と別れようとすると

 

「いきたくない

 

そうポツリと、りょう太は言いました。

 

「うぅんでも、熱もないし、とりあえず教室まで行ってみなよ。おっとー(ぼく)も仕事に行かなきゃだからさ」

 

この言い方なんだか親のエゴが全面に出されて、正解では無い気がするんだけどでもこれがぼくの正直な気持ちです。「お願いだから、教室まで行ってくれぇ〜」ってね。

 

それでもりょう太は

 

「いきたくないよぅ……」と、頑なに拒みます。もう一歩たりとも学校へは近づかないそういう雰囲気です。

 

「ねぇお願いだから行こうよ先生も待ってるじゃん」

 

ぼくは地面に片膝をつけて、目線を りょう太に合わせて、やや苛立ちながらそう言いました。

 

どうすりゃいいんだ? なんて声をかければ、りょう太は校門をくぐって学校に入ってくれるんだ? もう親のこちらが泣きたくなります。

 

「ね? お願い。学校へ行って」

 

りょう太に語りかけると、彼の目から大粒の涙が、ポロリと落ちました。一粒落ちると、また一粒追いかけるように後から後からポロリポロリと涙が溢れてきます。

 

そうこうしているうちに、校門の前で子どもたちを出迎えていた先生たちが、一人二人と集まってきました。

 

やさしそうな女性の教師が「どうしたの? 先生と教室へ行こう」と話しかけてくれました。それでもりょう太は声を出さずに泣いていました。

 

結局、ほかの先生が、半ば引きずるように りょう太を連れて行きました。

 

ぼくは「ありがとうございます。りょう太がんばれよ」と声をかけるのが精一杯でした。「がんばってくれすぐ楽しくなるはずだから」と心の中でつぶやきました。

 

「がんばれ」かぁ。なんて便利で……陳腐な言葉なんだろう……。本当は、どんな言葉で りょう太を、励ませばいいんだろう。

 

◇◇◇

 

保育園の年少や年中の頃を思い出します。保育園へは、ぼくが送っていく役目だったのですが、しょっちゅう、保育園の門や玄関の前で「行きたくないよぅ〜()」って、その頃は大声を出して泣いていたんですよね。そうやって泣かれると、つらくてつらくて

 

「りょう太くんパパ、お預かりしますから、どうぞ行ってください!」

 

そう保育士さんが、りょう太を抱き上げながら言ってくれていたことに、本当に感謝しかないです。それでも、泣かれるのは本当につらくてそういう日の午前中は、仕事に手がつきませんでした。

 

◇◇◇

 

小学校へ行きたくないとゴネまくっていた、その日、仕事が終わって帰宅すると、ごっきげんな りょう太が出迎えてくれました。

 

「ずいぶん元気じゃねえかよ()」と、あっかー()に話しかけました。あっかーには既に朝の様子を、LINEで報告していました。

 

「朝だけなんだよねぇ。友だちに会うと、楽しくやってるらしいんだよね」

 

りょう太が学校前で足を止めたのは、その日だけではありませんでした。あっかーと一緒に登校する時も、前にも後にも、何度か同じように「行きたくない」と言い出していたんです。

 

「学校、嫌い?」と、りょう太に聞くと

 

「嫌いじゃないよぅ〜()」と言います。

 

「先生が嫌いなの?」と聞くと

 

「怖いけど、嫌いじゃないよぅ〜()」と、おどけながら答えます。

 

じゃあ、なんなんだろうなぁ

 

◇◇◇

 

6月頃には、問題なく登校するようになりました。

 

でも、そんなある日の昼頃に……自宅で仕事しているぼくのスマホに着信がありました。

 

電話に出ると、保健の先生だと言います。りょう太が、お腹が痛くて、保健室に来ているとのこと。「迎えに来られますか?」と。

 

「え?お腹が痛いんですか?」

 

「ええ昨日もお腹が痛いと、保健室に来ていて。できれば迎えに来てほしいのですが」

 

(マジかよ。どうしよう。仕事できないじゃん)

 

「先ほど、お母さんにお電話したのですが、会議中なので、すぐには迎えに来られないとのことで」

 

(そうなのか。じゃあ迎えに行くしか仕方がないよな。でも、仕事はどうすりゃいいんだ?)

 

そんなふうに思いながらも、迎えに来いと言うんだから、行くしかないよなと思い

 

「わかりました。すぐ行きます」と答えて、電話を切りました。

 

学校へ着いて、校門前で待っていると、保健室のかわいい先生に連れられて、りょう太が現れました。

 

(おい! お腹なんて、痛そうじゃねえじゃねえかよw)

 

少し先生と話して、今までの様子を聞き、それから りょう太と2人で校門を離れました。

 

少し歩くと、りょう太が

 

「ふぅ〜」

 

ため息をつきました。

 

「ふぅ〜、じゃねえよw ふぅ〜、なのは おっとーだからねりょう太、本当にお腹痛いのか?」

 

「おなか いたいよぅ。ほんとうだよぅw

 

「本当かよ嘘っぽいぞw

 

「ほんとうだよぅw

 

「まぁいいや。帰ってもいいけど、おっとーは仕事するから、りょう太は寝てろよ! 邪魔したら、また学校へ連れて行くからな!」

 

「ええ〜、でも いっかいかえったら、もう がっこうへは いけないんじゃない?」

 

「知るか! おっとーが先生にお願いするから、大丈夫だよ!」

 

帰宅してからは「絶対に邪魔するなよ。ベッドで寝てろ!」

 

「りょう太くんねねむくないよ」

 

「知るか! 眠くなくても横になって静かにしてろ。できないなら、学校へ戻れ! あぁそうだ、眠れないなら、ベッドに(チャレンジのタブレットの)コラショを持って行って、それをやってな」

 

「はぁ〜〜い」

 

それから りょう太は、進研ゼミ 小学講座のチャレンジタッチをやり始めたようで、そこから出てくる音以外は聞こえませんでした。まぁ学校へ行かなくても、勉強なんて、どこでもできるもんです。

 

そして…1時間が経った頃寝室から、りょう太の大きな声が聞こえてきました。

 

「なおったぁ〜!!! おなかが いたいの なおったぁ〜!!!」

 

そして数秒後に、廊下をドタバタと音を立てながら、リビングに駆けてきました。

 

「おっとぉ〜、りょう太くんね、おなかがいたいのが なおった()

 

ぼくは仕事しながら「おぉ良かったな邪魔したら、学校へ連れて行くからな」と、顔も向けずにいいました。

 

「おなか すいちゃったぁ」

 

(クソっ……こりゃもう無理だな)

 

「おーけー。じゃあ さっき買っといた弁当なら食べていいよ」

 

もう仕事続けるのは諦めました。ぼくだって、仕事なんか、したくないしね。それで りょう太と弁当を食べて、その後は外で1時間ほど近所でサッカーをしました。

 

ダメダメだなぁ。

 

◇◇◇

 

夕方になって、あっかーも帰ってきて、食後に3人で話をしました。

 

ぼく「りょう太よなんで保健室へ行ったの?」

 

りょう太「おなかが いたくなったんだよう」

 

ぼく「そうか。昨日もお腹が痛くなったんだよね?」

 

りょう太「うんw!! そうだよぉ〜うw!!」

 

ぼく「そんなにみんな 保健室へ行くものなの? お友だちも、よく行くの?」

 

りょう太「ううん、いかないよりょう太くんだけw

 

ぼく「そうなんだ。なんで? やっぱり、保健の先生がかわいいから?」

 

りょう太「ちがうよ!!」

 

ぼく「いや、そうなんじゃないか?」

 

りょう太「ちがう!!」

 

その後に、りょう太と2人きりになった時に、また同じことをしつこく聞きました。

 

ぼく「ねえ学校嫌いなの?」

 

りょう太「きらいじゃないよ」

 

ぼく「じゃあ、怒られたりするの?」

 

りょう太「ううんりょう太くんはおこられないよ。でもぉ〜、りょう太くんねほかのひとがおこられるのがいやなんだよ。◯◯くんとかさ、おこられるんだよそれが いやだよ」

 

そうかそうかそういうことか。それでお腹が痛いっていってもしかすると本当に痛くなって保健室へ行っちゃうのかもな。

 

あと、その後もたびたび保健室へ行っているのですがどうやら りょう太は、宿題やノートなどを忘れた時にも、保健室へ逃げるようですw

 

不登校になりそうな気配がプンプンしますね()。まぁでも、親に似て、そういう色んなプレッシャーやストレスに弱いんだろうな。

 

そういうことに耐えるために学校へ通わせているという側面も、義務教育にはあると思っています。

 

でもまぁ、ぼちぼち耐えられるようになってくれればいいかなぁ。そういうのって急には直らないものだろうし特に「誰かが怒られているのが嫌」っていうのは、悪いこととは言えませんしね。

 

あわてず、あせらず、慣れていって欲しいです。

 

とはいえ仕事に支障をきたすのは困ります。

 

ぼく「りょう太よ。保健室には行ってもいいけど、おっとーは、もう2度と迎えに行かないからな」

 

りょう太「えぇ〜、でも、せんせいに むかえにきてください、っていわれたら くるでしょ?」

 

ぼく「いいや、おっとーは もう行かないって決めた。先生から電話がかかってきたら、すいません! 行けません! って、断るから」

 

りょう太「ええ〜。でも ねつがでたら かえってください、っていわれちゃうよぅ」

 

ぼく「あぁそうだな。熱が37.5度とかになったら、迎えに行くよ。でも、それ以外では行かない」

 

そう宣言しておきました。

 

それからも ちょくちょく保健室へ行っているようです。まぁ、保健室へ行きたいなら行けばいいさ。ときどき逃げるっていうのも、大事なことさ。

りょう太……はじめての遠足へ行く

先週、小学校の遠足がありました。りょう太が小学生になって初めてのバス遠足。

 

前日からうきうきと楽しみにしている様子が分かりやすい(笑

 

その前日は、あっかー(妻)が仕事で、帰りが遅くなりました。遅くなるのは、あらかじめ分かっていたので、ぼくが夕方に りょう太を子どもクラブ(学童)へ迎えにいきました。

 

子どもクラブで会った瞬間に「あしたは遠足だからね」と、りょう太に言われました。

 

知ってはいましたが、すっかり忘れていました。こういうところが、あっかーに「でたよ! 普通、(親なら)忘れないでしょ!」と飽きられるポイントです。普段は頭の中に、子育ての意識がないため、「遠足がある」ってことは知っていても、それがいつなのか、どこへ行くのか、全く把握していません。

 

ともかく2人で家へ帰りつつ、りょう太は「きょうは はやく ねるのが しゅくだいだから、はやく ねなきゃ」と言っていました。いつもは、なかなか寝ようとしない りょう太が、珍しく早く眠る気であることに驚きました。翌日に楽しみがあれば、ちゃんと寝ようとするんだなぁと。

 

翌日が遠足ということで、宿題は無し。帰宅後に、「おなか すいてる?」と聞くと、「ぜんっぜん! すいてない!」とのこと。ぼくは仕事が少し残ってしまっていたので、「じゃあ、(進研ゼミ チャレンジタッチの)コラショをやんなよ。おっとー(ぼく)も少し仕事するから。一緒にやろう」と誘い、テーブルに座って、ぼくはパソコンを、りょう太 はチャレンジのタブレットを開きました。

 

1時間ほど、2人でもくもくとそれぞれの課題に取り組みました。

 

りょう太が「コラショ、きょうの もくひょうは おわったよ!」と宣言。今月の課題は、あと一回やれば終わるらしい。

 

「おし! じゃあこのへんにして、ご飯でも食べるか!」と言って、ぼくは妻が用意しておいてくれた夕飯を温め、2人で食事しました。

 

「きょうは りょう太がコラショを頑張ったから、なんか映画でも見ながら食べようか?」と言って、Amazonプライムを開きます。プライム会員が無料で見られるコンテンツから、りょう太が食いついた『ブラックジャック』を見ることにしました。手塚治虫の名作を、リメイクしたものです。

 

こういうときに、ぼくは りょう太だけが楽しめるものを選びません。ちゃんと ぼくも楽しめるコンテンツを りょう太に選ばせます。選びながら「これなんて おっとー 好きそうなんじゃない?」→「いや、つまんなさそう……」とか言いながら、りょう太は ぼくの好みも探ってくれます。

 

食事しながら『ブラックジャック』を2話分見て、お風呂に入りました。

 

「明日(の遠足)は、どこに行くの?」

 

「テッパクだよ」

 

「鉄道博物館か、遠くのほうかな?」

 

比較的に近場に、東武鉄道の博物館もあり、そこへは何度か行ったことがあります。一方のJR東日本の鉄道博物館(テッパク)は、少し遠いので、まだ1度しか行ったことがないんです。

 

「さいたまのほうだっていってた」

 

「へぇ〜、そっちのは一回しか行ったことがないから良かったじゃん。楽しみだね」

 

「うん…たのしみぃ…えへへ」

 

お風呂から上がると、もう20時を過ぎていました。本当に、りょう太は早く寝られるかなぁ…と思っていたら、お風呂から上がるなり体をタオルで拭き、さっさと着替えて歯を磨き始めました。

 

これ、りょう太については、本当にありえない行動なんです。

 

いつもは、お風呂から上がると、30分くらいは素っ裸のままで、畳の上にタオルを敷いて…「からだを ひやしているんだよぉ〜(もんく あっか?)」と言って、テレビを見ながら寝転がっています。いつもなら着替えても、歯をなかなか磨きません。その都度、あっかーやぼくが「おい! はやく体を拭いて、服を着なさい!」とか「はやく、歯を磨く!」などと、何度も叱って、いやいや動き出すといった感じなのです。

 

それが、サッサと服を着て、歯を磨き始める。あげくには「ねるよぉ〜。はやくねるのが しゅくだいだから、はやく しないと」と言って、ぼくもベッドへ行くように催促します(うちはまだ、息子を1人で寝かせることがマレです)。

 

一緒にベッドへ行くと、「はやくねたいから、ラジオで『メガネびいき』を聞かせて!」と言います。あっかーが好きなラジオ番組の『おぎやはぎのメガネびいき』です。最近は、あっかーと2人で寝るときに、いつもこれを聴いているとのこと。

 

「りょう太くんね…『メガネびいき』をきくと すぐねむれるんだよぉ」

 

そうか…じゃあ本当に眠れるのか、試してみるか…ということでRadikoで最新のを聞いてみました。ちょうど、おぎさんの娘の受験について話しているようでした……と、気がつくと、りょう太から「す〜……す〜……す〜……」と寝息が。

 

すげえな! ほんとに眠ったよ!

 

☆☆☆

 

夜中に、あっかーが帰ってきました。

 

「ありがとう。りょう太は すぐに寝た?」

 

「うん、『メガネびいき』を聞かせたら、そっこうで寝たよ(笑」

 

「そっか(笑。さいきん聞かせながら寝てるから(笑」

 

そういって、あっかーは風呂に入ったり、録画していたバラエティ番組を見たり、遠足の弁当の仕込みをしたりしていました。

 

☆☆☆

 

朝……6時半くらいに、ぼくは目覚めました。なにやら寝室で、がさごそがさごそしている音が聞こえています。

 

「お〜い…いま何時だよぉ…うるさいなぁ…」と言うと…

 

「もう6時半だよ。きょうは はやく しゅうごうだから」と、りょう太が言います。

 

「おっとーは、いつもどおりでいいんだよ。もうちょい寝かせてよ」

 

そう言うと、りょう太はリビングへ引き返していきました。ただ、ぼくが2度寝した直後のタイミングで、今度は「朝だよぉ〜! 起きてぇ〜!」と、今度はチャレンジ付録の目覚まし時計が鳴り始めました。

 

「ちっ…うっせえなぁ」と思いつつも、7時なので渋々ベッドから這い出しました。

 

リビングへ行くと、りょう太が「あさごはん まぁ〜だぁ〜!?」と大声を出しています。

 

いつもは、起きても遊んでいたり、ぼ〜っとテレビを見つめているのに……。今朝はすでに覚醒している様子です。

 

朝食と弁当を作っている あっかーに「おはよう」と声を掛けると…。

 

「おはよう。りょう太に せかされちゃってるよ(笑」と、あっかーは苦笑い。

 

いつもは起きてからもだらだらしているのに、朝食の用意ができたとたんにパクパクと食べ始め、すぐに小学校の制服に着替えて、自分から歯を磨き……「いくよぉ〜」と。

 

あっかーの準備ができていないようなので「きょうは(りょう太を)ぼくが送っていくよ」と声をかけて、りょう太と2人で小学校へ行きました。

 

とにかく、なにをするのも早い!

 

本当に好きなことがあれば、テキパキと学校へ行けるんだなぁと。

 

この力を上手に使って、なにかに導いてあげられないかな…と考える おっとーなのでした。

最近、なぞなぞ好きになった小1の息子

りょう太「ねぇねぇ…ほいくえんじでも わかるナゾナゾをするね」


ぼく「いいよ」


りょう太「アルミかんのしたにある くだものってなに?」


ほく「わからん…」


(ドヤ顔の)りょう太「え? ほんとに わからない?」


ぼく「ぜんぜん わからない」


(さらにドヤ顔の)りょう太「みかん…(ドヤっ)」


ぼく「そかそかw ぜんっぜん、わかんなかったw」


りょう太「じゃあ、おやすみなさい!」



息子が先生から「忘れもの王」の称号をもらった日

1カ月ほど前に、あっかー(妻)と りょう太の忘れ物の多さについて話をしました。りょう太の忘れ物が多いため、担任の先生から「忘れもの王」と呼ばれたという話です。

 

ぼく「え? 先生って、そんなこと言うんだ(笑)」

 

つま「りょう太、そう言われたんだよね?」

 

りょう太「うん、忘れものがおおいから、忘れもの王だ! って言われたよぉ〜(笑)」

 

ぼく「そうかぁ〜、言われちゃったか。まぁ親が親だから、しょうがないよねぇ(笑)」

 

つま「そういうところも、おっとーのがしっかり遺伝しちゃってるね(笑)」

 

ということで、何をそんなに忘れているのかを聞いたところ、一番多いのが「検温カード」とのこと。例の感染症が流行っているので、毎朝、家で検温をして小さな用紙に体温を書いて、それをクラスで集めるのだそうです。

 

これ、検温自体を忘れているわけではなく、検温して体温を書くまでは毎朝やってるんです。問題は、体温を書いた検温カードを、持って行き忘れるんです。

 

うちの場合は、検温カードへの体温の記載は、りょう太に任せています。その検温カードとは別に、学童(子どもクラブ)へ提出するための検温表にも毎朝、体温を記載します。こちらは、まだ小さな文字を書くのが苦手な りょう太に代わって、あっかーもしくは ぼくが記載しています。

 

さらに、小学校の玄関でも、自動で表面体温を測る機器が導入されています。

 

☆☆☆

 

そこでぼくは りょう太に、「検温カードを絶対に忘れない方法を教えてあげようじゃないか」と言いました。

 

「どうするの?」と、りょう太は興味がなさそうに返事をしました。

 

「あのさぁ、りょう太は毎朝ちゃんと検温しているでしょ?」

 

「うん。してるよ」

 

「だからさ、ランドセルの中に、何も書いていない検温カードを入れておけばいいんだよ。学校に着いたときに『あっ、検温カード忘れた!』って気が付いたら、その何も書いていない検温カードに、朝測った体温を書き込んで先生に渡せばいいじゃん」

 

「えええ〜…それはダメだよぉ〜」

 

「なんで?」

 

「だって、ズルだもん。ズルはダメだよ」

 

「ズルじゃないよ。体温は測ってるんだし。それに学校の玄関でも測ってるんでしょ?」

 

「そうだけどぉ〜…それはやっぱりダメだよ」

 

ぼくの感覚だと、ズルではないんだけどなぁ…まぁズルって言えばズルだけど、この場合に重要なのは「検温して37.4度以下だった」ということですよね。そこのところでズルしていなければ、検温カードを書いて持っていくかはどうかは、枝葉末節なことではないかと。

 

まぁでも、その会話を横で聞いていた あっかーが…

 

「いいよもう。りょう太がズルだからダメって言ってるんだから」

 

ということで、検温カードの件は、立ち消えとなりました。

 

それでも、以来、検温カードを忘れまくっているという話は聞かないので、もしかすると 本人または あっかーが、以前よりも気をつけているのかもしれません。

 

まぁ、気をつけて忘れものが減るのなら、それに越したことはありません。

 

ただ……検温カード以外の、宿題などは忘れるんですよね。忘れるというか……持っていっているのに、ランドセルの中から見つけ出せなかったり、なぜか皆が提出しているタイミングに提出できずに、そのまま提出せずに帰ってきてしまったり……。

 

いやぁ……本当に遺伝って怖いですね。

 

時々、りょう太には「あぁ〜、それ おっとー(ぼく)の遺伝だわ。かわいそうに(笑)…ごめんねぇ〜(笑)」と、言っています。まぁ、元祖「忘れもの王」のぼくが、無事に生きていられるのだから(多分に、妻のおかげではありますが…)、困ることは多いけど、りょう太も、なんとかやっていくことでしょう。

Rakutenモバイルで小1男子にスマホを持たせるという選択

できるだけ子育てを頑張らない、お金をかけたくない、ということで小学校1年生にスマホを持たせるなんて論外! とは思うのですが、週末に息子だけで児童館へ行かせた時などには、連絡方法がないと不安になることもあります。万が一ということがないわけではないのでね。

 

ということで、週末限定でスマートフォンを持たせています。

 

生まれたときから両親がスマートフォンを使っているし、できるだけ使わせないようにしていても、息子の りょう太 も時には親のスマートフォンを使います。例えばLINEを使って、親戚とメッセージのやり取りをしたり、LINE通話で祖父母や曾祖母などと話をしたりします。

 

※やり取りと言っても、りょう太は音声でメッセージを送り、相手は ひらがな で返信してくるという感じです。

 

☆☆☆

 

児童館で遊んでいて帰りたくなったとき、児童館の近くの公園へ移動するときには、持たせたスマートフォンで、連絡するように言い聞かせています。

 

りょう太の場合は、ありがたいことにまだ親の言いつけをしっかりと守ってくれます。そのため、上記の行動の際には、必ずLINE通話などを使って「こうえんへ行ってもいい?(行ってくるよ!)」とか「そろそろ かえりたい」などと、LINE通話やLINEの音声録音で連絡してくれます。

 

あまり過保護に育てたいとは思いませんが、それでも不審者が居たという情報が、たびたび入ってくるので心配になります。いまは特に暗くなるのが早いですからね。また実際に、息子がよく行く公園では、昔、子どもが連れ去られて殺害されるという事件が起こったことがあるんです。それを想像すると、無防備で遊ばせるのも心配なんですよね。

 

☆☆☆

 

持たせているのは、Rakutenモバイルのスマートフォンです。

 

 

 

 

 

なぜRakutenモバイルかと言えば、月額の使用データ量が1GBまでだと、無料で使えるからです。週末に子どもとの連絡に使うだけであれば、1GBもあれば十分です。(平日は、外出先でモバイルルーターのように活用しています)

 

それに、用意されている格安の端末であれば、端末代も実質1円です。たった1円。(現在、実質1円で使い始められるのは「シャープ「AQUOS sense4 lite」と、OPPOの「A73」)

 

「実質」というのは、使用開始時にいくつかの簡単な条件を満たせば(内容は忘れましたが、本当に簡単でした)、端末代相当の楽天ポイントが戻ってくるからです。

 

この楽天ポイントは、(QRコード決済の)楽天ペイで使えます。楽天ペイは、PayPayなどと同様に、コンビニほかの多彩な店で使えるので、ほとんど現金が戻ってくるのと同じです。

 

つまり、Rakutenモバイルのスマートフォンであれば、ほぼ無料(実質1円)で、息子に持たせられるということです。

 

☆☆☆

 

スマートフォンもですが、我が家では、息子を1人で遊ばせる際に、ほかに持たせているものがあります。

 

Apple Tag です。その話は、また別の機会に…。

周りに流されなければ、子育てはラクになる(インフルワクチン接種編)

昨日、「インフルワクチン予約困難 悲鳴」というタイトルのニュースが流れていて……あぁ、はじまったなぁ……って思いました。

 

なにがかといえば、「インフル接種まつり」です。

 

「新型コロナワクチンの予約が困難!」、「渋谷の集団接種会場で大行列!」などのニュースで、テレビや新聞などの各種メディアは、視聴率やページビューを稼いで、おいしい思いをしたことでしょう。

 

そして、新型コロナのワクチン接種が落ち着いたので、次なるおいしいネタとしてインフルエンザのワクチン接種を騒ぎ立てようとしているのでは…ないか? という仮説を立てました。

 

「大流行の恐れで“インフルワクチン”予約難航」とかね…。

 

☆☆☆

 

夕飯後に家族でのんびりしていると、あっかーが「インフルのワクチン接種、なんだか予約が取れないみたいよ」と話しかけてきました。来たなw

 

「なんかニュースで流れてたね…。ほんとかね?」

 

妻が手元のスマートフォンを操り、かかりつけの小児科クリニックの予約サイトを見て回っているようでした。

 

「ほんとだ…どこも予約を受け付けなくなってるよ……どうしよ」

 

「そうなんだ。じゃあまぁ仕方ないよね。また接種できるようになったら、接種すればいいんじゃない?」

 

「う〜ん…そうだけどさぁ」

 

もう、そういうのはジタバタしてもしょうがないからね。予約が取れないのなら、接種できないのなら、それはもう接種できないのだから。

 

「インフルのワクチンもさ、新型コロナのワクチンと一緒じゃん」

 

「なにが一緒なの?」

 

「自分が接種しなくても、周りがたくさん接種してくれれば、自分も罹りにくくなるってのが一緒でしょ?」

 

「ううん……まぁそうだけどさ」

 

「しかも、インフルの場合は罹っても、あのシュ〜〜って吸引する薬をつかえば、すぐに熱も下がるじゃん。新型コロナと違って、ちゃんと薬もあるから、ワクチン接種しなくてもよくない?」

 

「まぁね……そう言われてみればそうだけど……」

 

「しかも、予約できないんだから、あんまり考えてもしょうがないでしょ」

 

「そうね……そうだよね」

 

☆☆☆

 

おっとーは、正直、インフルエンザのワクチンを信用していないんですw 数年前に、りょう太が接種するついでに、はじめて接種してもらいました。そうしたら見事に、その数カ月後に初めてインフルエンザに罹りました。

 

その年は、はじめに あっかーが罹り、りょう太が罹り……ほぼ同時に おっとーが罹りました。りょう太はいつもより高めの熱が出て、おっとーは鼻水が多めに出たくらいで平熱でした。りょう太を連れて、インフルエンザの接種をしたクリニックに2人同時に診てもらいました。

 

「陽性ですね……インフルエンザです」

 

「そうですか……ワクチン接種したんですけどね」

 

「接種しても罹らないわけではないんですよ」

 

「接種のときに、そうおっしゃってましたもんね」

 

「そうなんです。接種したから、軽い症状で済んでいる……そう思ってもらえれば」

 

「なるほど……そうですよね。ありがとうございました」

 

☆☆☆

 

まぁ、いずれにしろ、今年は接種ができないかもしれないということ。別に、接種したからって罹らないわけでも、接種しないと必ず罹るわけでもないしね。

 

だいたい、毎年、この季節は予約が逼迫しやすいですよね。そりゃ、あんなニュースを見たら、だれでも「急いで予約しなきゃ!」ってなりますもん。

 

新型コロナのワクチン接種と同じです。急な需要の増加に、お医者さんたちが耐えられるわけがありません。買いだめとかと同じと言ってもいいでしょう。テレビで何かが取り上げられると、多くの人が、一斉に買い占めに走るものです。

 

そういう「お祭り」が好きな人は参加すればいいでしょうけど、予約が取れなくて……接種できなくて……心配で心配でしかたがない、なんて考えるのは、もったいないなと思います。

 

接種したければ、そのうち打てるし、たとえ接種できなくても、効果的な薬が用意されていますからね。

風呂嫌いの息子が「はやく おふろに はいろうよぉ〜」と言った理由

共働きの我が家は、月に何度か妻の帰りが遅くなる日があります。

 

そんなときは、おっとーが子供クラブへ息子の りょう太を迎えにいき、宿題が終わっているかの確認をして、たいていは妻が用意しておいてくれる夕飯を温めて、りょう太と(普段は夕飯時は禁止されているテレビを観ながら)一緒に食べます。

 

一番面倒に感じているのが、息子をお風呂に入れさせること。

 

だってあいつ……テレビや遊びに夢中になって、なかなかお風呂に入らないんだもん。いや、入りたくないってゴネるわけじゃないんです。単に、おっとーが「お風呂、入ろ」っていうタイミングで入りたくないだけだと思うんです。

 

「勉強しろ!」って言われると、途端に勉強する気が失せるのと同じですね。

 

そんなりょう太の思いは、同じ種族のおっとーには、よくわかります。でも、おっとーも、さっさとりょう太をお風呂に入れて、テレビでも観ながらボ〜っと過ごしたい。だから、おっとーが「よし、入ろう」って思った瞬間に、りょう太を入れたいんです。

 

まぁ…わがまま同士ってことですね。

 

☆☆☆

 

昨日は、あっかーが夕方から出かける日でした。

 

おっとーが早めに家に帰ると、りょう太はレゴや恐竜のフィギュアなどで盛り上がっています。おっとーが帰ってくるのと入れ違いに、あっかーは出かけていきました。

 

まだ仕事が終わっていなかったので、おっとーはパソコンを開いて、仕事を続けました。どうせりょう太は遊びに夢中だし、まだ夕飯にははやいし…仕事でもするかと。

 

数十分ほどパソコンと向き合っていると、りょう太が満面の笑みで隣に座って、話しかけてきました。

 

「ねえ、まだおふろ はいらないの?」

 

「(上の空で)あ…あぁ…、ちょっと待って、これだけ終わらせたいから」

 

「えぇ〜、はやく はいろうよぉおお!」

 

「(上の空で)オッケー…‥じゃあお風呂、洗っといてよ」

 

「わかったぁ〜!」

 

お風呂場へ駆け出すりょう太…。少し考えれば、いつものりょう太じゃない。でも、仕事に集中していたので、りょう太の言動への関心はゼロに近く、なんとも思わなかったのです。

 

お風呂を洗い終わったようで、お風呂場から「おゆ いれてもいいのぉおおおおお!?」と叫ぶ りょう太。「いいよぉ〜、入れちゃってぇ!」と叫び返します。

 

お風呂場から戻ってきた りょう太が「OK Google! 10分後に教えて!」と、Googleスピーカーでタイマーをセットしました。その頃に仕事が終わった おっとーは、やっと りょう太がお風呂を急いでいるのに違和感を感じました。

 

「おい! なんでそんなにお風呂入りたがってんのw?」

 

「きょうはさぁ〜、あっかーが あわぶろにしていいよって いってたんだぁ〜。だから あわぶろにするからね!」

 

「そうか…そういうことか。でも、泡風呂にするなら、いつもよりお湯は少なめにしといた方がいいんじゃないかい?」

 

「おっ! そうだね!」と言うと、すぐにGoogleスピーカーに向き直り「OK Google! あとなんぷん!?」と聞いています。「あと…4分です」と答えるGoogleスピーカー。「そろそろ止めてくる!」と、りょう太がまた風呂場に駆け出します。

 

「ねぇねぇ しごとおわった!! おわったの!? はやく はいろうよぉ!」

 

☆☆☆

 

ということで、いつもはなかなか入らないお風呂なのに……おっとーが「よし、入るか」と言うと、りょう太は率先して風呂場へ行き、バサバサァ〜っと服を脱いでお風呂に入りました。

 

おっとーが続いて入ると……。

 

「じゃあじゅんびはいい?」と、リアルに鼻息をフガフガさせながら、入浴剤の「ブクブクアワー(ラベンダー)」を手で振りながらカサカサと音を立てています。「もう待ちきれないよぉ〜!」という雰囲気です。

 

 

「おいおい、これを入れる前に、身体を洗っちゃいなよ。入浴剤いれたら、頭とか洗いづらいじゃん」

 

「ぇええええええ! はやく いれたいよぉ!」

 

「はやく泡々にしたいなら、はやく身体を洗え!」

 

「わかった…」

 

明らかにシュンッとなって、頭と体を洗いはじめました。

 

この『ブクブクアワー』を、先日も使ったんです。ちょっと、ねっとりした感じになるので、身体を洗ってから入れたいんです。別に、いじわるしたいわけじゃないんですよ。

 

で……おっとーも息子も身体を洗い、ついに『ブクブクアワー』を投入することにしました。

 

<『ブクブクアワー』の使い方>

・かなり泡立つので、湯船にはるお湯はいつもより少なめにしておきます

・投入前に、シャワーを出しておき、お湯になるのを待ちます

・浴槽の中央にササァ〜っと入浴剤を投入します

・あとは、水面に向かって勢いよくシャワーを掛けまくります

 

シャワーをザザザァ〜〜〜! っとかけると、水面からどんどんどんどんどんどんどんどん…泡が泡々してくるんです。

 

どれくらい泡々するかっていうと、これくらいです…

 

 

実際に入ってみると、少しヌルっとした、ヌル系の泉質に似ています。肌を撫でると、どんどんツルツルになっていくようで心地よいです。

 

さらに今回は「ゆめみごこちのラベンダー」だったので、ラベンダーの強すぎない香りが気持ちよいです。

 

『ブクブクアワー』を入れると、息子は本当に楽しそうで、なかなかお風呂から出てこなくなります。先に出て夕飯の準備…と言っても温めるだけ…でもしておくことにしました。

 

「出るときは、ちゃんとシャワーでヌルヌルを落としてからだよ」

 

と言い残して、浴室を出ました。

 

もちろん出るときには、シャワーを浴びましたが、ほんのりとしたラベンダーの香りは寝る時まで続きます。

 

もしかすると、息子もぼくも寝付きが良かったのは、この香りのおかげかも……

 

そうだとしたら、お風呂はサッサと入れられるし、寝付きもよくなったということ。良いことづくめですね。

 

 

 

 

 

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