蝶好きなhideのブログ

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蝶を採ったり飼育したりするのが好きな60歳のおじさんのブログです。
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右下のテーマは、アゲハチョウ・シロチョウ・タテハチョウ・シジミチョウ・セセリチョウ・ジャノメチョウ・マダラチョウの順に並んでいます。

2024年9月16日です。

ちょっと車で1時間ほどの近場に採集に行く事にしました。

7月・8月は忙しく採集にはほとんど行けませんでした・・・・。

自然公園の近くです。スミナガシの幼虫はいないかなとやってまいりました。

 

昔に比べるとアワブキの木は結構切られて減っていました。

大きいアワブキだと10m以上の大木になっていますが、

2mほどの小さいアワブキに結構幼虫がみられました。

3齢~終齢とみられました。

少し持ち帰って飼育することにしました。

 

2024年9月16日 新潟市 自然公園近くのアワブキの木 2mほど 写真中央 幼虫が5頭いました。

 

2024年9月16日 新潟市 アワブキの葉上 スミナガシ終齢幼虫 角があり宇宙人の様?

 

2024年9月16日 新潟市 アワブキの葉上 スミナガシ終齢幼虫 角があり宇宙人の様?

 

2024年9月16日 スミナガシ終齢幼虫 発砲スチロールの容器で飼います。

 

2024年9月16日 スミナガシ終齢幼虫 発砲スチロールの容器で飼います。

 

2024年8月1日 西表島産のジャコウアゲハです。

順調に育って無事蛹になりました。

新潟市の実家の庭のウマノスズクサを使って飼育してきました。

そのウマノスズクサに付いていた新潟市産のジャコウアゲハも蛹になりました。

蛹の色が一目瞭然異なります。

西表島産は茶色、新潟市産は黄色です。

8月3日に♂が羽化、8月6日に♀が羽化しました。

西表島産の♀から採卵し新潟市のウマノスズクサで無事羽化させる事が

出来て大満足です。

 

2024年8月1日 ジャコウアゲハ蛹 左:西表島産 茶色 右:新潟市産 黄色

 

2024年8月3日羽化 西表島産 ジャコウアゲハ ♂ 裏面

 

2024年8月6日羽化 西表島産 ジャコウアゲハ ♀ 裏面

 

2024年8月6日羽化 西表島産 ジャコウアゲハ ♀ 表面 

本州産よりも黒化しています。

2024年7月21日 西表島産のジャコウアゲハの幼虫です。

新潟市の実家の裏庭に生えているウマノスズクサを採ってきて与えています。

10年以上前にウマノスズクサの小さなプランターを実家の庭に1つぽんと置いておいたところ、いつの間にか裏庭の一面にウマノスズクサが繁茂するようになりました。

今年はジャコウアゲハが自然飛来し沢山の幼虫がウマノスズクサに見られています。

西表島の幼虫と混ざらないように飼わなくてはいけませんね・・・。

しかし終齢幼虫をよくみると新潟市産と西表島産と微妙に斑紋が異なるのがわかり面白いです。

 

2024年7月21日 実家の裏庭に繁茂するウマノスズクサ

 

2024年7月21日 実家の裏庭に繁茂するウマノスズクサ

 

2024年7月21日 西表島産 ジャコウアゲハ 終齢幼虫

全体的に黒っぽい 頭部の突起は鮮明な赤色

 

2024年7月21日 西表島産 ジャコウアゲハ 終齢幼虫

全体的に黒っぽい 頭部の突起は鮮明な赤色

 

2024年7月21日 新潟市産 ジャコウアゲハ 終齢幼虫

背部に灰色の模様が目立つ  頭部の突起はピンク色

 

2024年7月21日 

西表島産 ジャコウアゲハ 終齢幼虫 奥

新潟市産 ジャコウアゲハ 終齢幼虫 手前

 

2024年7月21日 

西表島産 ジャコウアゲハ 終齢幼虫 奥

新潟市産 ジャコウアゲハ 終齢幼虫 手前

2024年7月5日 西表島産のジャコウアゲハは孵化後、順調にウマノスズクサを食べてくれてほっと一安心です。

いつもの発泡スチロールの容器で飼っています。

順調に育ってきました。

ジャコウアゲハの幼虫は、共食いする習性があると生態図鑑に書いてあります。

脱皮前の幼虫や前蛹、蛹が他の幼虫に食べられるそうです。

成長の異なる幼虫や、あまりに密に飼う事は避けた方がいいでしょう。

 

2024年7月5日 西表島産 ジャコウアゲハ幼虫 ウマノスズクサを食す

 

2024年7月7日 西表島産 ジャコウアゲハ幼虫 ウマノスズクサを食す

 

2024年7月14日 西表島産 ジャコウアゲハ幼虫 終齢 ウマノスズクサを食す

 

2024年7月14日 西表島産 ジャコウアゲハ幼虫 終齢 ウマノスズクサを食す

2024年6月19日~6月23日の西表島採集は全体的に蝶の数が少なく、マダラ類の迷蝶も全くみられませんでした。やや寂しい感じでしたが、何か飼育するものを求めて林道をあちこち歩きました。

6月19日にジャコウアゲハの♀を採りましたので持ち帰って飼育することにしました。

西表島のジャコウアゲハは八重山亜種で♀の黒化が顕著で、幼虫はリュウキュウウマノスズクサを食します。

西表島や石垣島のリュウキュウウマノスズクサの葉を食しているいるジャコウアゲハの幼虫を本州に持ち帰ってふつうのウマノスズクサで飼育しようとするとうまく食さない事があります。

しかし成虫♀を持ち帰って本州のウマノスズクサに産卵させて初齢幼虫から育てるとうまくいくと以前蝶友が言っていました。

今回、飼育を試してみる事にしました。

持ち帰った♀は、居住地の新潟市から採取してきたウマノスズクサの葉に沢山産卵してくれました。

 

2024年6月29日 西表島産 ジャコウアゲハ♀ 産卵し亡くなられた後

 

2024年6月29日 新潟市産 ウマノスズクサの葉 

西表島産のジャコウアゲハ♀が卵を産んでくれました。

 

2024年6月29日 新潟市産 ウマノスズクサの葉 

西表島産のジャコウアゲハ♀が卵を産んでくれました。

 

2024年6月29日 新潟市産 ウマノスズクサの葉 

西表島産のジャコウアゲハ♀が卵を産んでくれました。

2024年7月21日 石垣島産 スミナガシが無事羽化しました(^_^)。

♂かな?

 

2024年7月21日 石垣島産 スミナガシ 羽化直前の黒ずんだ蛹

 

2024年7月21日 石垣島産 スミナガシ 羽化

 

 

 

 

2024年6月19日~6月23日の西表島採集ではスミナガシ、シロオビヒカゲの♀を採って飼育したくて焼酎バナナトラップ等も用意していったのですが、結局全く採れませんでした・・・。

シロオビヒカゲは相当飛び古した♂1頭のみ採り、スミナガシは姿も見ませんでした。

 

最終日に石垣島でヤンバルアワブキの葉よりスミナガシの幼虫(2齢?)を1頭、卵3個採り持ち帰りました。

卵からは1頭孵化しましたがその後死亡。他の卵は孵化しませんでした。

帰宅後 幼虫にはヤンバルアワブキの葉を与え無事に蛹になりました。

 

2024年6月27日 石垣島産 スミナガシ幼虫 ヤンバルアワブキの葉を与えました。

ヤンバルアワブキをある程度食べて育った幼虫は、本州の普通のアワブキは食べない事がありますのでヤンバルアワブキを与えるのが無難です。

 

2024年7月13日 幼虫が蛹になった後のヤンバルアワブキのプランター ネット掛けで飼育していました。

 

2024年7月13日 幼虫が蛹になった後のヤンバルアワブキのプランター 

終齢幼虫に葉を沢山食され葉がだいぶ減っています。

 

2024年7月13日 石垣島産 スミナガシ 蛹 ヤンバルアワブキの枝上

 

2024年7月13日 石垣島産 スミナガシ 蛹 ヤンバルアワブキの枝上

ユニークな形状の蛹です(^_^)!

西表島産 オキナワビロウドセセリ幼虫は、クロヨナの新葉をよく食しました。

発泡スチロールの容器で飼いました。

西表島から持ち帰ったクロヨナの新葉は冷蔵庫の冷蔵室保管(枝の切り取った部分を濡らしたティッシュ、アルミホイルで巻きビニール袋に入れて)で蛹化まで十分持ちました。

幼虫の成長は早く、最も成長の早いものは6月27日に蛹化、7月5日に羽化しました。

羽化した成虫は大変美しいです。

 

2024年6月21日 西表島産 オキナワビロウドセセリ 幼虫 クロヨナの新葉上

 

2024年6月27日 西表島産 オキナワビロウドセセリ 幼虫 クロヨナの新葉上

 

2024年6月27日 西表島産 オキナワビロウドセセリ 幼虫 クロヨナの新葉上

普段は巣の中(写真の葉の上部)に潜み、摂食時は巣の外に出て摂食

蛹化は巣の中で行われる

 

2024年7月5日 西表島産 オキナワビロウドセセリ 蛹

クロヨナの葉の巣を開いたところ

 

2024年7月8日 西表島産 オキナワビロウドセセリ 羽化した成虫

 

2024年6月19日~6月23日 西表島を蝶採集に訪れました。

6月21日 新芽、新葉の出ているクロヨナの木を見つけたので葉を見るとオキナワビロウドセセリの幼虫が沢山見られました。

幼虫は4齢ほどでしょうかいくつか幼虫を採取し飼育することにしました。

クロヨナの木は大木になりますが幼虫のいた木は人の背より低く、剪定された後に新葉が沢山出ていました。幼虫は硬くなった成葉は決して食べません。

クロヨナの木が剪定された後や台風で葉が吹き飛ばされた後に出てきた新芽、新葉に幼虫が沢山見られる事がよくあります。

 

2024年6月21日 西表島 クロヨナの木 新葉の光沢のある明るい緑色が目を引きます

 

2024年6月21日 西表島 クロヨナの木 新葉を折って造られたオキナワビロウドセセリの幼虫の巣

 

2024年6月21日 西表島 クロヨナの葉

左側の深緑色の成葉は幼虫は食べず、右側の様な明るい緑色の新葉に幼虫はいます

 

2024年6月21日 西表島 クロヨナの葉 

新葉を折って造られたオキナワビロウドセセリの幼虫の巣

 

2024年6月21日 西表島 クロヨナの葉 新葉を折って造られたオキナワビロウドセセリの幼虫の巣

巣を開けると幼虫が姿を現しました

 

山梨県産 キマダラモドキ幼虫です。

ヒメノガリヤスで最初は飼育していましたが、その後は葉の量が多く柔らかいオーチャードグラスのプランターで幼虫を飼育しました。

2024年

6月14日 終齢幼虫~蛹

6月15日 蛹

7月4日 ♂羽化

7月6日 ♀羽化

と順調にいきました。

 

うまくいって大変満足です(^_^)!!

 

2024年6月14日 オーチャードグラスの葉上のキマダラモドキ終齢幼虫

 

2024年6月14日 オーチャードグラスの葉裏のキマダラモドキ蛹

 

2024年6月15日 キマダラモドキ蛹

 

2024年7月4日 キマダラモドキ♂ 羽化

 

2024年7月6日 キマダラモドキ♀ 羽化

♀は♂に比べて翅が大型で後翅が白化(個体によっては明るい黄色化)します。