ジャーナリスト 石川秀樹 -52ページ目

ジャーナリスト 石川秀樹

ちょっと辛口、時どきホロリ……。理性と感情満載、世の常識をうのみにせず、これはと思えばズバッと持論で直球勝負。
3本のブログとFacebook、ツイッターを駆使して情報発信するジャーナリスト。
相続に強い行政書士、「ミーツ出版」社長としても活動中。

いつカタストロフィーに見舞われるかも知れない原発と同居している僕らとしては、自分が住む所の「知事」がどういう人であるかというのは、とても重要なことだ。
なんだかんだと言っても、原発が稼働するかどうか、プロメテウスの火をどう操るかの最終判断は、彼が握っているからだ。


その点、静岡県は今のところよい知事に恵まれたと言えるかもしれない。
静岡県知事川勝平太さんと言う。
2009年夏の選挙で自民党系の女性候補と大接戦を演じ、辛勝した。
昨年3月11日の大地震と津波で福島第一原発がもろくも崩壊した様を見ている僕らとしては、あの夏、川勝さんが勝っていたことを天に向かって感謝したくなる。
もし女性候補が知事になっていたら、今ごろ浜岡原発再稼働に向けてひそかに(そして着々と)根回しを始めていただろうから。



6月25日、静岡県庁で知事の定例会見があった。
夕方のNHKニュースでかなり長く報じていたので、それを観た。
重要な発言が多かった。記憶する限り拾ってみると──


まず、9月までに設置することが決まった国の原子力規制委員会について、
「成功するかどうかは(委員長などの)人選にかかっている」
と、信用と独立性を保った組織にするよう強く求めた。
お手盛り委員では国民の命にかかわるからだ。
委員会は今後、5人の専門家により原発再稼働に向けた安全基準を作る。
これまでのような専門バカ、推進者側におもねた誤魔化し、おざなりな基準にされてはたまらない。
だから川勝さんは、「国際的な監視の目にもかなう安全基準の策定」を求めた。
大飯原発では野田首相が、急ごしらえの「暫定基準」でもって再稼働を一方的に決めた。
だから知事は、ここでもクギを刺しておかなければならなかった。
大飯以降の原発再稼働は規制委が策定する安全基準の適用を要求する


さらに浜岡原発の再稼動の判断については、
「停止要請をした政府が(※それほど切迫した危険あり、と判断した)『特別だ』と言っている。専門家や県民に透明性を確保した形で、なぜ安全と言えるのかまでの説明が求められる」と述べた。
数値か何かに基づいて「安全です」と言うのは簡単だ。
しかし「その数値だからなぜ安全と言えるの?」と問われると、数値自体の根拠を説明しなければならなくなる。
実験や過去の知見、歴史的事実などを総動員しなければならないだろう。
過去、それを疎かにしてきた。
しかし知事は言うのである。
「安全の根拠まで示さなければ再稼働はありえない」と。
一方、中電が取り組んでいる18mの防波壁を作る津波対策についても「不十分」と明言した。
18mでなぜ安全と言えるのか、根拠が明解でないからだ。


さらに、『これはよく言ってくれた!』と思ったのは、浜岡原発の使用済み核燃料についてだ。
浜岡原発敷地内の燃料プールには現在、6625本の燃料集合体、ウラン量にして1126トンが貯蔵されている。
これを「中電の自費で他に移さなければ再稼働できるという話にはならない」と、
極めて高いハードルを設けた!!
使用済み核燃料の処理については先日、政府の原子力委員会が「全量再処理ではなく“直接処分”も」と妥協的な選択肢を提示した。
これにも川勝さんは咬みついた。
「火山帯が地下にあるわが国では、直接処分はやるべきではない」


一連の原発問題に対する会見は、「妥協しない」「あいまいにしない」姿勢が明確で、小気味よかった。
だが翌日の朝刊紙面は、どの新聞も原発に対する知事発言に大きなスペースを割いていない。
会見では教育など他の重要案件についても言及しているから、原発一辺倒にしない各紙の編集方針も一応は「合理的」に見える。
しかし夕方のニュース帯でていねいに報道したNHKと差が目立った
テレビでも、もちろん「編集」はする。
この場合、NHK静岡支局はあえて原発に対する川勝さんの会見に長時間を割いたのだろう。
だから新聞メディアではぼかされてしまった知事の「不退転の決意」が画面からはっきりうかがえた。
『テレビもなかなかやるもんだ』
地方支局にジャーナリズムを感じ、僕はうれしくなった。


だが、喜んでばかりもいられない。
「知事の決意」は反対勢力から言えば明確な障害であろう。
来年夏の選挙は、死に物狂いで川勝つぶしに来るに違いない。
今、静岡県では「浜岡原発の再稼働を県民投票で決めよう」という署名活動が行われている。
日曜日、青葉通りで署名活動をしていた。
多くの人が素通りしていく……。
ある意味、当たり前の光景である。
Facebookの投票では9割までが再稼働に疑念を持っている。
しかし「疑念」は、怒りのうねりになるほど人々の心を揺すぶってはいない。
直接投票のための署名より、街歩きを楽しみたい人の方が圧倒的に多い。
僕らはこの現実を肝に銘じておかなければならない。


僕は、いま目の前にある危機として原発をとらえ、
最善の同居法を模索しているこの静岡県知事を守りたいと思っている。
来夏の静岡県知事選は旧勢力の激しい巻き返しが予想される。
川勝さんは民主党の支持を受けた知事だ。
当然、逆風が予想される
それでも県民の安全、国民の安全のために勝ち抜いてほしい
無関心層に声を届けなければならない。
そのために自分は何ができるか、考え、行動していきたい。



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家内が朝刊を読みながら
「週刊朝日がね、『本誌は大飯原発の再稼働に反対します』だって!」
「どれどれ」
確かに、目立たないけど、上の方にそんな見出しが。

以前から論調は「脱原発」だったから驚きはしないが、これはすごい。
週刊誌とてマスメコミの一角ゆえ、スポンサーを敵に回すのは上策ではない。
各メディアどうするかと言えば、
編集と営業とは別(同じ会社であっても考え方は違う)」
と言った奇妙な理屈を弄して、“怒らせない程度の批判”をして見せるのが常だ。
その意味でこの週刊誌の「宣言」は退路を断っている。
だから、勇気があると言うか、潔い姿勢だと思った。

■   ■

妻に言われて読んだ朝日新聞朝刊第2社会面、なかなか興味深い。
最上段に「中部電への『脱原発』提案 浜岡の隣接市、賛成へ」とあった。
この意味は―――
牧之原市が株主提案で出てきた脱原発6案のうち「4案に賛成する」ということである。

浜岡原発の地元はもちろん御前崎市だ。
このまちは原発依存度が4割、故に「脱原発」は言いにくい。
これに対し、牧之原市は「隣接市」ということになる。
中電の株主の一人だが中電寄りという訳ではない。
同市の市収入における原発依存度はたった1%。
気にすべき相手はむしろ工場を市内に持つスズキ自動車だ。
そしてスズキ自動車は「放射能」で風評被害があれば「大いに迷惑」だと思っている。
故に大手を振って言いたいことが言える。
だから今回「脱原発案」に乗ることができた。

議案そのものは否決となる公算だが、
浜岡原発の再稼働検討時には「隣接市の意向」も考慮される。
だから牧之原市の意向は”重要な意味”を持つ。
僕のように、「脱原発」こそが日本の生きる道と考える人間には、
同市の判断はありがたい。

■   ■

「うん、うん」とうなづきながら記事を読んでいたら『うんっ!!?』となった。
2段1本見出し 「原発投票 都議会委が否決」
なんと!(と言っても予想通りだが)東京都議会の総務委員会は、
「原発都民投票条例」の制定を求める32万都民が署名して提出した条例案を、
反対多数で否決した

委員14人のうち、自民、公明の7人と、民主の1人が反対に回った。
(民主は自主投票で党議拘束はなかった)
つまり1人の差で32万人署名は風前の灯となった。
(条例案は20日の本会議でも否決される見込みだ)

各党いろいろな理屈はつけているが、一言でいえば「民意つぶし」である。
そう言えばきのうの新聞で、原発を廃炉にすると「資産価値がゼロ」となり
東電を含む3電力会社が債務超過になる、とあった。
やれやれ、議員さんたちはこういう会社には大いに配慮を働かせるらしい。

民意を先取りして「脱原発イエス」と言う政治もあれば、
民意をつぶして恥じない政治もある。
希望と悲観(絶望ではない!!)の両方が、奇しくも同じ紙面に載っていた…。

■   ■

さて、静岡県もうかうかしていられない
目下、「浜岡原発再稼働のぜひを県民投票で決めよう」と言う署名活動が始まっている。
目標は有権者の50分の1の「6万人」。
首尾よく集まったとしても「県議会」が難物になるだろう。

Facebookを見ていれば、民意は明らかだが、
都議会が露呈したように、
この国の政治家は地方・中央を問わず、平気で民意を踏みにじってくれる
県議会で一蹴されないよう、県民総ぐるみで監視しプレッシャーをかけなければならない。


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とうとう野田首相、ルビコン川を渡ってしまった!
経済界と政界、官界の意向だけを受けて大飯原発3、4号機の再稼働を政府が決定した。
『この夏の電力を原発なしで乗り切らせたら未来永劫、原発は再稼働できない』との妄想に駆られたのだろう。
まじめな男の思い込みほど怖いものはない。
この間、一貫して首相は「再稼働ありき」だった。
民主主義もへちまもない。
たった4閣僚の合意で、消えかけた原発に火を付けてしまったのだ。
「無理心中!!」浮かぶのはこの言葉のみだ。

「政治家よ!」という一文を書きかけていたが、頭に来て消してしまった。
ばか者共に付ける薬はない。



このようにfacebookのウォールに書き込んだところ、親友のK君から突っ込みが入った。



秀樹さんのような言論人に、「馬鹿につける薬はない」と言わせ、虚無感を感じさせることそれ自体が、「原発ムラ産官政共同体」の狙いです。 
気を取り直して、どうか連中の「思うツボ」に嵌らないで!




K君にそう言われると弱いな。
僕は決して「政治」に虚無感を持ってはいない
日本人は忘れているけど、政治は巨悪にもなれば巨善にもなりえる(滅多にないけど)。
絶対にナメてはいけない
その気になって、言論を封じ込める気になれば、法律一つでそれはできる。
止める手立てはただ一つ、物理的な実力行使しかない。
実力行使と言うが、戦後民主主義の日本では、ただ一度だって阻止できなかった
(最もその状況に近かったのは「60年安保」だろうか)。
原発再稼働阻止は戦うに足るテーマだと思うが、
国会を国民が取り巻くほどの熱気になっていない。

みんな「再稼働」は原発ムラの利権のせいだと思っているが、
僕はもっと根が深いと思っている。
だって、見てご覧よ。利権と全くない人々だって
「浜岡原発再稼働の是非を問う静岡県民投票」の条例制定のための署名を求められれば
二の足を踏んでいる
「原発に反対するのはタブー」みたいな空気がいまだにある。
奇怪至極だ。

しかし、これは事実だ。
条例案を請求するには6万人の署名が必要だが、1か月たって集まった署名はまだ1万人。
福島原発でこれほどの災厄に見舞われても、日本人は声を上げることを恐れている

野田佳彦はいやしくも一国の総裁だ。
(思わず言ってしまったが)バカなわけがない。
消費税増税にかける姿を見ていれば、過剰なほどの「信念の人」だよ。
だから、千万人といえども我往かん、でルビコン川を渡ってしまった。
彼に誤まりを気づかせるのは、数千万の国民の怒りの行動しかない。
でなければ彼は「国民の方こそ間違っている。反対があっても俺が信念を貫き通し、国民を迷妄から覚ましてやる」と思い続けるだろう。

問題は1960年から延々50年以上も続けてきた「原発こそエネルギー政策の要」という国策、
その>呪縛から
自由になれるかどうかだ。
蔓延してきた「原子の灯は希望の象徴」と言う政官財学・メディア挙げてのキャンペーン、
このキャンペーンが作ってきた空気にどうやって水をさすかだ。

しつこく言い続けてきた結果、国民の大多数が、影に回れば(大きい声でないにしろ)
「この時期の再稼働はないよね」と言い交わすようになってきている。
原発にモノ言えぬ空気も、もはや空気穴がそこここに開き始めている

大きなケンカをするチャンスはまだある。
言わずと知れた総選挙だ
信念を持った人には大きなチャンスとなる。
ここ数カ月の政治家の言動を、僕は決して忘れない。





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消費税増税に向け民主党は自公にヨレヨレだが、
その余波が原子力政策にも及びそうだ。
「40年廃炉」の方針が後退
9月に新設する原子力規制委に再度の判断を委ねるという。


規制委は本来、第三者機関であるから「公平性」が担保されていそうなものだが、
こと原子力においては全く信用がおけない。
「規制庁」の前身である原子力安全・保安院が
推進派の手先のようになって「不安院」と化していた事実がある。


この規制庁の再審査においては首相の権限も及ばないそうだ。
そんなところで、専門家と称する委員が、
建造から40年たった原発でも「安全性は担保できる。まだ使える
くらいのことは言いそうで、コワい。
遂に、僕の目の黒いうちに原発が廃絶されるという夢は、
夢想に終わるのではないか。


この原子力規制委に最後の判断を委ねるという案は自公の主張である。
民主党だけでなく、自公もまた(と言うより、自民党は昔から現在まで)
原発推進勢力そのものであることを国民の常識として、
よく記憶しておかなければならない。


民主もだめ、自公もだめ、橋本維新もマユツバとなると、
僕らは誰に投票するのだろうか。
「こんな政治」と言えば天にツバするようなもので、
「選んだのは国民だ」とよく言われる。
本当にそうなのか?
現状を見ると、どの政党も民意から離れている
選びたい人がいない、という状況だ。
これが本当に国民のせいなのか


やはり「制度疲労」
長年やってきたシステムが錆びつき、
現実と合わなくなっているのではないか。
それをただすのが本来、政治の役目だが、
議員たちは自分の延命に必死で、そんなことを考えようともしない。
日本国憲法も「硬性憲法」で改正がきわめて難しい。
そんなこんなを考えると、お先は真っ暗としか想像できない。


最近、三島由紀夫の気持ちが少しわかるような気がするのだ。



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これ以上重要なブログを読んだことがない。


福島第一原発4号機が抱える問題を指摘するアンディ・ジョンソン氏 / CTVニュース(アメリカ・カリフォルニア州)の論考だ。
adminさんが翻訳しブログで伝えた。
題して
『日本政府と東京電力の無策・無責任ぶりに、アメリカの世論が憤りの声を上げ始めた』

※adminさん、ほんとうの「今」を知りたくて、アメリカCNN、NBC、ABC、CBS、英国BBC、ドイツ国際放送などのニュースを1日一本選んで翻訳・掲載している。


<以下、ジョンソン氏のレポートから要約と抜粋>
焦点は4号機使用済み核燃料プールだ。
1,535本もの核燃料棒がプールに保管されている。
プールは地上30メートルの高さにあり、これを支えているのは破壊された原子炉建屋だ。
すべての核燃料がむき出しの状態でプールの中に保管されている。
4号機は補強されているとはいえ、
福島第一原発を訪れたことがある米フェアウィンズ教育システムのアーニー・ガンダーセン氏は語る。
「マグニチュード7.0以上の地震が襲えば、おそらくこのプールを支えている構造物は倒壊することになるだろう」

※震度7ではない!M7級地震!!通常の内陸型地震でもこの程度のエネルギーを持つことは珍しくない。

hidekidos かく語り記-核燃料火災


プール崩壊の結果、核燃料棒が空気にさらされれば火災を起こす。
いちばん最近にこのプールに格納された燃料棒から火を噴くことになるだろう。
その火災はプール内のすべての核燃料棒に及び、
そうなれば酸素を大量に消費する放射性物質火災が発生し、
水で消し止めることは不可能になる。


ガンダーセン氏
「火災の結果、これまでとは比較にならない量の放射性物質を噴き上げます。これによって人類がどのような健康被害を受けることになるのか、それは人間の科学にとって未だ未知の分野なのです」
アメリカエネルギー省の元最高顧問のロバート・アルバレツ氏
「もし地震などによってこのプールの中身が地上に放りだされるようなことになれば、引き続き起きる放射性物質の火災により、チェルノブイリの事故の際に放出された10倍の量のセシウム137が放出されることになります」


両氏の表現は非常に抑制されているが、
カタストロフィー(地球規模の破局)が起きるだろうと言っているのだ。
日本は今、刻々と時を刻む時限爆弾の上にいるようなものだ。


こうした状況にもかかわらず野田首相は先週、
「福島第一原発がもたらす脅威の大部分は昨年12月の『冷温停止』により取り除かれた」
と語った。

※『冷温停止』は野田首相が『停止状態』と勝手に宣言しているだけのこと。

このとき首相は、4号機使用済み核燃料プールの問題についはコメントを拒否した。
4号機の抱える人類史的危険をあえて語らず、
大飯原発再稼働に血道を上げている日本政府に対して、ガンダーセン氏は
「日本政府は、今になっても正しい取り組みを始めようとはしていない」


今すぐ取り掛からなければならないことは自明である。
東京電力が4号機核燃料プールから使用済み核燃料を取り出し
ガラス固化キャスクに加工して安全な場所に保管し直すことだ。
しかし政府も東電も大量の資金と、現場で多大な危険を伴う
この作業については一顧だにしない
ただ語るのは「除染」のことのみ。
彼らの欺瞞は明らかだ。


事は政権の安泰や日本の繁栄と言った身勝手な次元の話ではない!
『世界の命運』を4号機核燃料プールが握っているのだ。
ガンダーセン氏の叫びは悲痛でさえある。

「今直ちに!処理しなければなりません。
政府から補助金をもらってから段々に取り組めばいい、そんな話ではないのです


※adminさんのブログ全文はこちら→ http://kobajun.chips.jp/?p=2724



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