蝶好きなhideのブログ

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蝶を採ったり飼育したりするのが好きな62歳のおじさんのブログです。
どなたでもお気軽にコメントください・・・!
右下のテーマは、アゲハチョウ・シロチョウ・タテハチョウ・シジミチョウ・セセリチョウ・ジャノメチョウ・マダラチョウの順に並んでいます。

2025年8月10日 与那国島産 イワカワシジミ蛹から無事に♀が羽化しました。

良かったです(^^)。

野外では発生初期は成虫が結構まとまって見られますが、時間とともに分散し成虫を見る機会は減っていきます。

 

 

 

 

 

2025年8月2日~3日と与那国島に採集に行ってきました。

7月にはかなり沢山の迷蝶が採れたとの情報がネットに出ていました。

迷蝶狙いでしたが結局迷蝶は全く採れませんでした・・・・。

でも全体的に蝶の数は結構多く楽しめました。

クチナシの実からイワカワシジミの蛹を1個採りました。

他に幼虫のいたと思われる穴の空いたクチナシの実が多数ありましたが、ほとんど中身は空か実が残っていても幼虫は不在でした。

卵の付いているクチナシの実をいくつか持ち帰りましたが結局1個も孵化しませんでした。蛹はその後無事に羽化しました。

 

2025年8月2日 RAC 741便にて 石垣空港 10時発 離陸時は快晴 →与那国空港に10時40分に着きました。空港に降りる前は視界不良でしばらく上空待機、その後無事に着陸。着陸時は雨でしたが、昼過ぎには晴れてくれてよかったです(^^)。

 

2025年8月3日 与那国島 クチナシの木 与那国ではクチナシの木は局所的に生えています。生えているところには群生しています。

 

2025年8月3日 与那国島 クチナシの木 葉がツヤツヤしており葉脈が目立ちます。

 

2025年8月3日 与那国島 イワカワシジミの蛹の入っていたクチナシの実

結構大きな穴があいています。幼虫は実の表面から食い込み、実を食し成長するに従い穴は大きくなります。蛹になるまで通常実を2個ほど食します。

 

2025年8月5日 与那国島産 イワカワシジミ 実を切り開き蛹を確認

 

2025年8月5日 与那国島産 イワカワシジミ 実を切り開き蛹を確認

太い胴径なので♀かな?

 

 

2025年7月19日 ミヤマシジミ♂、♀無事羽化しました。

ヒメシジミよりも一段と気品があります・・・!

 

2025年7月19日 ミヤマシジミ♂ 羽化 裏面地色はグレー

 

2025年7月19日 ミヤマシジミ♀ 羽化 裏面地色はブラウン

 

途中経過がなくてすみません・・・。

2025年7月11日~13日には幼虫たちは無事に育って終齢幼虫、前蛹、蛹となりました。

幼虫は食草のコマツナギの葉表を剝ぎ取ったような独特の食痕を残します。

コマツナギはマメ科にしては切り枝でも結構水揚げのよい植物で飼育は簡単です。

 

2025年7月11日 ミヤマシジミ終齢幼虫 コマツナギの葉表を剥ぎ取るように食す

 

2025年7月12日 ミヤマシジミ 前蛹 コマツナギの葉裏

 

2025年7月12日 ミヤマシジミ 蛹 コマツナギの葉裏

 

幼虫は食草のコマツナギの葉表を剝ぎ取ったような独特の食痕を残します。

 

コマツナギのプランターを採卵用に使います。

枝・葉がやや伸びすぎなので適当にカットします。

カット後袋掛け。これで採卵する準備が出来ました。

コマツナギは丈夫な植物で、庭に植えておくと種が飛んであちこちで勝手に増えてくれます。

 

コマツナギ プランター 枝・葉がやや伸びすぎなので適当にカット

 

コマツナギ プランター カット後

 

コマツナギ プランター 袋掛けして ミヤマシジミの♀を放ちました。

しばらく投稿していませんでした。

2025年6月15日にミヤマシジミ、クロツバメシジミの採集を目的に長野県まで行きました。河川敷沿いにポイントがあります。

ちょうど両種の♂、♀ともに発生していました。

ミヤマシジミのメスを数頭採り生かして持ち帰り、以前より用意していたコマツナギのプランターに袋掛けして♀を放ちました。

 

2025年6月15日 長野県 河川敷 ミヤマシジミ、クロツバメシジミ、コムラサキが

生息しています。この日はスジボソヤマキチョウ♂、アカボシゴマダラ♀(外来種)も

見られました。

 

2025年6月15日 長野県 河川敷 ミヤマシジミの食草 コマツナギ

ピンクの花が可愛らしいです。

 

2025年6月15日 長野県 河川敷 ミヤマシジミの食草 コマツナギ

小さいですが中央にミヤマシジミ♂が写っています(^^)。

 

2025年6月15日 採集してきたミヤマシジミ♀

その後のジョウザンミドリシジミ幼虫です。

2025年5月23日前蛹、5月25日蛹化しました。

6月11日1♀が無事羽化しました。

ジョウザンミドリシジミは♂、♀ともにエゾミドリシジミよりも尾状突起が短いです。

またジョウザンミドリシジミ♀はエゾミドリシジミ♀より裏面の地色の茶が濃い事から見分けがつきます。

幼虫の色合いはかなり異なりますね。

 

ジョウザンミドリシジミ 2025年5月23日 前蛹 餌として与えていたクヌギの葉裏

 

ジョウザンミドリシジミ 2025年5月23日 蛹化 餌として与えていたクヌギの葉裏

 

ジョウザンミドリシジミ 1♀ 2025年6月11日 羽化

その後のエゾミドリシジミ幼虫です。

2025年5月23日に前蛹となり、5月25日に蛹化。

6月10日に無事1♂、1♀が羽化しました。

 

エゾミドリシジミ 2025年5月23日 前蛹

 

エゾミドリシジミ 2025年5月23日 蛹化

 

エゾミドリシジミ 2025年6月10日 1♂羽化

 

エゾミドリシジミ 2025年6月10日 1♀羽化

 

参考までに2025年5月24日に採集したエゾミドリシジミの幼虫(現地で午前10時37分撮影)です。

普通はエゾミドリの幼虫は日中は写真の下に写っている鱗片、枝の分かれ目等に巧みに隠れているのですが堂々と葉上にいました。

実はこの幼虫は自宅に持ち帰って前蛹となったのですが、その後ウジの蛹が出てきました。寄生されていたために本来日中は鱗片等に隠れるという習性が破綻してしまっていたのでしょうか?

 

2025年5月18日ゼフィルスの幼虫を探しに福島県までやってまいりました。

ゼフィルスの幼虫は種類によっては木の根元~手の届く範囲までにいるものや、木の頂上部付近にいるもの(ヒサマツミドリ、クロミドリ、アイノミドリ等)と色々と異なります。

今回は林道を歩いて回ってみるとミズナラの木が折れて(冬の雪による重み?)林道に倒れていた倒木が2か所見られました。

こういった倒木では木の頂上部付近にいるゼフィルスの幼虫を楽に得ることができます。

適当に枝を切ってビニール袋に入れ自宅に持ち帰りました。

ちなみにゼフィルスの幼虫は種類にもよりますが、昼間は木の枝の分岐部や鱗片に巧みに隠れて夜間に摂食するものも多く、持ち帰った枝を夜に自宅で確認すると葉上にて摂食している幼虫を容易に見つけることができます。

運よくエゾミドリシジミ、ジョウザンミドリシジミ、アカシジミ、ミズイロオナガシジミの幼虫が得られました。

 

他には秋・冬等に伐採されたコナラ、ミズナラ、クヌギの木からゼフィルスの卵が得られることはありますが、そういった幸運に恵まれることはしょっちゅうあるわけではありません・・・・!

 

2025年5月18日 福島県 林道で見られたミズナラの倒木 高さ5~6m?

 

2025年5月20日 ミズナラの葉裏上のエゾミドリシジミ 終齢幼虫

 

2025年5月20日 ミズナラの葉裏上のジョウザンミドリシジミ 終齢幼虫

 

2025年5月20日 ミズナラの葉上のアカシジミ 終齢幼虫

 

2025年5月20日 ミズナラの葉裏上のミズイロオナガシジミ 終齢幼虫

 

 

昨年2024年9月に幼虫を採集し蛹で越冬していた新潟市産のスミナガシの蛹は、冬の間は冷蔵庫内でタッパーに入れて保管していました。

2025年3月に入って暖かい部屋に蛹を置いていたら4月15日に♂、4月19日に♀が羽化しました。

スミナガシは、渋い美しさのあるいい蝶ですね!

 

2025年4月15日 新潟市産 スミナガシ ♂羽化

 

2025年4月19日 新潟市産 スミナガシ ♀羽化