スーパーコンビ(三共) | 懐かしのぱちんこ名機列伝

スーパーコンビ(三共)

*動画を追加しました




一発台というジャンルを一躍ホールの主力機種に押し上げた伝説の

名機といえるでしょう。


そもそもパチンコの分類に一発台というものは存在せず、普通機とし

て認可されたものが、ホールで若干の釘を調整する事によって無理

矢理稼動させていたわけですから・・・


そういう舞台裏がありましたので、基本的には本当に一発調整(どこ

か特定のポケットに入賞すれば打ち止めが確定)するという非常に

ギャンブル性が高いものが多く、それ故に誰もが気軽に楽しめるとい

うものではなかったわけです。


スーパーコンビはこの特定ポケットに、振り分けというゲーム性をつけ

加えた事により、「勝つか負けるか」という鉄火場に初心者でも気軽に

チャレンジできる空気を持ち込んだ事がヒットした最大の理由だったの

ではないでしょうか?


現在では、完全に禁止されていますので画像を見ただけで一体どの

ようなゲーム性か理解出来ない人も多いと思います。


そこで簡単にゲーム性を紹介します。

・役物に玉が入賞すると、内部の3つ穴クルーンで振り分けられます。

・手前の穴に落ちるとそのまま役物下のチューリップが開きます。


*この開放したチューリップは先端が釘の役割を果たすようになり

 両サイドのチューリップへ誘導する新たなルートを生み出すわけ

 です。基本的にこのチューリップへは入賞できないような調整となっ

 ており(大当り中は役物入賞を防ぐ為右打ち)、文字通りお店が打ち

 止め終了というまで玉がでたわけです。


標準的には「4000個終了」が多かったのですが、勿論打ち止め数はお

店が決めるわけですから「5000個」「6000個」にしているところもあり、

中には「タイムサービスで10000個」という太っ腹なホールもありました。

(当然、打ち止め数が上がれば釘は渋くなります)


又、役物からチューリップへの釘を塞いで、玉を貯留させておく店もあり

ました。チューリップの開放は店員が入賞を確認して行なうわけです。

ゴト防止の意味があったのでしょうが、実は大当り中に再び役物に入賞

すれば、打ち止め数を倍増してくれるサービスにもなっていました。


コンマ数ミリの釘の動きが収支に直結するような機種ですので、調整に

失敗すると、洒落にならない大赤字になったりもします。


スーパーコンビの新装では下のような新装を経験した事があります。

めるまがのバックナンバーですが、興味のある方は見てください。


                ありえない新装



それまでの一発台というのはマルホンや大一等の機種が多かったわけで

すが、そこに大手が加わった事により、開発競争は一気に激化する事とな

りました。比較的地味なデザイン(普通機なので当たり前ですが・・)が多か

った役物にもゲーム性が重要視されるようになり、振り分け率を工夫する事

により、あらゆるニーズに対応できるように発展し、ホール営業になくてはな

らない存在にまで上りつめたのです。


そんな中でもスーパーコンビは別格扱いで、他社からも同様のゲーム性の

機種が数多く登場しました。


平和の「サーカス 」、マルホンの「ビッグポーター 」等など・・・


ところで一発台に革命を起こしたとまでいわれる3つ穴役物の「クルーン」な

のですが、これは正式名称というわけではなく「玉がクルクル回るから」とい

う結構安易な理由から命名されていたりします。


ちなみにコンビには初期型のⅠと新セルのⅡがありますが、これは新たに認可を受けた

とかではなく、同一機種をセル違いで登場させているだけだそうです。





■おまけ動画

大当りの瞬間


nobさんのブログ から転載しています



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