蝶好きなhideのブログ

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蝶を採ったり飼育したりするのが好きな62歳のおじさんのブログです。
どなたでもお気軽にコメントください・・・!
右下のテーマは、アゲハチョウ・シロチョウ・タテハチョウ・シジミチョウ・セセリチョウ・ジャノメチョウ・マダラチョウの順に並んでいます。

今までクロツバメシジミは新潟、長野、山梨、佐賀の各県で採ったことはありますが

他県の産地のを採ろうと思いました。

2025年8月31日に埼玉県の産地に出向きました。家人も一緒で観光を兼ねての採集旅行です。

快晴ですごく暑い日で水分を十分用意しなかったので熱中症になりそうでした。

産地に着きツメレンゲが沢山あったのは良かったのですが、時期がずれていたようでクロツバメシジミの成虫は全くいませんでした。

ヤマトシジミは沢山いました。ヤマトシジミの♀は一見クロツバメシジミに見えてしまい何度も騙されました。

成虫がいないのでツメレンゲから幼虫を1頭見つけて持ち帰りました。

9月25日には終齢幼虫になったのを確認。

10月7日には無事♀が羽化しました。

何とか埼玉県産ラベルが1頭増えました!

 

2025年8月31日 埼玉県 クロツバメシジミ産地 石垣のツメレンゲ

 

2025年8月31日 埼玉県 クロツバメシジミ産地 石垣のツメレンゲ

 

2025年9月25日 埼玉県産 クロツバメシジミ 終齢幼虫 ツメレンゲに食い込む 

写真中央に幼虫のお尻だけちらりと見えます。

 

2025年10月7日 埼玉県産 クロツバメシジミ ♀ 羽化

2025年9月13日~9月15日の間、西表島に蝶採集に訪れました。

イワカワシジミの幼虫、蛹をクチナシの実から見つけようとしましたが、なかなか見つかりませんでした。

これは絶対蛹が入っていると思ったクチナシの実も割ってみると中が空だったり、羽化後の蛹殻しか入っていなかったりでした。

何とか探して2頭の3齢幼虫の入っているクチナシの実を持ち帰り飼育しました。

 

2025年9月28日には無事蛹になりました。

10月4日に♂が、10月6日に♀が羽化して満足でした・・・!

 

補足ですが昨年2024年6月21日に西表島で採集したイワカワシジミ成虫♀の黄色型の写真を載せます。

異常型の1種で裏面が黄色化するものです。

今回はこの採集地でイワカワシジミの幼虫、蛹を探しましたが見つかりませんでした・・・。 いずれは飼育して黄色型の成虫を羽化させたいですね!

 

2025年9月14日 西表島 クチナシの実 通常これくらいの穴の大きさだとイワカワシジミの終齢幼虫か蛹が入っていますが中は羽化後の蛹殻が見られたのみ・・・。

 

2025年9月28日 クチナシの実の中で蛹化しました。実を少しカット。

 

2025年 10月4日羽化 西表島産 イワカワシジミ ♂

 

2025年 10月6日羽化 西表島産 イワカワシジミ ♀

 

2024年6月21日 採集 西表島産 イワカワシジミ成虫♀ 黄色型

西表島産 テツイロビロウドセセリは2025年10月1日に蛹になりました。

2頭が無事蛹になりました。

10月11日に♂、10月14日に♀が羽化しました。

 

実は今回のテツイロビロウドセセリの飼育はデリスの若葉が最後に不足気味になり

「ひのきあすなろ」さん(右下ブックマーク参照)にお願いしてデリスのプランター、若葉を御提供いただきうまくいきました。

感謝申し上げます!

 

2025年10月1日 デリスのプランター デリスに幼虫の食痕あり

 

2025年10月1日 デリスに造られた巣 中に蛹がいます。

 

2025年10月1日 デリスに造られた巣 中に蛹がいます。

 

2025年10月1日 デリスに造られた巣を開けると蛹が姿を現しました。

 

2025年10月11日 テツイロビロウドセセリ ♂羽化

 

2025年10月14日 テツイロビロウドセセリ ♀羽化

 

その後の西表島産テツイロビロウドセセリ幼虫です。

持ち帰ったデリスは2025年9月16日時点でかなり萎れてしまいました。

デリスは切り枝ではすぐに萎れてしまうので、プランター植えのデリスを持っていると

大変便利です。

9月16日には4齢幼虫となり9月28日時点では終齢幼虫が確認できました。

終齢幼虫になると頭部が赤くなります。

 

9月16日 西表島より持ち帰り萎びてしまったデリスの新葉。

マメ科の植物は全般的に水揚げが悪く日持ちしません・・・・。

 

9月16日 プランター植えのデリス。ケージに入れて飼育。

 

9月16日 プランター植えのデリスの若葉に幼虫を移動させた。

 

9月28日 デリスに造られた終齢幼虫の巣

 

9月28日 テツイロビロウドセセリ終齢幼虫 デリスに造られた巣を開けた所

頭が赤くなりました。

 

2025年9月13日~9月15日の間、西表島に蝶採集に訪れました。

9月14日はテツイロビロウドセセリで有名なポイントに行きました。

食草のデリスは至る所に繁茂しており幼虫を探すのはとても大変です。

初齢、若齢幼虫は新芽、若葉を好んで食します。

終齢になると成葉も食します。

まずは終齢の幼虫を探すのに成葉に幼虫の造った巣がないか探しますが全く見つかりません。

食痕を手掛かりに若葉にようやく3齢幼虫が2頭見つかりました。

幼虫を採った時の写真を撮り忘れてしまいました。

持ち帰って飼育する事にしました。

 

2025年9月14日 西表島 繁茂するデリス 

 

2025年9月14日 西表島 繁茂するデリス 終齢幼虫は左側のような比較的若い

成葉を好んで食します。

 

2025年9月14日 西表島 繁茂するデリス 

テツイロビロウドセセリの成虫♀は上の写真のような小さな新芽~若葉に産卵します。

 

2025年9月14日 西表島 繁茂するデリス 

テツイロビロウドセセリの初齢~4齢幼虫は、このような若葉を好んで食します。

その後の西表島産タイワンアオバセセリ幼虫です。

2025年9月20日時点では終齢幼虫。

9月23日に蛹になりました。

10月5日に無事♀が羽化しました。

幼虫は柔らかい新葉を好んで食します。

終齢幼虫になると硬い成葉も食します。

持ち帰ったコウシュンカズラは結構日持ちしました。

セセリチョウ類は地味ですが、年をとるとこういった地味だけどユニークな幼虫、成虫の姿にひかれます・・・!

 

2025年9月20日 西表島産 タイワンアオバセセリ 終齢幼虫 

食草 コウシュンカズラ 左側に巣と幼虫がわずかに見えます。

 

2025年9月20日 西表島産 タイワンアオバセセリ 終齢幼虫 

食草 コウシュンカズラに造られた巣内にいる

 

2025年9月23日 西表島産 タイワンアオバセセリ 蛹

 

2025年10月5日 西表島産 タイワンアオバセセリ♀ 羽化

 

2025年10月5日 西表島産 タイワンアオバセセリ♀ 羽化

 

2025年9月13日~9月15日の間、西表島に蝶採集に訪れました。

雰囲気的に迷蝶の可能性は低そうですが、さてどんな蝶に出会えますでしょうか?

9月13日はまずオキナワビロウドセセリの幼虫をクロヨナの葉から見つけました。

 

その近くを散策すると弾丸のように俊敏に飛ぶセセリチョウが目に入りました。

タイワンアオバセセリです。

この蝶は大型のセセリチョウですが、飛んでいるとあまり大きく見えません。

ふと近くを見るとタイワンアオバセセリの食草のコウシュンカズラの鮮やかな黄色い花が目に入りました。この植物はつる状に伸び他の木に絡んで繁茂しています。

コウシュンカズラの新葉を探すと巣があり幼虫が1頭見つかりました。

終齢幼虫でしょうか、持ち帰って飼育することにしました。

 

2025年9月13日 西表島 タイワンアオバセセリの食草コウシュンカズラ

黄色い花がよく目立ち、つる状に伸び他の木に絡んで繁茂しています。

 

2025年9月13日 西表島 タイワンアオバセセリの食草コウシュンカズラ

黄色い花がよく目立つ。

写真の花の周辺の淡い緑色の葉は新葉で柔らかく、初齢~4齢の幼虫が好んで食す。

終齢の5齢になると写真右側に写っている深緑食の硬い葉も食す。

 

2025年9月13日 西表島 タイワンアオバセセリの食草コウシュンカズラ

新葉に造られたタイワンアオバセセリの巣と食痕が見られる。

 

2025年9月13日 西表島 タイワンアオバセセリの食草コウシュンカズラ

新葉に造られたタイワンアオバセセリの巣と食痕が見られる。

 

2025年9月13日 西表島 タイワンアオバセセリの食草コウシュンカズラ

巣を開くとタイワンアオバセセリの終齢?幼虫が姿を現した。

 

 

2025年8月2日~3日の与那国島での採集ではツマベニチョウが結構多く見られました。

与那国島ではツマベニチョウは時期が合えば多く目にしますが、高所を敏速に飛んでいたりハイビスカスに吸蜜に来るものの長時間吸蜜することは少なくすぐに飛び立ったりなかなか採りにくいです。朝は割と飛翔がゆっくりだったり、夕方はハイビスカスの吸蜜が長時間だったりして多少は採りやすい気がします。

ハイビスカスが咲いていればどこにでもいるという訳ではなく、集まる場所が決まっています。

今回はツマベニチョウ♀も採りましたがかなり飛び古した個体で持ち帰りましたが産卵せずでした。

今回は与那国島では食樹であるギョボクの木は見つけられませんでした。

沖縄本島ではギョボクの木は多く見られますが八重山諸島ではギョボクの木は少なく、見つけるのはなかなか大変です・・・・!

 

今回はあとはシロミスジ成虫、メスアカムラサキ成虫♂、クロボシセセリ成虫、クロテンシロチョウ成虫、クロセセリ幼虫等採れてとても楽しい採集旅行でした(^^)!

また与那国島に訪れたいですね!

 

2025年8月2日 与那国島 林道沿いのハイビスカス ツマベニチョウ、クロアゲハ、

ヤエヤマカラスアゲハ、ジャコウアゲハが沢山集まっていました。

 

採集してきた 与那国島産ツマベニチョウ ♂

 

 

2025年8月2日~3日の与那国島での採集では有尾型のクロアゲハ♀を採りました。

八重山諸島産のクロアゲハは沖縄本島以北産に比べて赤斑が発達(特に♀)し尾状突起は短めになります。

 

赤斑が豪華に二重になった二重紋は珍重されます。

今回採った♀は八重山諸島産にしては普通の赤斑のタイプです。

 

与那国島では無尾型のクロアゲハも産しますが数は少ないです。

有尾型のクロアゲハ♀に産卵させて飼育してみると、まれに無尾型が羽化することも

あります。

 

持ち帰って自宅のカラスザンショウに産卵させて飼育しました。

8月27日には終齢になり9月16日から羽化し始めました。

無尾型を期待しましたが羽化した成虫は全て有尾型でした・・・・!

 

2025年8月5日 採集してきた与那国島産 クロアゲハ ♀

 

2025年8月27日 与那国島産 クロアゲハ終齢幼虫 カラスザンショウで飼育

 

2025年8月27日 与那国島産 クロアゲハ終齢幼虫 カラスザンショウで飼育

 

2025年9月16日 与那国島産 クロアゲハ ♂ 羽化

 

2025年9月16日 与那国島産 クロアゲハ ♀ 羽化

 

2025年9月16日 与那国島産 クロアゲハ ♀ 羽化

2025年8月2日~3日の与那国島採集ではジャコウアゲハの♀が採れましたので、持ち帰って本州のウマノスズクサに産卵させ飼育していました。

9月8日には終齢~蛹と各ステージが見られました。

9月25日には赤斑が暗化した♀が2頭羽化しました。暗化は胴の斑紋にも見られます。

9月26日羽化の通常の赤い斑紋と比較すると暗化は一目瞭然ですね(^^)!

 

2025年9月8日 与那国島産 ジャコウアゲハ終齢幼虫

 

2025年9月8日 与那国島産 ジャコウアゲハ終齢幼虫

 

2025年9月8日 与那国島産 ジャコウアゲハ蛹

 

2025年9月25日羽化 与那国島産 ジャコウアゲハ♀ 斑紋が暗化(胴・翅)

 

2025年9月26日羽化 与那国島産 ジャコウアゲハ♀ 正常の赤い斑紋