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蝶好きなhideのブログ

蝶を採ったり飼育したりするのが好きな62歳のおじさんのブログです。
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右下のテーマは、アゲハチョウ・シロチョウ・タテハチョウ・シジミチョウ・セセリチョウ・ジャノメチョウ・マダラチョウの順に並んでいます。

20220年11月19日に新潟県南部のヒサマツミドリシジミの採卵に訪れました。

ウラジロガシが沢山生えています。

ウラジロガシは南方系の樹木で沖縄から九州、四国、本州にかけて分布し、本州では新潟県、宮城県が北限とされています。

ヒサマツミドリシジミの♀はウラジロガシの大木の上の頂上部よりも少し下の高さの部分の休眠芽に好んで産卵します。

ウラジロガシは斜面に生えて、大木が多い(木によっては20m以上!)ので木登りには十分注意が必要です。しかし卵がよく付いているのは4~8m位の木に多いので、10m以上のド大木には登らなくても大丈夫です(^_^)。

樹形をよく見て登りやすそうな木を選ぶとよいでしょう。

 

高枝切り枝バサミで地上部から枝を切ってもソコソコ卵は得られます。しかし長い高枝切り枝バサミはあまり売っていませんし、実際買って使ってみるとかなりの重さで力が必要であり思ったほど卵は得られません。やはり木に登り狙った枝を切るのが基本です。

 

条件の良い木によっては多くの卵が産まれていますが、木によって当たり外れが大きいのでどの木が良いかの判断は、多少経験が必要です。

条件の良い木は大まかに言うと以下の感じです。

 

休眠芽が多く付いている4~8m位の木。

頂上部よりも少し下の部分の枝に産卵(手の届くような低い位置、中段の枝には産まれていません)。

周囲を他の樹木等で適度に囲まれており、頂上部付近に適度に陽が当たる。

(♀は午後に西日の当たる頂上部付近の休眠芽に産卵するとされます。)

 

今年は例年よりも割合多く採卵できました。

 

産地のウラジロガシ 中央

 

ウラジロガシ上部のの水平に伸びた枝。 写真中央~上

 

ウラジロガシ枝

 

休眠芽に産まれたヒサマツミドリシジミ 卵

 

休眠芽に産まれたヒサマツミドリシジミ 卵

 

 

 

 

 

2022年11月13日その後のミヤマシジミの卵です。

9月10日、17日に♀を採集してきてプランター植えのコマツナギに放っていました。

葉、茎、根元の茎に産卵されていましたが、結局全て孵化せずでした。

多分卵で越冬して来春孵化するのかと思います。

普通は葉、茎に産まれたものは年内孵化し、根元の茎や、地面近くの枯葉等に産まれた卵は翌春に孵化すると言われていますが・・・。

気長に様子をみたいと思います・・・!

下の写真は全て2022年11月13日撮影です。

 

 

 

 

 

2022年9月24日自宅にて新潟県産ミヤマシジミです。

9月17日に採集してきた♀は元気に生きています。

プランター植えのコマツナギの葉表、裏、茎には産卵された卵が見られています。

おそらく近々孵化、成長して年内羽化すると思います。

 

 

 

 

 

御参考までにですが、私の蝶の生きた♀成虫の持ち帰り方です。

小型のシジミや、小型のタテハ、シロチョウ、ジャノメ等なら、コンビニで売っているカップ酒のプラスチック空き容器を再利用しています。

わたしは「いいちこ」の容器(200ml)がお気に入りです。

 

お酒を飲んだ後は水洗いしてふたの部分に通気用の穴をドリルでいくつか開けます。

三角紙につつんで蝶の生きた♀成虫を持ち帰ると、狭い空間で蝶が非常に弱ってしまいますのでこういった容器が有効です。

また猛暑時の採集の場合は、この成虫を入れた容器はクーラーボックスの中に少しの保冷剤を入れてその中に収納したほうがいいです。

猛暑の中で長時間リュック等に成虫を入れた容器を放置したままにすると蝶が弱ります。

 

あとはゼフの卵の付いた枝を入れたり、クワガタ、甲虫類の持ち帰り等にも便利です!

 

下町のナポレオン むぎ焼酎 いいちこ  ふた・ケースともにプラスチック (200ml)

あなたの好きな銘柄をセレクトしてください(^_^)!

 

ふた・ケースともにプラスチック ラベルをはがして水洗い

 

ドリルで適当にふたに穴をあけます ふたはツルツルしているので穴開け時にけがに注意!

 

穴が開きました

 

完成

 

使用例 ミヤマシジミ♀

 

2022年9月17日に新潟県南部にミヤマシジミの採集に行きました。

河川沿いの土手にはミヤマシジミの♂、♀が沢山見られました。

食草のコマツナギも沢山確認できました。

この日は気温30度を超える猛暑で採集はかなりしんどかったです((+_+))!

 

こういった場所は木などの日光をさえぎるものがなくて蒸し暑く、熱中症になりそうでした。

採集後のコンビニで買った冷たい飲み物と野菜スティック(辛し味噌ドレッシング)の美味しかった事!

 

♂、♀をいくつか採ってきて自宅で♀に産卵をさせることにしました。

プランター植えのコマツナギがありそれにネット掛けして♀を放ちました。

 

2022年9月17日に新潟県南部 ミヤマシジミ産地 河川沿いの土手

 

2022年9月17日に新潟県南部 ミヤマシジミ産地 河川沿いの土手

食草コマツナギ

 

以前より自宅にあったコマツナギのプランター植えにネット掛け。

 

コマツナギ ピンクの可愛い花

 

ミヤマシジミ ♀

 

2022年7月31日新潟県北部の山(大体標高450m)にゼフィルス採りに行きました。

目的はアイノミドリシジミの♀狙いです。

しかしアイノミドリシジミ♀は見当たらず、結局メスアカミドリシジミの♀を1頭のみ採りました。

 

あとは、オオヤマザクラの枝よりメスアカミドリシジミの卵を少々採りました。

メスアカミドリシジミは桜のひこばえによく産卵されていますが、どの桜にもひこばえは見当たらず頭上2~3mの桜の枝を中心に産卵されていました。

 

メスアカミドリの♀は産卵セットに入れましたが結局全く産まずに亡くなりました。

メスアカミドリシジミは前回は飼育がうまくいかず♂1頭のみしか羽化しませんでした。

今度はうまくやりたいものです・・・・!

 

2022年7月31日新潟県北部の山 山頂付近のオオヤマザクラ

 

2022年7月31日新潟県北部の山 山頂付近のオオヤマザクラ

 

2022年7月31日新潟県北部の山 オオヤマザクラ

御丁寧にプレートが付いていて有難かったです。

 

2022年7月31日 オオヤマザクラ枝上分岐部のメスアカミドリシジミの卵 

ゼフィルスの卵の中では大きく目立つ。


 

 

 

2022年7月17日です。新潟県産ウスイロオナガシジミ成虫♀は3週間ほど長生きしてくれました。

カシワのデコボコした部分に多数産卵してくれました。

ナラガシワの枝は細くてデコボコが少なくて少数のみ産卵されていました。

ナラガシワの葉にも少数産卵されていました。

野外での採卵の際はこういったデコボコの凹んだ部分によく産まれていますので、よーく枝を見る事が大事です。

あとはLEDペンライトを持っていくと卵が発見しやすいです(^_^)!

 

2022年7月17日 ウスイロオナガシジミ 3卵 カシワ枝上

 

2022年7月17日 ウスイロオナガシジミ 3卵 カシワ枝上

 

2022年7月17日 ウスイロオナガシジミ 1卵 カシワ枝上

 

2022年7月17日 ウスイロオナガシジミ 2卵 カシワ枝上

 

2022年7月17日 ウスイロオナガシジミ 1卵 ナラガシワ葉上

 

2022年7月17日 ウスイロオナガシジミ 2卵 ナラガシワ枝上
 

2022年7月17日 ウスイロオナガシジミ 1卵 ナラガシワ枝上

2022年6月26日 新潟県北部のカシワ林にてウスイロオナガシジミの♀を採りました。

今まで♀を採った事がなく持ち帰って採卵させる事にしました。

現地で採卵用のカシワの枝を採取し持ち帰りました。

 

2022年6月26日 新潟県北部のカシワ林

 

2022年6月26日 新潟県北部産 ウスイロオナガシジミ ♀

 

現地で採取してきたカシワの枝 表面がデコボコのものが産卵に好都合です。

 

自宅に元からあったナラガシワのプランターに、現地より採取してきたカシワの枝を土に差し込みます。カシワの葉を土にばらまきます。葉をばらまいたほうが♀の産卵意欲が増すらしいです。

 

ネット掛けしました。

ネット上にポカリスエットを希釈したティッシュを置きます(成虫♀のエサ用)。

 

 

 

 

新潟県産 チョウセンアカシジミです。

♀は翅が大きく後翅の赤紋が発達しています。

♀は2週間ほど生きてくれて頑張って産卵してくれました。お疲れ様でした。ありがとう。

 

2022年6月27日 新潟県産 チョウセンアカシジミ ♀

 

2022年6月30日 新潟県産 チョウセンアカシジミ ♀

 

2022年7月11日 新潟県産 チョウセンアカシジミ 産卵用のトネリコ

 

2022年7月11日 新潟県産 チョウセンアカシジミ 

太めのトネリコ枝の下部に多く産卵されています

 

2022年7月11日 新潟県産 チョウセンアカシジミ 

太めのトネリコ枝の下部に多く産卵されています

 

2022年6月26日にチョウセンアカシジミ♀を何頭か採取し持ち帰りました。

6月27日よりトネリコの木をプランターに寄せ植えしてみました。

また現地より持ち帰った太めのトネリコの切り枝を適当にプランターの土の部分に突き刺して

産卵セットを組みました。

 

2022年6月27日 トネリコの寄せ植えプランター 

 

2022年6月27日 採集した場所より採ってきたトネリコの切り枝 太めの枝を選びます

 

2022年6月27日 採集した場所より採ってきたトネリコの切り枝 葉をカット

 

2022年6月27日 トネリコの切り枝をプランターの土に突き刺します

後に寄せ植えのトネリコの葉は少々カットしました

 

2022年6月27日 ネット掛けしたチョウセンアカシジミ 採卵セット 完成 

中に♀を数頭放ちます