蝶好きなhideのブログ

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蝶を採ったり飼育したりするのが好きな62歳のおじさんのブログです。
どなたでもお気軽にコメントください・・・!
右下のテーマは、アゲハチョウ・シロチョウ・タテハチョウ・シジミチョウ・セセリチョウ・ジャノメチョウ・マダラチョウの順に並んでいます。

2025年8月2日~3日の与那国島での採集では有尾型のクロアゲハ♀を採りました。

八重山諸島産のクロアゲハは沖縄本島以北産に比べて赤斑が発達(特に♀)し尾状突起は短めになります。

 

赤斑が豪華に二重になった二重紋は珍重されます。

今回採った♀は八重山諸島産にしては普通の赤斑のタイプです。

 

与那国島では無尾型のクロアゲハも産しますが数は少ないです。

有尾型のクロアゲハ♀に産卵させて飼育してみると、まれに無尾型が羽化することも

あります。

 

持ち帰って自宅のカラスザンショウに産卵させて飼育しました。

8月27日には終齢になり9月16日から羽化し始めました。

無尾型を期待しましたが羽化した成虫は全て有尾型でした・・・・!

 

2025年8月5日 採集してきた与那国島産 クロアゲハ ♀

 

2025年8月27日 与那国島産 クロアゲハ終齢幼虫 カラスザンショウで飼育

 

2025年8月27日 与那国島産 クロアゲハ終齢幼虫 カラスザンショウで飼育

 

2025年9月16日 与那国島産 クロアゲハ ♂ 羽化

 

2025年9月16日 与那国島産 クロアゲハ ♀ 羽化

 

2025年9月16日 与那国島産 クロアゲハ ♀ 羽化

2025年8月2日~3日の与那国島採集ではジャコウアゲハの♀が採れましたので、持ち帰って本州のウマノスズクサに産卵させ飼育していました。

9月8日には終齢~蛹と各ステージが見られました。

9月25日には赤斑が暗化した♀が2頭羽化しました。暗化は胴の斑紋にも見られます。

9月26日羽化の通常の赤い斑紋と比較すると暗化は一目瞭然ですね(^^)!

 

2025年9月8日 与那国島産 ジャコウアゲハ終齢幼虫

 

2025年9月8日 与那国島産 ジャコウアゲハ終齢幼虫

 

2025年9月8日 与那国島産 ジャコウアゲハ蛹

 

2025年9月25日羽化 与那国島産 ジャコウアゲハ♀ 斑紋が暗化(胴・翅)

 

2025年9月26日羽化 与那国島産 ジャコウアゲハ♀ 正常の赤い斑紋

2025年8月10日 与那国島産 イワカワシジミ蛹から無事に♀が羽化しました。

良かったです(^^)。

野外では発生初期は成虫が結構まとまって見られますが、時間とともに分散し成虫を見る機会は減っていきます。

 

 

 

 

 

2025年8月2日~3日と与那国島に採集に行ってきました。

7月にはかなり沢山の迷蝶が採れたとの情報がネットに出ていました。

迷蝶狙いでしたが結局迷蝶は全く採れませんでした・・・・。

でも全体的に蝶の数は結構多く楽しめました。

クチナシの実からイワカワシジミの蛹を1個採りました。

他に幼虫のいたと思われる穴の空いたクチナシの実が多数ありましたが、ほとんど中身は空か実が残っていても幼虫は不在でした。

卵の付いているクチナシの実をいくつか持ち帰りましたが結局1個も孵化しませんでした。蛹はその後無事に羽化しました。

 

2025年8月2日 RAC 741便にて 石垣空港 10時発 離陸時は快晴 →与那国空港に10時40分に着きました。空港に降りる前は視界不良でしばらく上空待機、その後無事に着陸。着陸時は雨でしたが、昼過ぎには晴れてくれてよかったです(^^)。

 

2025年8月3日 与那国島 クチナシの木 与那国ではクチナシの木は局所的に生えています。生えているところには群生しています。

 

2025年8月3日 与那国島 クチナシの木 葉がツヤツヤしており葉脈が目立ちます。

 

2025年8月3日 与那国島 イワカワシジミの蛹の入っていたクチナシの実

結構大きな穴があいています。幼虫は実の表面から食い込み、実を食し成長するに従い穴は大きくなります。蛹になるまで通常実を2個ほど食します。

 

2025年8月5日 与那国島産 イワカワシジミ 実を切り開き蛹を確認

 

2025年8月5日 与那国島産 イワカワシジミ 実を切り開き蛹を確認

太い胴径なので♀かな?

 

 

2025年7月19日 ミヤマシジミ♂、♀無事羽化しました。

ヒメシジミよりも一段と気品があります・・・!

 

2025年7月19日 ミヤマシジミ♂ 羽化 裏面地色はグレー

 

2025年7月19日 ミヤマシジミ♀ 羽化 裏面地色はブラウン

 

途中経過がなくてすみません・・・。

2025年7月11日~13日には幼虫たちは無事に育って終齢幼虫、前蛹、蛹となりました。

幼虫は食草のコマツナギの葉表を剝ぎ取ったような独特の食痕を残します。

コマツナギはマメ科にしては切り枝でも結構水揚げのよい植物で飼育は簡単です。

 

2025年7月11日 ミヤマシジミ終齢幼虫 コマツナギの葉表を剥ぎ取るように食す

 

2025年7月12日 ミヤマシジミ 前蛹 コマツナギの葉裏

 

2025年7月12日 ミヤマシジミ 蛹 コマツナギの葉裏

 

幼虫は食草のコマツナギの葉表を剝ぎ取ったような独特の食痕を残します。

 

コマツナギのプランターを採卵用に使います。

枝・葉がやや伸びすぎなので適当にカットします。

カット後袋掛け。これで採卵する準備が出来ました。

コマツナギは丈夫な植物で、庭に植えておくと種が飛んであちこちで勝手に増えてくれます。

 

コマツナギ プランター 枝・葉がやや伸びすぎなので適当にカット

 

コマツナギ プランター カット後

 

コマツナギ プランター 袋掛けして ミヤマシジミの♀を放ちました。

しばらく投稿していませんでした。

2025年6月15日にミヤマシジミ、クロツバメシジミの採集を目的に長野県まで行きました。河川敷沿いにポイントがあります。

ちょうど両種の♂、♀ともに発生していました。

ミヤマシジミのメスを数頭採り生かして持ち帰り、以前より用意していたコマツナギのプランターに袋掛けして♀を放ちました。

 

2025年6月15日 長野県 河川敷 ミヤマシジミ、クロツバメシジミ、コムラサキが

生息しています。この日はスジボソヤマキチョウ♂、アカボシゴマダラ♀(外来種)も

見られました。

 

2025年6月15日 長野県 河川敷 ミヤマシジミの食草 コマツナギ

ピンクの花が可愛らしいです。

 

2025年6月15日 長野県 河川敷 ミヤマシジミの食草 コマツナギ

小さいですが中央にミヤマシジミ♂が写っています(^^)。

 

2025年6月15日 採集してきたミヤマシジミ♀

その後のジョウザンミドリシジミ幼虫です。

2025年5月23日前蛹、5月25日蛹化しました。

6月11日1♀が無事羽化しました。

ジョウザンミドリシジミは♂、♀ともにエゾミドリシジミよりも尾状突起が短いです。

またジョウザンミドリシジミ♀はエゾミドリシジミ♀より裏面の地色の茶が濃い事から見分けがつきます。

幼虫の色合いはかなり異なりますね。

 

ジョウザンミドリシジミ 2025年5月23日 前蛹 餌として与えていたクヌギの葉裏

 

ジョウザンミドリシジミ 2025年5月23日 蛹化 餌として与えていたクヌギの葉裏

 

ジョウザンミドリシジミ 1♀ 2025年6月11日 羽化

その後のエゾミドリシジミ幼虫です。

2025年5月23日に前蛹となり、5月25日に蛹化。

6月10日に無事1♂、1♀が羽化しました。

 

エゾミドリシジミ 2025年5月23日 前蛹

 

エゾミドリシジミ 2025年5月23日 蛹化

 

エゾミドリシジミ 2025年6月10日 1♂羽化

 

エゾミドリシジミ 2025年6月10日 1♀羽化

 

参考までに2025年5月24日に採集したエゾミドリシジミの幼虫(現地で午前10時37分撮影)です。

普通はエゾミドリの幼虫は日中は写真の下に写っている鱗片、枝の分かれ目等に巧みに隠れているのですが堂々と葉上にいました。

実はこの幼虫は自宅に持ち帰って前蛹となったのですが、その後ウジの蛹が出てきました。寄生されていたために本来日中は鱗片等に隠れるという習性が破綻してしまっていたのでしょうか?