・■コンチネンタルⅠ・Ⅱ・Ⅲ&アメリカーナマグナム
2ー2号機でメーカー純正の連チャン機を発表したユニバーサルグループは3ー1号機で
「アメリカーナマグナム」(ユニバーサル)を発表。シングルボーナス搭載機でしたが人気は今一。
本来は頻繁に出現するリーチ目を楽しむタイプだったのですが、こちらも途中から裏物へ変貌し、
最終的には2号機で発覚したビッグ強制成立打法が通用した事により、姿を消す事となりました。
【メーカー】ユニバーサル販売
【販売年月日】1991年1月
【区分】3-1号機
【タイプ】A
【特徴】BRとシングルのリーチ目が共通
そして、ここからユニバの本領が発揮されるようになります。グループ総力をあげて開発された(と
思われる)コンチネンタルシリーズを登場させたのです。
【メーカー】瑞穂製作所
【販売年月日】1990年10月
【区分】3-1号機
【タイプ】A
【特徴】「BAR・BAR・7」でビッグボーナス
登場初期から以上とも連チャン性を見せ、あっという間に全国的に設置されました。
連チャンの原因は「CS-90」と呼ばれるコインセレクター。
コンチはもともとのプログラムの中にコイン4枚投入時はボーナス確率が100%になるように
書き込まれていたのです。
そして検定後に秘かに設置されたこのセレクターは、一定の手順後本来送られるはずのない
4枚投入の信号が送られるようになっていたのです。
3枚掛けでゲーム開始。同時にコインを1枚追加投入。タイミングが合えばビッグ成立。
もともとはセレクターを利用して連チャン判定を行うつもりだったようですが、設計上のバグで
毎回強制的に信号が送られてしまったらしいです。
このCS-90という部品は元々「コインの形状を記憶する為のもの」として設置されていました。
つまり、毎回投入されるコインを覚える事により他店コインの受け入れを拒否する事が出来る。
・・・というのが売りだったようですが、頻繁にエラーが発生する為、営業マンがセレクタを交換
していた所、無承認変更という事で所轄に部品を没収され、その結果連荘システムが発覚した
らしいです。
その後セレクターは撤去されたものの、今度は注射方式の裏ものとなりました。
4枚入れは当然通用しなくなりましたが、こちらはビッグ中に2枚掛けで連チャンゾーンが延命
されるといった攻略が発覚してしまいました。
(注射方式の裏物は、ゲーム数によって連荘が管理されており、3枚掛け遊技でカウントが
作動するようになっていたのです。このゲ-ム数カウントはビッグ中にも有効だった為、2枚掛
けで進行を止めて置くわけです。)
結局これら一連の裏物登場により、瑞穂製作所は検定取消処分と3年間の販売禁止処分となりました。
【メーカー】メーシー販売
【販売年月日】1990年10月
【区分】3-1号機
【タイプ】A-Cタイプ
【特徴】シングルボーナスの集中による大量出玉タイプ
コンチネンタルIII(メーシー)は集中役メインの台。
もともと過激なゲーム性でしたので、当初はノーマルで稼働していましたが、裏ものブームの
煽りを受けてビッグ終了後も集中が続くタイプが登場しています。
尚当初はコンチIIIも4枚入れ攻略が通用したため、なんらかの連チャン処理は計画されていた
模様です。
【メーカー】ユニバーサル販売
【販売年月日】1992年3月
【区分】3-2号機
【タイプ】A
【特徴】BRとシングルボーナスのリーチ目が共通
コンチネンタルII(ユニバーサル)は一連の騒動後、満をじしての販売となりましたが、
当初はノーマルで設置された為人気は今ひとつでした。
ところがいつのまにか初当りカットの5連チャン上乗せバージョンが登場。
この台はモーニング、イブニングも自由自在に設定出来たらしくこの辺りから裏もの製造が
メーカー主導から専門業者へと移っていったようです。
■おまけ
*nobさんのブログ から転載許可を頂いています
■ゲームで遊ぶ
ビック一撃!パチスロ大攻略 ユニバーサル・ミュージアム
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対応ハードがセガサターンなのは残念なのですが、収録機種が非常に豊富で
クランキーコンドル、ゴールデンフリッパー、ファンファン、キングオブカリブ
イヴX、ソレックス2、リバティーベルIV、リバティーベルIII、トロピカーナ7X、
ファイヤーバード7Uと往年の名機がずらりと勢ぞろい。
- パチスロ物語ユニバーサルスペシャル
Amazon.co.jp - こちらはスーパーファミコンソフトですが、Ⅰ・Ⅱ・Ⅲが収録されています。