CR天才バカボン(大一)
(C)赤塚不二夫 スタジオぴえろ
■大当り確率315.5分の1(確変突入2分の1・1回ループ)
CRデジパチにリミッターが解除されてようやく人気の回復が見えかけた頃、気がつけば
ホールの設置の半分近くが海物語で占められるようになっていました。
今も続くデジパチ総海化の傾向は、実はこの頃から既に始まっていたのです。
昨年辺りからの京楽の躍進でようやく「海とその他」というデジパチの分類が「海とエヴァ
と京楽」という具合に広がりを見せ始めていますが・・・
そんな「海物語最強の時代」に唯一「ポスト海物語」もしくは「海物語の対抗機種」として
絶賛されたのが、大一から登場したこの天才バカボンでした。
覚えきるのが大変な程の様々な予告演出・どこまで発展するのかとドキドキするスーパー
リーチ、最後の最後の逆転パターン「ならでは当り」と、シンプルさを売りにしていた海物語
と全く反対のゲーム性が、絶妙のバランスで配分されており、キャラクタの振分けの上手さも
あり、凄まじい勢いで設置されました。
良く見ていなければ見逃しそうな背景演出や、大当たりが確定するプレミア入賞音等、それま
で大一が培った数々のノウハウが一気に開花したと言っても過言ではないかと思います。
それまで大一のマシンはリーチ演出のくどさから打ち手には結構好き嫌いがはっきり別れて
いたと思うのですが、そんな人もとにかく打って見たくなるという魅力がこの台には秘められて
いました。基本的には予告が複合すればするほど信頼度がアップするのですが、発展先次第
では大当たりが確定するパターンなんかも結構ありました。
海を意識していたという点では、これだけ様々な要素を詰め込んでいながら当時ブームになり
つつあった、「群予告」を採用していない点でも垣間見る事ができます。
勿論、それに代わる演出としてステップアップ予告の「白うなぎ」の存在を欠かす事は出来ません。
海の魚群がリーチ後の楽しみであるならば、この白うなぎは「その後の複合」の為に存在していた
と言えるでしょう。出現しただけでも激アツなのですが、後は停止するまでにいかに熱い予告が重
なるか・・・・あえてリーチ前に出現させたのは非常に優れたアイディアだったのでは??
しかしながら時短機能搭載の新要件機「天才バカボン2」は新海物語の対抗として注目されていな
がらも、思ったほど稼動がつかず、その遺伝子は確実に大一の各機種に受け継がれていながらも、
不思議な事に当初の面影を感じる台がほとんど登場しなくなってしまいました。
やはりこの台はある意味奇跡のバランスで人気を得たのかも知れませんね。
大一の演出とキャラクタがこれ以上ないという融合を果たしたという意味で。
■ゲームで遊ぶ
PS2で「必殺パチンコステーションV2(サンソフト)」が登場していますが、どうやら現在は販売されて
いないようです。気長に中古屋なんかで探すしか手はないのかも知れませんね。
マジックセブンD(大一)
■大当り確率211分の1
ニュービッグセブン でデジパチにドット表示という新しい演出を生み出した大一なのですが
その後の後継機では苦戦を強いられる事となります。
他社の追随もあり、新機種にはドット+αの新機軸を組み入れていたのですが、肝心の追加
部分が思った程受け入れられなかったのです。
直後に表示部を2段に増やした機種を登場させているのですが、見た目のインパクトとは裏腹
に思った程ヒットした機種はありませんでした。
マジックセブンもそんな路線で生まれたのか、ドットを使った円盤表示が売りとなっていました。
最終的には中央部分(赤色表示)で図柄が揃えば大当りとなるのですが、それぞれが円盤のように
スクロールする事で、前後の図柄が把握できるようになっていました。
その為従来機よりも大当りの瞬間が堪能できるようになっているのです。しかしながらこの流れるよ
うな動きによって、通常時に画面を注視しているとその動きで酔ってしまうという洒落にならない欠陥
も持ち合わせていました。
左(上→左)・右(上→右)・下(左→右)という不規則な動きは当時では「わかりにくい」という評価もあっ
たようで、自分の周りでも「見てたら気持ちが悪くなるから打たない」という意見を結構聞いたりしました。
今では液晶で様々な演出がありますが、この頃はまだ「上から下」というのがデジパチの動きとして認知
されていたのでしょうね・・・
スーパービンゴ(平和)
上段ステージ後方がローラーのような役物になっているちょっと玉の動きが不思議な平和の羽根物。
基本的なゲーム性は上段後方から下段手前のVを狙うというオーソドックスなスタイルとなっている
ものの、このビンゴゲームのような役物のお陰で、予想外の玉の動きを演出していました。
一端大当りしてしまえば、下段中央部分に玉が貯留される為、継続は容易なのですが・・・・
只、この台なかなか凝った作りをしていたものの、機種名がいかにも当時のヒット機種スーパーコンビ を
パクッたような印象があって、バッタ物扱いをされていたような印象が・・・(というかそんな感想を持っていた
のは自分だけなのかも?)
でもこの機種名聞いた時、当時はほとんどの人が同じような印象を受けたのではと?
しかしながら数年前にスロットでスーパービンゴ が登場した時に平和の羽根物のパクリ?と感じた人は
恐らく少数でしょうねぇ・・・・w
中央からスコーンとVへ向かう様や、壁に当って思いがけぬ大当り等、羽根物のツボはしっかり押さえて
いたとは思うのですが・・・
役物がウネウネ動く為、凝視していると酔いそうになった記憶がかすかに残っていますが、上記理由に
より自分はあまり打ちこむ事はありませんでした。今から考えると結構勿体無い事していたなぁとw
こちらは兄弟機のスーパービンゴ7。見た事はないのですが、噂ではスタートではなく
役物入賞時の払い出しが7個になっていたとか・・???
ドッカン島(西陣)
今のパチンコしか知らない人にとって、パチンコ大手メーカーとは京楽・三洋になるのかも
知れませんがかつては大手三大メーカーと言えば「平和・西陣・三共」が圧倒的なシェアを
誇っていました。
その大手の一角であった西陣が最も輝いていた時代と言えば・・・やはり旧要件羽根物末期
になるのではないでしょうか?
特に役物の工夫に関しては他社の追随を許さず、規定の限界に毎回挑むその姿勢と、完成
度の高さは「職人気質の西陣」としてヒットの有無を問わずファンの支持を得ていたような気がします。
ドッカン島はそんな西陣ティストに満ち溢れた台でして、羽根物人気に陰りを感じた時代にも
多くのファンの支持を受け、ロングランの安定した稼動を見せていたような印象があります。
大当りする為には下段ステージの手前にあるVへ入賞する必要があります。
但し、入賞した玉は役物中段のアーチ部分を通過するのですが、ここで玉の動きはかなり制限
されてしまいます。下段ステージには突起が存在し、そのまま落ちるとほぼ左右に散らされてし
まう為です。従ってV入賞は連続入賞やイレギュラーな玉の動きという運の要素や役物の癖に
よってかなり左右され、初当りは辛目のものとなっています。
しかしながら一端大当りすると、中段ステージに玉が最大3個貯留され、アーチの左右を往復
しながら解除のタイミングを待っています。この状態がドッカン島の由来でもあり、一気にVを目
指すダイナミックな玉の動きが、この機種の魅力でもありました。
解除後もアーチ部分では貯留と解除を繰り返す為、当ってしまえば継続はし易いのですが、そ
のタイミングは非常にランダムなものとなっており、大当り中は玉の動きやカウント数に一喜一憂
する事ができました。
かつてはホールの主役でもあった羽根物がその地位をデジパチに譲った後も、何とか生き延びる
事が出来たのは、こういう羽根物を愛したメーカーが残り少ないファンの為に、最後の希望を灯し
続けてくれた為・・・というのは言いすぎでしょうかね?



