2019年10月24日~10月27日の3泊4日の日程で石垣島を蝶採集に訪れました。
本当は与那国島にも行きたかったのですが、都合で石垣島のみの訪問となりました。
未採集の迷蝶のウスコモンマダラ、ミナミコモンマダラ、ウスアオオナガウラナミシジミ等を期待して行きました。
しかし結果として迷蝶は以前採った事のあるマルバネルリマダラのみ採集したに終わりました(T_T)。
あとは目ぼしいところはミカドアゲハ、シロオビアゲハ、クロアゲハ、ヤエヤマカラスアゲハ、ジャコウアゲハ、ヤエヤマイチモンジ、イワサキタテハモドキ、ヤエヤマムラサキ、リュウキュウムラサキ、キチョウ、タイワンキチョウ、ツマベニチョウ、クロテンシロチョウ、イワカワシジミ、オジロシジミ、シロウラナミシジミ、ホリイコシジミ、ヤクシマルリシジミ、バナナセセリ(幼虫)、オオシロモンセセリ(幼虫)、コウトウシロシタセセリ、タイワンアオバセセリ、クロセセリ、アサギマダラ、リュウキュウアサギマダラ、ツマムラサキマダラ、ツマムラサキマダラ、ヒメアサギマダラ、ヤエヤマウラナミジャノメ、マサキウラナミジャノメ等がみられました。
スミナガシ、コノハチョウ(観察のみ)は見られませんでした。
タイワンアオバセセリ成虫は割と多く見られたので3頭採集し自宅に持ち帰り産卵させてみることにしました(1頭は帰宅直後に死亡)。
タイワンアオバセセリの幼虫はキントラノオ科のコウシュンカズラ、アセロラ等を食します。
野外で食草、幼虫を見つける事は結構難しいです。
自宅にコウシュンカズラのプランターが2個あったのでこれに産卵を試みました。
2019年10月28日 石垣島産 タイワンビロウドセセリ 翅裏面のみでは♂、♀の区別は困難です。
♀の方が前翅表面の白斑が発達します。
交尾機の感じから1♂、1♀の感じでした。
2019年10月28日自宅のコウシュンカズラのプランター
つる状に葉が伸びる。野外では他の木に絡んで繁茂する事も多い。
2019年10月28日自宅のコウシュンカズラの葉 光沢がある。
2019年10月28日自宅のコウシュンカズラの葉 新芽、新葉(薄緑色)
タイワンビロウドセセリ♀はこういった新芽、新葉に好んで産卵します。
硬い成葉には産卵しません。
今回は産卵用に ミタニのBK-17 ネットゲージL を使用しました。
組立式で W450×H880×D450mmの大きさで、プランターを入れて産卵させたり、幼虫を飼育できます。