■4月30日(日) Day_5
朝6時起床。
今日はマーク島からチャーン島へ移動予定。
最後にマーク島の海を味わうべく誰もいない静かなビーチで小一時間サクッと海水浴。
ひと汗ながしたところで、昨日と同じくレストランで朝食ビュッフェ。ボーっと海を眺めながら幸福なひと時だ。
貧乏性のため朝からガッツリ目に色々つまんで、中華粥まで手を出した。
僕の中ではタイの中華粥は飲み疲れて宿に帰るまで深夜に屋台で食べるの食事というイメージで、朝から食べることは事というのはあまりない。(中国を放浪時は朝食は屋台の粥とか饅頭よく食べていた。たしか$1~2で買えたと思う)
朝食後、「お金(タイバーツ)が足りない」問題が発覚!
そもそも、事前に調べたところ、ちょっと古い情報ながらクッド島にはATMがないうえ、クレジットカードも使える場所が限られてるため、島に来る前には滞在期間中のお金を準備していくように、ということだったが、Google Mapを見る限りATMのマークあったのでそこまで心配はしていなかった。
ただ念のため、ある程度は準備してきたつもりだったが、まさかダイビングショップ(Koh Rang/One-day Trip(fun dive×2)でTHB3,500≒14,000円)までカード使えず現金払いになるとは思ってなかった。それにレンタバイク、マッサージ諸々で以外と現金が必要になり、チェックアウト前に慌ててバイクでATM探しに出掛ける。
ダイビングショップやホテルが集まる辺りの中心地に3つほどATMを発見!
これなら大丈夫と思っていったが、島で数少ないスーパーの前にATMはなんと地元銀行のキャッシュカード/クレジットカードのみ対応。何回か試してみたもののローカルのアプリをダウンロードしてパスワードを設定しないとメニュー画面にすら辿り着けない。諦める・・・
すぐ近くのホテル前に設置してあるATMに行くと、ちゃんと国際対応しているようで、VisaやMasterの見慣れたマークも並んでいて使えそうだ。しかし、カード入れてみると、何度やってもエラーで戻ってきてしまう。ホテルのスタッフに尋ねたところATM内の現金が足りていないか、何かの故障で動いていないだけ、よくあること、との事。
最後の一つに望みをかけて、ちょっと先のATMに行ってみる。が、前に立つと電源すら入っていないようで何の表示すら出ていない・・・、死ね。
敢え無く先程のホテルのスタッフに他にATMはないかと尋ねると、北に向かう幹線道路沿いにもう一つATMがあるというので、バイクで軽いツーリング。15分ほどアップダウンの多い何もない山道を走ると、少しだけ集落っぽくなっているエリアがあり、スーパー(大き目の個人商店?)前にATMを発見。なんとかタイバーツをGetして宿に戻ってレンタバイク清算を済ませることができた。(THB300×2日)
若干2泊3日ではあったけど、
クッド島に別れを告げ、Bang Baoビーチ発の小さなボートでチャーン島に向かう。
約30分程で隣のマーク島に到着。ここで乗降者がいあるため30分程停泊。
ここはクッド島とチャーン島の間になる小島で、ここもクッド島と並んで”秘島”と呼ばれるところだ。ラン島の海に遊びに行くにはここが一番近いが、調べると宿も食事も選択肢が限られるため今回はパス。
ちょっとブラブラ歩いてみたが港から出ると、現地の島民含め全く人の気配がなかった。
港の出たところにあるInfo.もおそらく長い間Closeしているような感じ。
Pier付近でフリスビーをしている若者たちを見ながら再出港まで穏やかな海を眺める。
東京の喧噪を離れて波の音と鳥の声に耳を澄ます。
こんな何でもないひと時が、本当の旅の醍醐味なんだとつくづく感じる。
ちょうど12時ぐらいにマーク島を出港、その後30分ほどでチャーン島南部のKai Bae Pierに到着。
ここからピックアップトラックに乗って、今回泊まる北部サイカオ・ビーチ(通称:ホワイトサンド・ビーチ)に向かう。
途中、雨も降ってきたがそこまで大雨になることもなく、乗客を各ビーチに降ろしつつ、結局サイカオまで乗ってきたのは僕一人だった。
そして、ここでの宿も日本から事前予約してきたリゾートホテルだ。
その名も[Kacha Resort &Spa, Koh Chang]
特に有名なホテルでもなんでもないが、ここは僕にとってはちょっと想い出のホテル。
2009年、初めてチャーン島に来た時に泊まったことのあるホテルで14年ぶりの帰還となる。
この旅でクート島(クッド島)に行こうと決めた時にどうせならチャーン島にも寄って帰ってこようと思い、なんかビーチフロントでゆっくりできる適当なホテルはないかと調べてた時に何となくポチッと予約しただけだったが、その後なんか見覚えのあるホテルだと思って、昔の旅行写真を見ていたらたまたま同じホテルを予約していたことが発覚。僕は当時お付き合いをしていた女性と一緒に来ていたわけだが、まさか14年後、一人旅でこのホテルにまた宿泊することになろうかとは全く想像もしていなかったが、これも何かの縁なんだろう・・・
たしか当時は海側にフロントのあるホテルだったが、今回来てみると道を挟んで山側にもう一つ大きなホテル棟が建っており、逆にこちら側がメインのエントランス&フロントに変わっていた。
早速ホテルにチェックインしようと思ってレセプションに行くと、またしても部屋の準備ができてないとのことで、waiting・・・
たしかにまだ13時過ぎということもあって14時のチェックイン時間には早いが、タイの島なんてだいたい時間前であってもたいていは入れてしまうのが当たり前。(午前中でも入れることが多い)
ただ今回はクッド島に続いてまたしてもチェックインを待たされるという展開になった。
とはいえ、特に予定があるわけでもなければ、急ぐ旅でもない。
とりあえず、13年ぶりにホテルのビーチフロントのレストランに行って、一杯飲みながらチェックインを待つことにする。
そして、そこで驚いたのはホテル前のビーチである。
昔はこの周辺の通称でもある”White sand beach”という綺麗な白い砂浜が印象的だったのに、今や大きな岩が剥き出しになってたり、石がゴロゴロでとてもサンダル無しでは海に入れないような浜である・・・
これは何とも寂しい限りだ。
数十メートル歩いたところに行けば石コロゾーンは抜け出して、砂浜が広がっているが、ところどころゴミも目立ち、やはりクッド島と比べると、だいぶビーチのコンディションはだいぶ酷い状態だった。
14:00、チェックイン。
今回の旅では若干の贅沢をしようと決めてきたので、海側のホテル棟の一番眺めの良さそうなオーシャンビューの最上階(と言っても3階だけど)の部屋を予約。($50/1泊、山側の新棟マウンテンビュー/シティビューだったら$30程度)
ビーチの方はちょっとがっかりだったが、予想通り部屋とロケーションはサイコー!
特にテラスからの眺めは格別。
海の方はクッド島で楽しんで、ここチャーン島ではゆったりとホテル滞在を楽しむことが目的だったので部屋が良ければそれで良し。こちらのホテルにもバンガロータイプの部屋もあったが、クッド島とは趣向を変えて、敢えてホテル棟の部屋にした。
僕の経験上、完全プライベートを大事にするならバンガローだが、Wifi環境やシャワーの水量・温水などはだいたいホテル棟の方がいい。
この辺りはチャーン島ではそのれなりの繁華街であり、お土産屋さんからコンビニ、シーフードBBQの店や観光客向けの洒落たレストラン、Bar、マッサージ店などが立ち並び、おねーちゃんのいる夜遊びスポットも少しはある。
そりゃ、プーケットやサムイと比較したらまだまだ田舎だけど、クッド島と比べれば全く別の世界。
夜はホテルから北のビーチ沿いにローカル屋台が賑やかに出始め、まさに僕向けの世界。
本当は屋台の前にその場で食べられるテーブルやプラスチック椅子などがあれば良かったが、どこもテイクアウト方式だったので、仕方なく好物のガパオライスの弁当とやサテー(焼き鳥串)を買ってホテルに戻ってDinnerにする。どんな高いレストランよりもこうゆう食事をすると、やっぱりタイに来た感じがする。
[後記]
世界各地では”White sand beach”という呼称のビーチがいくつかあり、オーストラリアやフィリピンではボラカイ島とプエルト・ガレラ、2ヶ所あったりするが、今回のこのサイカオのWhite sand beachが一番がっかりした。たぶん再開発や海面上昇など色んな要因がある中で、このリゾートホテル前のビーチが特にコンディションが良くなかったということもあるだろうが、非常に残念だった。ただ、海の中に入ればちゃんと透明度が高く、魚が泳ぐ姿も肉眼で見れるぐらいちゃんと綺麗な水質です。難点は景観・見映えです。