年末の大掃除で腰痛を防ぐためのコンディショニングのポイント
年末といえば、大掃除の季節です。
この時期、多くの方が普段はしないような高所の掃除や重い物の移動を行うことが多く
腰や体に大きな負担をかけがちです。
特に腰痛をお持ちの方やどこかに痛みを抱えている方にとっては
思わぬ怪我につながることもあります。
ここでは、26年間、全国大会などの現場で選手を支え続けてきた私が
大掃除をする際に気をつけたい身体のコンディショニングポイントをご紹介します。
☆身体を温めてから作業を始める
冷えた身体で急に重い物を持ち上げたり、無理な姿勢を取ると、
筋肉が硬直してぎっくり腰や筋肉痛の原因になります。
掃除を始める前に、ストレッチやウォームアップを行いましょう
肩甲骨回し: 両肩を大きく回して肩甲骨を動かす。
腰のストレッチ: 両足を肩幅に広げ、片手を腰に、反対の手を上に伸ばして軽く身体を横に倒す。
軽い屈伸運動: 足腰を軽くほぐし、血流を促進させる。
5分程度の軽い運動でも、身体が温まり作業しやすくなります。

☆正しい姿勢で作業をする
大掃除では中腰や屈んだ姿勢になることが多いですが、
以下のポイントを意識することで腰への負担を軽減できます
重い物を持つときは膝を使う: 腰だけでなく、膝を曲げてしゃがみ込みながら持ち上げる。
物を運ぶ際は身体に近づける: 重心が遠くなると腰に負担がかかりやすいので、物は身体に近づけて運びます。
長時間同じ姿勢を避ける: 適度に休憩を取り、こまめに姿勢を変えましょう。
☆ 適切な服装と環境を整える
寒い場所での作業は身体を冷やし、筋肉や関節に負担をかけます。
以下の点に注意してください
防寒対策をする: 作業着の下に保温性の高いインナーを着る。
滑りにくい靴を履く: 水拭きなどで床が滑りやすくなる場面では特に重要です。
適度な湿度を保つ: 乾燥した環境では筋肉の柔軟性が低下することがあります。
☆ 作業後のケアも大切
大掃除が終わった後、疲れた身体を放置すると、筋肉痛や痛みが翌日に残ることがあります。
軽いストレッチ: 作業後も筋肉をほぐして血行を良くします。
入浴でリラックス: 温かいお風呂に浸かり、全身の疲れを癒やしましょう。
十分な水分補給: 筋肉の回復を助けるため、水分をしっかり摂りましょう。
最後に
年末の大掃除は新年を迎えるための大切な行事ですが
身体に無理をさせてしまうと本末転倒です。
少しの工夫で身体を守りながら効率的に掃除を進めることができます。
腰痛や痛みを抱える方こそ、日頃からのコンディショニングを大切にしてください。
身体の調子を整えた状態で、良い新年を迎えましょう!
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