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蝶好きなhideのブログ

蝶を採ったり飼育したりするのが好きな62歳のおじさんのブログです。
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右下のテーマは、アゲハチョウ・シロチョウ・タテハチョウ・シジミチョウ・セセリチョウ・ジャノメチョウ・マダラチョウの順に並んでいます。

2021年10月31日に昨年に続いて再び佐賀県にキリシマミドリシジミの採卵におじゃましました。

アカガシの生える林道沿いでの採卵です。

アカガシのひこばえに卵はよく見られました。

昨年の2020年よりは卵は少なかったですが、まずまず採れて満足でした。

 

2021年10月31日 佐賀県 キリシマミドリシジミ 産地のアカガシの生える林

薄暗い場所に多く産卵されている。

 

2021年10月31日 佐賀県 キリシマミドリシジミ産地

多く産卵されていたアカガシのひこばえ 

根元~地上2メートルあたりのひこばえに産卵されていた。

 

2021年10月31日 佐賀県 キリシマミドリシジミ産地

アカガシの休眠芽に産まれた卵 ちょっとピンボケです

 

2021年10月31日 佐賀県 アカガシの休眠芽に産まれたキリシマミドリシジミ卵 1卵

 

2021年10月31日 佐賀県 アカガシの休眠芽に産まれたキリシマミドリシジミ卵 2卵

 

2021年11月14日 新潟県のヒサマツミドリシジミ採卵です。

ウラジロガシの木の頂上部の北側や、陽当たりの悪い部分の休眠芽(小さくて茶色い)に卵はよく産卵されています。

陽当たりのよい場所のウラジロガシの休眠芽は、白っぽく大きく立派なのですがあまり産卵されていません。

多くのゼフィルス♀は陽当たりの悪い場所の休眠芽に好んで産卵します。

陽当たりが良すぎると日中と夜間の気温差が大きいし葉の成長が早すぎるため幼虫の成長には不都合なのでしょう。

今回は2時間で合計8卵を得ました。来年の孵化まで大切に保管しましょう(^_^)!

 

採取してきたウラジロガシ

 

ウラジロガシの休眠芽に1卵 

ヒサマツはこういった小さくて茶色い休眠芽(陽当たりの悪い所に多い)に好んで産卵する

 

ウラジロガシの休眠芽に2卵

ヒサマツはこういった小さくて茶色い休眠芽(陽当たりの悪い所に多い)に好んで産卵する

 

ウラジロガシの休眠芽に2卵

ヒサマツはこういった小さくて茶色い休眠芽(陽当たりの悪い所に多い)に好んで産卵する

 

こういった陽当たりのよい場所のウラジロガシの休眠芽は白っぽく大きく立派なのですがヒサマツは好まずあまり産卵されていません。

 

2021年11月14日 快晴の日、新潟県のヒサマツミドリシジミの産地に採卵にやってきました。

富山県と新潟県の県境近くの産地で初めて新潟県でヒサマツミドリシジミが発見された場所です。新潟県は日本のヒサマツミドリシジミの北限の産地になります。

新潟県のヒサマツミドリシジミは成虫採集は1976年(昭和51年)に最初に記録されました。

当時は画期的記録だったはずですが、実はヒサマツミドリシジミが新潟県に産するとは誰も思っておらずほぼ誤報という扱いで注目されることはありませんでした。この頃はヒサマツミドリシジミは福井県敦賀市が分布の北限とされていましたので無理もありませんでした。

しかし1978年3月に富山県下新川郡のウラジロガシでヒサマツミドリの採卵が記録され同年の「昆虫と自然」6月号に発表されました。1978年12月にはついに新潟県の蝶屋3名が新潟県にてヒサマツミドリシジミの卵をウラジロガシより大量に採取して後に発表し正式記録となりました。

蝶界で有名な藤岡和夫氏も岐阜県、富山県、新潟県のヒサマツミドリシジミの発見については「1970年頃までは西日本の暖地だけから採集される稀種であったのに、冬は寒冷な多雪地帯から多数発見されたのは驚きである。」と著書の日本産蝶類大図鑑の中で述べています。

 

産地にはウラジロガシが沢山生えており高木の上部に産卵されているので、木登りが必須です。

高所からの転落には十分気を付けて登ります。雨の日の採卵は木が滑りやすく卵も雨に濡れて確認しにくいので絶対避けるべきです。

何て偉そうに言っている私も実はこの日ウラジロガシに登って降りる際に足を滑らせて落ち(そう高くない所でしたが)、木の枝に顔面を強打し少々流血しました。皆様も十分お気を付け下さい(T_T)!

 

2021年11月14日 新潟県 ウラジロガシの高木 後ろの木

 

2021年11月14日 新潟県 ウラジロガシの高木 頂上部かそのやや下側によく産卵されている。

 

2021年11月14日 新潟県 ウラジロガシの高木 頂上部付近に登った所

 

2021年11月14日 新潟県 ウラジロガシの高木 頂上部付近に登った所

 

2021年10月6日よりクロツバメシジミは羽化し始めました。

今回は2021年8月29日に成虫♀を採り産卵させ無事羽化にいたりました。

うまくいった事に感謝です(^_^)!

 

下の写真は2021年10月10日に羽化した成虫の写真です。

羽化後食草のツメレンゲにとまっています。

クロツバメシジミは変異が地域によって色々あり、小型で渋いですが人気のある蝶ですね・・・!

 

 

 

 

 

 

 

2021年10月1日 新潟県産クロツバメシジミです。

前蛹、蛹となりました。

プランターの側面で前蛹、蛹になったり、食草のツメレンゲ上で蛹になったり、プランターのへりの裏側で前蛹になったりと色々です。

羽化までもう少しです(^_^)!

 

2021年10月1日 新潟県産クロツバメシジミ  プランターの側面で前蛹、蛹になりました。

上が蛹、下が前蛹

 

2021年10月1日 新潟県産クロツバメシジミ  食草のツメレンゲ上で蛹になりました。

 

2021年10月1日 新潟県産クロツバメシジミ  食草のツメレンゲ上で蛹になりました。

 

2021年10月1日 新潟県産クロツバメシジミ  食草のツメレンゲのプランターのへり

 

2021年10月1日 新潟県産クロツバメシジミ  食草のツメレンゲのプランターのヘリの裏側で前蛹になった。結構蝶の幼虫はこの場所で蛹化するので見逃さないよう要注意です!

その後の新潟県産クロツバメシジミです。

卵から幼虫は無事孵化したようで2021年9月18日には沢山の食痕が確認できました。

初齢~3齢幼虫くらいまでは小さい上にツメレンゲに食いこんでいるためになかなか姿は確認できません。

9月20日には、だいぶ成長した幼虫の姿がようやく確認できました。

 

2021年9月18日 ツメレンゲ上のクロツバメシジミ幼虫による食痕

 

2021年9月18日 ツメレンゲ上のクロツバメシジミ幼虫による食痕と糞

 

2021年9月20日 ツメレンゲ上のクロツバメシジミ幼虫による食痕と糞 写真中心に幼虫の姿

 

2021年9月20日 ツメレンゲの葉に食い込むクロツバメシジミ幼虫

 

2021年9月20日 ツメレンゲの葉に食い込むクロツバメシジミ幼虫 食痕と糞

 

 

2021年9月9日新潟県産クロツバメシジミを放ったツメレンゲのプランターを見るとツメレンゲに卵が産卵されているのが確認できました。

ほっと一安心です。

うまく孵化して欲しいです・・・!

 

 

 

 

 

2021年8月29日の採集では運よくクロツバメシジミを♂2頭、♀2頭採りました。

現地には10時頃着き4時間粘ってやっと4頭でした。

ここは崖の上の結構高い所をクロツがチラチラと飛んでいるのでなかなか思い通りには採れませんでした。

ちなみに崖のはるか上方にツマジロウラジャノメがユラユラと飛んでいましたがネットが全く届かず採れませんでした。

本当はもっと長く採っていたかったのですが、かなりの暑さの中、飲料水が不足してしまい午後2時には帰りました(-_-;)。 凍ったペットボトルのスポーツドリンク、お茶等もっと持っていけばよかったです・・・。

 

早速家に帰りツメレンゲのプランターにネット掛けして♂、♀を放ちました。

♀はもしかして未交尾かもと思い♂、♀を一緒にしてました。

 

2021年8月29日 ツメレンゲのプランターにネット掛け。

♂2頭、♀2頭を放ちました。

 

2021年8月29日 ツメレンゲを植えたプランター

 

2021年8月29日 ネット上のポカリスエット希釈液を吸うクロツバメシジミ♀

 

2021年9月7日 ツメレンゲ上のクロツバメシジミ♀

2021年8月29日に久々に新潟県のクロツバメシジミの採集に行ってきました。

以前はこの場所に2013年9月14日に訪れてから約8年ぶりです。

ちょっと時期的に早いかなという感じでしたが現地に到着。

岩場にクロツバメシジミのの食草であるツメレンゲが結構生えています。

ここにはツマジロウラジャノメも生息しています。

この日はかなりの暑さでした。

さて成虫は? ♀を採って産卵させて飼育をしたいものです。

 

時々崖の上から小さいですが石の落石がありますので気を付けて採集。

 

崖のかなり上にもツメレンゲは生えています。

 

クロツバメシジミの食草 ベンケイソウ科 ツメレンゲ

 

クロツバメシジミの食草 ベンケイソウ科 ツメレンゲ

2021年8月19日 奄美大島産スミナガシは羽化し始めました。

♀の方が全体的に翅の面積が大きく豪華な感じがします。

本州産より深い青色がきらびやかです(^_^)!

初齢~2齢はアワブキの葉にうまく食いつけないものがいて多少の目減りはありましたが、それ以降はほぼ順調に育ってくれました。

今回は初めて成虫♀から産卵させて飼育しましたがとても楽しくいい経験になりました!

 

2021年8月19日 奄美大島産スミナガシ♂ 羽化

 

2021年8月19日 奄美大島産スミナガシ♀ 羽化

♂より前翅の下部が角ばった感じで張り出しており、翅の面積が大きい。

 

2021年8月19日 奄美大島産スミナガシ♀ 羽化

♂より前翅の下部が角ばった感じで張り出しており、翅の面積が大きい。