隅田川や浅草方面に抜けるとき、
おおきな交差点の角に
「おぉぅ、こんなところに！！」
と、思わず口にしてしまいそうな
クラシックなタイル張りの外観で、
とびきりかっこいいカフェがあるの
ですが、
通りすがりに撮った、いつかの写真。
自宅で、このカフェには全く関係の
ない内容の調べものをしていたとき、
偶然このおしゃれカフェが入るビルに、
とんでもないストーリーがあった
ことを知りました。
いつか行ってみたいカフェだったし、
いっちょお茶がてら行ってみようと
早速現場へ。気分は既にジャーナ
リスト！（うさんくさいですねー）
1930年代に建てられた「イーグル
ビル」は、鉄筋コンクリート造りで
当時最先端の技術で造られた耐震・
耐火構造だったため、
東京大空襲の爆撃・火災にも耐え、
ここに逃げてきた多くの人々の命を
救ったというすごい逸話が！！
商号で、ノート類を取り扱う店舗
だったとか。さぞかしおしゃれな
ノートだったんだろうな。。復刻版
欲しいくらい。
店舗は建物の3階まで、それより上は
店主一家の住まいで、戦時中、
地下室は防空壕として使用されていた
そうです。
それにしても堅牢で立派なビルヂング。
今も誇り高く、圧倒的オーラを放ってました。
最初に調べたかった内容なんて
そっちのけ状態で、ビルについて
夢中で調べていたら、
中央区のHPに、「イーグルビル」に
まつわる、貴重な体験記も見つけました。
《一部抜粋》
うちのビルにいた人は、多い時は
5、60人を超しただろうか。
初めから避難してきた近所の方が
数十人いた。自分の家が焼けて、
あとから来た知らない人が何十人もいた。
地下室に入りきれず、1階から4階まで、
大勢の人で一杯だった。
屋上に上がってみた。ずーと先まで、
一面焼け野原だった。
近所では、三菱銀行のビルは無事
らしかったが、コンクリートのビルでも
内部が焼けて、外側だけ残っているのが
多かった。
数々のビルが建ち並び、多くの人や
車が行き交うオフィス街。
物言わぬ建物とはいえ、こんな場所に
当時の大空襲を物語るビルが現存して
いたことも知らず、何度も通りすぎて
いたなんて、なんともいえない想いが
こみあげてきました。
そして、お目当てだったカフェは
入口からおしゃれすぎるわ、店内は
おしゃれで若い人ばっかりだわで、
入り口でヒヨって、１回なんとなく
入るのを躊躇してしまうと、
数年前、「1人スタバ恐怖症」は克服したのにね。。
また自意識が邪魔して（あんた
年いくつだよ？）なかなかお店に入る
勇気が出ず、結局あきらめて帰った
というオチ！
インスタ映えするドリンクやスイーツ
なんぞかっこよく撮って、イケてる
記事にしたかったんだけどな。。
「次は子供たち連れてリベンジすれば
いいじゃん！」なんて逃げの一手も
浮かんだのですが、いやいや、ここは
どうしても1人で自分の弱さを克服せねば
ならないのです。
相変わらずこじらせてますが、
次は迷わず、自意識とヘタレの
交差点を突破するぞ、頑張れ自分！
それでは今日はこのへんで。
お読み下さりありがとうございました ^^)
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