「好きなことを仕事にしよう!ムーブ

メント」なるものが、10年くらい前から

YouTube界隈からはじまり、時代の流れと

共に、その風潮はますます加速している

ように思います。

 

 

フリーランスになって10年以上経ち

ますが、好きなことを仕事にしてみて

思うのは、

 

 

「いいことづくめで、超楽しいし、

人生イージーモードだぜ、イェイチョキ気づき

 

 

みたいなノリとは程遠くて、例えるなら

「子育て」してるような感覚に近いかなと

思います。

 

 

幼かったこの子たちも、もう高校生。。早いなぁ

 

 

 

夜まで粘って、書きたいネタが出てこない

ときは「ブロガー人生終わった、、」と

毎回思うし、書きたいことがあっても

うまくまとまらなくてボツになることも

よくあるし、やる気はあるのに目はかすむし、

大変なことも、思い通りにいかないことも

多い。

 

 

でも読者さんや友人から「刺さりました!」

「元気をもらいました!」って感謝してもらえ

たり、もちろんやりがいを感じることも多い。

しんどいこともあるけど、苦痛ではないから

気付くと書いてしまう。。みたいな、そんな

感じです。

 

 

そもそもブログは書くことが好きで

始めたわけではなく、たまたま

某ファッション雑誌の編集部の方に

「HPでブログやってみます?」と言われて、

軽い気持ちで始めることになったのが

きっかけ。

 

 

続けるうちに、自分を表現することの

面白さがわかってきて、でもあれこれ

ルールや制限があり、書きたいことが

好きなように書けない環境にストレスを

感じ、1年ほど経って、アメブロに移行

しました。

 

 

アメブロを始めた当初は、「イケてない

自分をかっこよく撮りたい!素敵に

見せたい!」というゲスい動機で

書いていた気がしますが、そのうち

 

 

「ちょっとくらい、マシな文章が

書けるようになりたい」

 

 

と思うようになり、でも語彙力も表現力も

足りなくて、思い通りに書けない悔しさが

原動力となり、今も同じようなモヤモヤを

抱えつつ、筋トレ感覚で続けてます。


 

とにかく飽き性で三日坊主の私が、

ブログを10年以上も続けてこれたのは

自分でも驚きなのですが、

 

 

話しベタ、人見知り、内向的、超マイ

ペースという、自分の性に合っていたから、

10年以上も続けることができたのかなと

思います。

 

 

ただ、途中で迷走してしまったことも

あって、「書くこと」が好きだと

思い込んでいたので、いくつかの

メディアでライターさんっぽい記事を

執筆していた時期もあったのですが、

 

 

どうもきれいに整った文章は、人間臭さも、

自分らしさもなく、無味無臭で、私には

しっくりこず、書いててつまらなかった。

 

 

そこで、あぁ自分は単に「書くこと」が

好きなんじゃなくて、「その場のノリと

瞬発力で自由に書き散らかすこと」が好き

なんだなと気づきました。

 

 

整ってない文章のほうが自分らしいという

ことがわかってきたので、伝わりやすいと

思うなら、文法はガン無視で、「ら」も

「い」も抜くし、書き言葉には相応しくない

「~とか」、「超」、「~みたいな」という

のもガンガン使います。

 

 

メディアの記事は書けば書く分、稿料も

頂けるし、「そういうところで記事を

書くのは実績にもつながる!」という、

今思えば何の意味のない、見栄のような

ものもあって、なんとか踏ん張って書いて

いたけれど、面白くなかったので、どれも

長く続かなかった。

 

 

結局、続くか続かないかは、それが

「好きかどうか」だけでなく、「自分の

性に合ってるか」も重要なんだなと

思います。

 

 

あと、自分の経験上言えるのは、何かを

はじめる動機はゲスくていいし、

なんでもいいと思います。もちろん「お金が

もらえるから」でもいい!!

 

 

自分のスキルを社会にどう生かすか、

どう社会と繋がっていくかなど、

そういうことは後から、走りながら、

いくらでも考えることはできるから。

 

 

もし「好きなことを仕事にしてみたい」

という方は、気軽にあれこれチャレンジ

してみるのはオススメです。やって

みないと、自分に向いてるかどうかすら

わからないから。

 

 

「えぇーーーでもなー。もう年だし、

自分なんて何の才能もないしな、、」

 

 

なんて方に、私の大好きな作家、

宇野千代さんの晩年の名言を送ります。

 

 

「私にはまだまだ隠された能力があると、

自分なりに思っているのである。

その能力を探し、発揮していくことが

生きることなのである。」

《九十歳、イキのいい毎日/中公文庫》

 

 

 

長くなりましたが、読んで下さり

ありがとうございました!!

 

 

 

【note】きまぐれエッセイ

 

 

 

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