懐かしのぱちすろ名機列伝xxΣ -21ページ目

スーパーモグモグ2

【メーカー】エレクトロコインジャパン
【販売年月日】1995年10月
【タイプ】A400
【特徴】兄弟機はコンドル


今ではアルゼグループのスロ部門担当会社というイメージが強いエレコなんですが、

一昔前はコアな信者によって絶賛されるマニアックマシンを開発するメーカーとして

認識されていたような気がします。



参入直後こそハード面はユニバーサルでも中身はオリジナルという独自色があった

ものの技術介入機前後から、グループ戦略なのか「同配列でゲーム性の異なるマシン」

というのが兄弟機で登場するようになり、このマイナーな方のほとんどがエレコブランド

で登場していた為なのです。


御存知のようにこの頃からユニバマシンは市場を席巻する事になったわけですが、ヒット

するのは当然のように兄(ユニバ)の方でして、弟(エレコ)はあまり話題になる事がな

かったんですよねぇ・・・・



ゲッターマウス サンダーVクランキーコンドル といった歴史に名を残す名機の兄弟

機がエレコから登場していたにも関らず、その認知度があまりにも低いと思うのは自分

だけですかねぇ?



ちなみにクランキーコンドルの兄弟機に当るのがこのスーパーモグモグなのです。



ゲーム性は完全互換ではなくエレコ独特の味付けが施されているので、両方打つと最初

は違和感を感じたりしますが、その完成度の高さは決して劣っていたわけではありません。


むしろ難易度を上げている分、こちらを支持するファンも結構いたような気さえします。

しかし、何といってもこちらは圧倒的に設置が少なかったのが致命的でした。


同じ配列で一味違うリール制御を楽しんでもらうという兄弟機戦略が、コンドルの爆発的

人気によってそのベースとなる設置比率が崩壊し、その結果「同じ配列なのにリーチ目が

違うなんて変」という欠点として認識されるようになってしまったのです。


その為かこのような開発は以後行なわれなくなり、エレコは再び独自路線を歩みはじめ

マニアック出目を継承したアステカ の大ヒットで一躍トップメーカーの仲間入りを果たす

事となりました。


只、個人的にエレコ黄金時代と言えば自分の中ではこの頃の台なんですけどねw

ナイン

【メーカー】エレコ
【販売年月日】1999年8月
【タイプ】A
【特徴】3連ミニ7が全リールに停止する圧巻のリーチ目


パチスロ=アルゼというイメージがすっかり定着した感のあった技術介入機時代、実は

その全てがヒットしたかというとそうではなく、今から考えると中にはマイナーなものや設

置こそ多かったものの稼動がつかずにあっという間に消えた機種等も結構登場しています。



但しこの頃は、打つ方はもう最初からアルゼの台は面白い!


・・・というイメージで打ち込みますから、最初に多少の違和感を感じても、それは単に自

分が理解できないだけで、そのうち面白くなってくるだろうと盲目的に信仰する傾向にあっ

たりします(自分だけかも知れませんが・・・)


自分がこのアルゼ無条件礼賛モードから我に帰ったのは、恐らくこの台だったからでは

ないかと・・・・(汗


ゴールドキャビネット筐体に、ブラックリール、セブンディスプレイと見た目のインパクトこ

そ強烈だったものの、演出の為に犠牲になったいびつなリール配列や3連図柄狙いによ

って外れ時に出現するスカスカの停止パターン等、これまでのアルゼの機種とはあまりに

もかけ離れたイメージにふと「アルゼの機種だけどこれはもしかしてク●台ではないだろう

か・・・?」と打ちながら疑問に思い出したのがきっかけですw


その背景には、圧倒的シェアに対抗すべく他メーカーも新たなアイディアを取り入れた機

種を開発するようになっており、そのような意欲的なマシンがチラホラと設置されはじめた

事も影響していたのではないかと・・・・??



「あれ?アルゼの台じゃないのに面白いじゃないか」こんな風に思える台が結構あったんですよね。



一旦そう思い出すとそれまで見向きもしなかった他社のマシンも気になるようになり、打っ

て見るとこれが結構面白かったりするんですよね♪


稼動状況ではまだまだアルゼ系のマシンが圧倒的な人気を誇っていましたが、それ故に

他社の台というの比較的台選びにも苦労しませんでした。並びとかデータ取りみたいな面

倒な行為が嫌いな自分にはまさにもってこいの状況になっていたというわけです。



元々一つの台を打ちこむよりも、知らない台を打ち歩く事の方が好きだった性格が幸いした

のか、それまでの立ち回りを180度転換させても収支自体はそんなに変化がありませんでした。


それよりも、この頃は「今度はどの台を打とうか」とワクワクしながら見知らぬ台を探し歩いて

いたりしました。専門誌はアルゼのマシンばかり特集しており、ネット等の情報網も存在しな

かった事で、変な先入観に捉われる事なく、あくまでも主観で台の評価が出来た非常に幸せ

な時代だったような気がします。


ナイン自体は数度しか打った事がないので、機種自体の評価はなんとも言えないのですが、

何気にこの台の事を振り返ると、思い出すのは自分にとってパチスロが一番楽しかった頃の

印象だったりするのです。




*画像は asutarasuさん  からお借りしています




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パチスロ アルゼ王国3
¥999
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収録機種はナイン・ボルカノ・グランシェル・バーサス

アルゼ技術介入機が丁度転換を迫られた頃の機種ばかりですね♪

コンチ4X

【メーカー】アルゼ
【販売年月日】2001年8月26日
【タイプ】B-AT
【特徴】最大100GのAT搭載


3号機時代裏物連荘機で一斉を風靡したコンチネンタル シリーズ。

それは結局、検定取り消し処分という重いペナルティによって終焉を迎えたわけですが

その煽りを喰らってしまったのが、シリーズ最終兵器と噂されていたコンチネンタルⅣでした。





市場登場直前のこの処分により事実上お蔵入りとなってしまっただけではなく、3号機自体の

検定も中止されてしまい、市場にある全機種の改修命令が下された事によりパチスロは一気に

冬の時代を迎えると共に、この冷却期間を経て4号機へと移行したのでした。



激動の時代の波に飲まれいつしか忘れられた存在となっていたこの機種が、10年の時を経て

4号機として遂に復活を果たす時が来たのです。


技術介入機・大量獲得機で市場を制圧した感のあったアルゼなのですが、急速に台頭して来た

AT機というジャンルに苦境に陥ってしまいました。


シェアの確保と王者の地位を確立すべく登場したこの台は、コンチの名に負けぬ爆裂振りを発揮

し、史上最大の爆裂AT機との称号を得る事に成功しています。



しかしながら実際に打って見た評価は既に不動の人気を得ていた先駆者獣王 の二番煎じという

イメージの方が強かったような気がします。


内部的なシステムはAT突入の契機を増やす事により、かなり差別化が図られてはいるのですが

変則押しをした時の制御や基本的な部分でのリール配列にオリジナリティを感じる事ができなかっ

たのがその理由と言えるでしょう。


デザインこそコンチ独特の図柄を採用しているものの、そこにはかつてファンを魅了した後継機と

いうにはあまりにもかけ離れた機種に仕上がっていたのです。


この台は確かに一旦出だすとどこまで出るのかわからないという連荘性や、高設定域の破格の

機械割りという出玉面での魅力は申し分のないマシンです。


しかしかつて、ユニバーサルからアルゼへの過渡期に登場した数多くの名機に見られる一連の

出目制御や、目押しの楽しさを教えてくれた技術介入性等、従来のファンが求めていたものとは

全く違うスタンスで開発が行なわれています。


その為、機種本来のスペックで絶賛する人がいれば、反面あまりにも唐突な路線変更にとまどい

と共に否定的に捉える人も結構いたのではないでしょうか?


自分は後者の方でして、何度か手は出しては見たものの、どうしても楽しさを見い出す事が出来

ず積極的に打つ事はほとんどありませんでした。



アルゼの機種最大の魅力はやはりあの「出した」という達成感にあったのではないかと・・・・??



出る時は勝手に出るような台は他のメーカーに任せておけば良かったのにと自分は今でも思って

います。




ちなみにこの台、最終的には爆裂機問題の中心機種として検定取り消し処分を受ける事となって

しまいます。何もこんなとこだけシリーズの伝統を受け継がなくてもと・・・・・w




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パチスロアルゼ王国5

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収録機種:インターコンチ・コンチ4X・ギャンブルコンボ・ナイトジャスティス・サーフトリップ

何か微妙にコメントしずらい機種ばかりなのですが・・・・w

フュージョン

【メーカー】大都技研
【販売年月日】2000年3月
【(C)】
【タイプ】A500
【特徴】ツインビッグ採用


吉宗 の爆発的ヒットにより一躍トップメーカーの仲間入りを果たした大都技研なのですが、

それまでも設置台数こそ少ないものの、規制の盲点をついたようなマニアックなマシンを

数多く登場させており、コアなファンからは常に注目を浴びていました。


この台も万人受けするというスペックではなかったのですが、打ち手に技術だけではなく

知識をも要求するという、非常に難易度の高いマシンに仕上がっており、「もしかしたら何

らかの攻略法が存在するのでは?」という不安や期待感を煽っていました。



基本的なゲーム性は小冊子にも掲載されているように割とシンプルなものなのですが・・・



赤と青で異なる獲得枚数のビッグが装備されており、どちらかを狙うかは打ち手が任意に

選択する事が可能なのです。



普通に考えれば、誰もが獲得枚数の多い青を狙いますよね?


ところがこの777は揃えたくてもなかなか簡単には出現しないように出来ていたのです。



制御で振分けというものではなく、配列表の部分に注目して見てください。


--」で払い出しがあるのに気付かれましたか?


そう、この青7はスーパービッグ図柄だけではなく、1リール確定小役も兼任しているのです。

従って、777を揃える為には先ずビッグフラグを成立させて、そこから小役を成立させる必要

があるわけです。


勿論777の方は、ビッグが成立していればいつでも揃える事が出来ます。獲得枚数は350枚程

ですから、この赤と青の獲得枚数の差(200枚弱)とビッグ成立後の青小役成立までに必要な

枚数のロスを考慮して、打ち手はどちらのボーナスを狙うか決断しなければいけないのです。



確か、解析からの数値では全て青で揃えた方がやや割が上がるという結論が出ていたと思うの

ですが、青小役には設定差や小役カウンタに高低差もあったようで、通常時からカウンタの動きを

チェックして0付近をキープしておくとか、明らかに高設定の場合赤狙いでブン回し消化をした方が

効率が良いのではとか、色々小技が通用したような気がします。


当時某都心在住の方がこの台を絶賛しており、色々話は聞いたのですが、当然の事ながらこんな

マニアックな台、田舎の方には設置されませんって・・・(涙


只、当時の自分は自力で成立させたボーナスが揃えられないST機自体に否定的な考えをもって

いましたので、恐らく設置されていても打ちこまなかったような気がしないでもw


・・・というか、何気にボーナスフラグを見逃した状態で青出現のリーチ目なんか出してし

まうと、もうその日はまともに打てないような気がするんですよね。

アレイギャラリー

【メーカー】JSI(日本回胴式遊技機工業)
【販売年月日】2004年10月12日
【タイプ】A400-ST

【特徴】専門誌にもほとんど紹介されず



そこそこの連荘性を持ったST機なのですが、全国的な設置もほとんどなく、実際に打った方は

非常に少ないのではと思いますが、何気に個人的にツボにはまって打っていました。


当時は専門誌をチェックしてもネットで検索してもそれらしき情報が全く入らず、手探りでスペック

を調べていたのも懐かしい思い出です。幸いにも挙動が非常に分かり易かった為、おおよその

ゲーム性は程なくして判明しました(あくまでも実践を基にした予測ではありますが・・・・)




当時メルマガでも配信したので以下は転載です


マイナーメーカーのマイナー機種ですが、ちょっと打ってみましたので報告で
す。7ラインのストック機でメインの解除は「チェリー成立」だと思われます。

チェリーが揃った後は必ず熱めの演出が発生しましたので、間違いないと思い
ます。潜伏というのはなく即放出だと思われますので、チェリー後だけは熱く
なれます。

基本的に演出などはほとんど発生しませんが、チェリー成立時は「リール横の
ランプ(普段はビッグ中のJACゲームカウントに使用されます)が点灯」、
「リールフラッシュ」といったレア演出が発生しますので最低でもその時だけ
は狙うようにしましょう。但し、演出なしでも揃いますので止める前の数ゲー
ムだけは狙うようにした方がよいでしょう。

通常時は左に赤7(リプ・BAR)を中~下段に狙って、枠下まで落ちた時は
12枚役を狙う。演出が発生した時はチェリーを枠内に狙う。

と手順は簡単です。ボーナス直後以外に、いきなりリーチ目が出たりする事は
ありませんので狙うだけ無駄です。

一応連らしきものがあったのですが、それがゲーム数解除だったのかどうかは
不明です(全てチェリーで解除されたため)。念のため100G程は回してみ
た方がいいのかもしれませんが、G数よりも「チェリーが出るまで回して外れ
たら止め」が正解なのかもしれません。

天井は1200前後と思われます。天井からでも普通に連荘しますので、90
0以上のはまり台があれば一応狙うのもよいと思います。BRの振り分けは不
明ですが、「Rが出るのは初当たりのみ」の可能性が高いです。連している間
は履歴や実践上からもビッグしか放出されていません。

ビッグ中のリプレイ外しはチェリーとの複合を避けるタイプですので、難易度
は低めです。変則押しをすると小山型でも揃うので小役を狙うのは簡単です。

中押しすると中段に停止した図柄が成立しています。
リプの場合、中段にテンパイしますので→右適当→左青7を狙う。
ベルの場合、斜めにテンパイしますので→右適当→左青7をアバウトに狙う。

となります。12枚役は一度も出ませんでしたので無視してもよいかも?
左は適当だとベルをとりこぼす(制御?)箇所があるようなので一応7を
狙うと良いでしょう。

外し効果はそこそこですが、どうもリプの確率が低めに設定されているような
ので、残り11G位から順押しに戻した方が良い気がします。

只この台「全国で設置300」位しかないようです。それを「部数200」の
めるまがで紹介した所で実際に打てる人がいるかどうか・・・(苦笑)



*ちなみにこの記事を配信してから既に3年過ぎていますが、現在の部数は300ほどです(滝汗




配信後も打ち続けていたのでやがて、初当りでREGを喰らったり、(予測していた)天井を突きぬけた

りと色々想定外の事態にもでくわしましたが、自分がこの台にはまった理由は連荘性能やハイエナ狙

いだけではなく、デザインやサウンドに古き良き時代のパチスロの匂いを感じた為でした。


何と言うか、これは文章だけでは説明するのが難しいのですが、毎ゲームどきどきしながら7を狙って

いた1号機の香りがこの台を打っていると不思議と漂ってくるんですよね♪



4号機でも幾つかリバイバルで復活したものがありますが、そういう意図的なものではなく、打っている

とふとあの頃を思い出すと言う、魔性の台だったのです。


その証拠に我に帰ると毎回財布の中身がえらいことに・・・(汗