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傍流の子育て<アメリカ大学留学編>

中学受験期からブログ開設、2025年都内私立中高一貫校を卒業。8月からは米国大学へ進学。
純ジャパ(日本生まれ日本育ち、海外経験ゼロ)息子の挑戦の軌跡と、知識ゼロから始めた親の受験情報収集のあれこれを綴ります。

 

 

 

2024年1月23日(火)   晴れ

 

 

 

息子が一年間お世話になったIINA算数教室の体験授業。

いよいよ次の日曜日に開催です。

 

榎本先生には本当にお世話になったので

いやいや過去形じゃなく、今も息子は先生との交流がありお世話になっているので、

榎本先生の東京本格進出を応援したく、この記事を書いています。

以下、これから中学受験勉強を始めようとしているご家庭にぜひ読んでいただきたい。

 

 

特に、最難関校志望、かつ算数優位で志望校合格を勝ち取りたいご家庭には、

親自身が以下のことを心に留めておくことが重要です。

 

 

大手塾に通っていると、

履修単元の確認テスト、マンスリーテストで、毎回しっかり点数を取れていることが

志望校合格への確実な道だと思わされます。

 

が…!

これ、危険信号です!

 

親が、中学入試で問われる本質を理解できているのであれば全く問題ありませんが、

志望校の過去問みても

 

「え?これどうやって解くの?」

 

と糸口すら分からないのであれば、黄色信号です!

だったら、マンスリーで点数や偏差値を気にするのは、いったん止めにしましょう。

 

 

算数はスピード競技ではないので、計算が遅くても心配ないです。

問題を見て、パッと回答がひらめかないからといって

「算数のセンス」がないわけでもありません。

ここにもひらめきの反応速度に、算数の能力との相関性はありません。

 

小学校時代に算数を勉強する価値とは、

目の前に出された一つの問題に対し、あ~でもない、こ~でもないと、

自分の知識を総動員させて、粘り強く考える時間そのものにあります。

 

難関校は、

抽象的な事象に対し、思考力を鍛える学習をどれだけ積み重ねてきた子なのかを、

入試問題を通してみたがっています。

「初見問題」に対応できる力、などと表現されることもありますが、

しっかり原理原則を理解しそれを自分の力で活用してきた子は、

自分の知っているその知識をフル回転させて、解決の糸口を見つけようとします。

解いたことのある問題か、初めて見る問題かを気にせず解き進めます。

 

難関校の入試に必要なのは、制限時間内に

自分の知識の取捨選択を瞬時に行い、あるいは融合し、

自分の全思考力をもって解法へと導きだす力です。

 

暗記算数には限界があると言われるのは、そのゆえんです。

思考力が育たないだけでなく、初見問題に対応する力が結局のところ身につきません。

 

親がマンスリーテストの点数を気にし始めると、

子どもはどうしても目の前のテストの点数を気にして、

とりあえずそれをクリアすることを一番の目的とした勉強の仕方になっていきます。

 

テキストを何周も回す

解法の展開を丸暗記する

 

数字が変わったくらいの類題で、いい点数が「とりあえず」取れる。

 

 

「上のクラスをキープしないと、レベルの高い授業が受けられないから…。」

親のその焦り、すごく分かります。

 

しかしその代償に、算数学習の一番の醍醐味である、抽象的事象に対する思考する時間、と言う学習機会が失われます。

 

 

算数の勉強の一番の醍醐味は、

目の前の問題に対し、自分の持っている知識のどれが有効なのだろうと試行錯誤する時間です。

たっぷりと時間をかけて、抽象的事象を具体化していき、解答までたどり着くと言った学習ができるのが、4年生、5年生の時です。

 

そして、算数のセンスが磨かれるとは、

その知識の引き出すスピードが速くなっていくこと、

最短ルートへと導き出す力がついていくところにあります。

ただ、入試で言うならば、これらの確立は、6年生の秋以降で十分に間に合います。

 

 

4年生、5年生の間は、目の前の確認テストや模試の偏差値に(親が)とらわれることなく、

じっくり考えることの楽しさを味わう時間を、子どもに与えてあげてください。

 

遠回りのようでいて、6年生の冬にはその集大成がみられますから。

 

 

子どもがじっくりと考えることを励まし、指導してくださる榎本先生のご指導は本当に貴重です。

 

4,5年生の時から偏差値がどうしても気になってしまうと言うご家庭には合わない教室だと思いますが…

(;^ω^)

 

算数の原理原則を学んでほしい

算数の勉強を通して思考力を磨いてほしい

一問の解き方を、あれこれ考えていたらあっという間に30分が経っちゃった、なんていう経験を何度もしてほしい

 

と願っているご家庭には、これ以上ぴったりの先生はいらっしゃいません。

(キッパリ!)

 

 

榎本先生のご指導を受けた生徒はもれなく、

安易に解答を見て、分かった・分からないと問題を切り分ける学習から卒業していきます。

 

目の前の一問に対し粘り強く考え、それでもまた考え、あきらめずに、スマートな解法でなくても自分の全知識を総動員してなんとかその糸口を見つようとする力をじわじわと身に着けていきます。

(特に勉強合宿で!)

 

 

ハッキリいって、4年生、5年生から榎本先生のご指導が直接受けられるご家庭がうらやましくて仕方がないです。

 

競争が一切ない、算数学習の沼へようこそ!

 

ぜひ親子で体感してみてください~。

 

 

 

2024年1月22日(月)   曇り

 

 

 

息子が通う高校には、帰国生英語のクラスがあります。

 

このクラスは中一から、北米の中学・高校で扱う教科書を用い、

現地校と同じ授業内容で「国語」や「歴史・政治経済」などを学びます。

教えるのは、かつて北米で学校教員をなされていたネイティブの先生方で、

授業形態も北米のそれと同様にディスカッションが中心となります。

 

また、日本生まれ日本育ちの生徒や、英語圏以外から進学してきた帰国生も、

ネイティブの先生から学ぶ機会が設けられています。

特に中三からは、帰国生とは別クラスではありますが、

すべての英語授業がネイティブ向けの教材を使い、ネイティブの先生方から学ぶクラスが増設されるのです。

英語ネイティブの帰国生でなくても、中学一年、二年と英語の勉強を頑張れば

英語の全授業をネイティブの先生から学べるチャンスが用意されています。

 

 

そして、この二つのクラス、帰国生向けオールイングリッシュのクラスと、

ノン・ネイティブ向けオールイングリッシュの英語クラスは、

高3になると一つの英語クラスに融合されます。

ディスカッション中心のため、定員は20名程度。

 

この二つのクラスで30人ほどいるらしい(息子談)の中に、

息子のように高2までは、日本人先生の授業を受けてきて海外大学への進学を希望する生徒が合流を希望する形になるため、また一定のセレクションがあるそうです。

 

 

息子は、中学入学当初から、海外大学への進学を目指していた(はず…)なので、

このクラスへのセレクションがあった中二の秋に、

私とパパからは「挑戦してみたら?」という話は何度かしました。

 

しかし…、その頃、息子は絶賛反抗期中…。

加えて、青春特有の悩み多き憂い満載の苦しい時期だったようで、とにかくすべてに無気力でした。

一見、楽しそうに学校には通っているようにみられましたが、成績の方はさっぱりです。

オンラインゲームや友だちとの外出ばかりに時間が取られる日々、

将来の進路について向き合うことからはにげているように見られました。

 

結局、中二の秋の段階で、ネイティブの先生方による英語授業は希望せず、

仲良くしている友だちとわいわい楽しめる一般クラスの方を選びました。

 

 

多様なチャンスを惜しみなく提供してくれる学校にせっかく入れたというのに

なんというもったいないことを!

 

 

ただ、旦那さんも私も、留学経験があり、

英語だけで進められる授業というのは、なによりも本人の意欲がなければついていけないものであることをよく理解しています。

 

ここは、「本人の将来」にとってどれほど価値のあるチャンスなのかを説いたとしても、

本人にその意欲がなければ、どのみちドロップアウトするだけでしょう。

 

 

のらりくらりと、あれから三年の月日が経ち、高2の終わりを迎えようとした今、

息子は自ら帰国英語組と融合されるこのクラスへの所属を希望し、申請していました。

担当の先生からは、12月に受験したTOEFLのスコアから、受講可能だとの連絡を受けたようです。

 

 

いつだって、いろいろと遠回りをする子で、親の心労は計り知れないものがありますが…💦

 

 

息子自身、多様な経験と、精神的成熟と、夢に向かって積み重ねてきたことへの自信とで、

ようやく自ら行動を起こして、希望の世界に飛び込む姿勢が(ちょっぴり)備わってきつつあるようです。

(期待を込めて…)

2024年1月19日(金)  晴れ

 

 

 

 

いつもブログを読んでくださり、

いいね!やコメントやメッセージで反応をいただけることに、

心から感謝しています。

 

毎日書き続けることの励みになっています!

 

 

 

首都圏の中学受験は、明日からいよいよ千葉戦の始まりですね。

 

埼玉から始めると約1ヶ月弱という期間で入試が続いていきます。

結構長いですよね…。

 

受験結果によっては次に取るべき行動が変わってきたり、

場合によっては塾の先生との作戦会議が再度必要だったりします。

追加の出願や、何よりも大事な入学手続きなど、

絶対に間違ってはならない締め切りなど、スケジュール管理は

すべて親の責任になります。

 

 

わずか11歳、12歳の子どもが挑む受験ですからね、

「想定外」の出来事が起こるのは「当たり前」なんですよね。

 

 

それ付き合う親の方は、肉体的にも精神的にも精魂尽き果てるほどに疲弊しますが、

中学受験にはそこまでしても挑むだけの価値があると感じます。

普通の小学生が、本気の勝負ができる受験と言う体験そのものが、尊いことだし、

入学資格を得て進学する学校での中高生活は言わずもがなです。

 

人生において全力で挑む価値のあるものは、そんな多くは訪れませんから。

 

厳しい寒さが続いていますが、あともうひと踏ん張りです。

悔いのないサポートが全うできるよう、がんばってください!

 

 

子どもは、当たり前ですが、不合格の事態を想定していません。

落ちるかもと思って受けに行く人はいないので、子どもはそれでいいと思います。

ほとんどの子にとってはこれが人生初の受験となるので、

「不合格になる」とはどういうことか、想像しにくいというのもあるでしょう。

 

 

親には、先の展開を見通す力があるので、子の代わりに

万全の対策を講じることができるのはこの部分です!

 

想定外の結果に対して、想像しうる限りの準備を怠らないこと。

 

 

Aプラン、Bプラン、Cプラン…と

受験パターンを複数用意しておくのはもちろんのこと、

子どもが○○な状況に陥った時にはどうするか、どんな声がけをするか、

準備はできるだけ「細部」に渡った方がよいです。

 

 

受験のさなかだと、「まさか」の状況に急に直面した時に、

百戦錬磨の親でさえ、どうしていいか頭が真っ白になってしまうものです。

日頃であれば決して言わないようなことを口走ってしまったり、

感情に任せて子どもに当たってしまうことがないとも限りません。

 

 

なんどかこのブログでお伝えしてきましたが、

良い受験になるかどうかは、受験結果でなく、受験結果の受け止め方次第です。

特に親の受け止め方です。

 

親が満足していたら、子どもは安心します。

「この受験、頑張って良かったな。」と心から子どもは思えるものです。

 

子どもにとっては、

塾の先生でもない、友だちの反応でもない、ましてや進学先でもない。

パパが、ママが、この受験結果をどう思っているかだけを気にしています。

 

子どもは数年間、自分のプライドもあっただろうけれど、

それと同じかそれ以上に、パパやママに喜んでもらいたくって、頑張ってきました。

自分の頑張った結果で、パパとママが幸せな気持ちになってくれたのなら

子どもにとってこれ以上にうれしいことはありません。

 

 

受験期間中の子どもは、本当にヘンな状態です!

想定外の行動のオンパレード。

そして中学受験の結果は、半分は運やめぐり合わせみたいなもの。

 

全部のパターンを想像するのは難しいけれど、

想像しうるすべての状況に備え、親の心の準備さえ整っていれば

必ずこの中学受験はハッピーな形で乗り越えることができます。

 

心から、応援しています!

どうかどうか、持てる力のすべてを出し切ることができますように。

 

 

 

 

2024年1月18日(木)   曇り

 

 

 

 

受験シーズン真っただ中に、縁起でもないタイトルで失礼いたします。



我が家の話です。

 

 

息子が、中高一貫校で一番エネルギーを費やしてきたことは、間違いなく部活です。

練習日が多く、部としての連帯感も強く、高いコミットメントと技術力が求められる活動でした。

3ヶ月後には引退の時を迎えるわけですが、その前にこの冬、大きなイベントがあるそうです。

なんと、数か月前に知りました。

 

他の中高一貫校、複数校との合同プロジェクト、なんと5年に一度開催される特別な大イベントなんだとか。

 

5年に一度ですからね、入部当初には、当然そんなイベントがあるとは知る由もありません。

部活の友人も誰一人知らなくて、顧問の先生からその話を聞いた時には「びっくりだね!」と狂喜乱舞の大騒ぎでした。


今年がその5年に一度の年に当たり、コロナの規制も解除されたということで、盛大に開催される模様です。

 

 

息子は高2で最高学年ということもあり(他校からも高2で参加される方はいらっしゃいますが)一つのグループのリーダーに任命されました。

息子にとっては、他校の生徒たちと連絡先を交換し、数ヶ月に渡り一つのグループをまとめるという役割は初めての経験です。

部活が、自校でだけの活動で終了とならず、他校の生徒たちとも協力し、練習できる日々は、負荷が増えて大変そうではありますが、青春を謳歌している様子が見られ、微笑ましいです。


男子校、女子校、共学校…

自分の学校が「常識」だと思っていたら、他の学校の校則は全然違っていたりして、それら文化の違いも驚き刺激的で楽しいようです。

 

 

 

実は一年前、ある留学プログラムに申し込んでいました。

そのプログラムに合格していたら、この三学期はアメリカに行っているはずでした。

 

学校の先生も「学校を休んでそちらに参加してもいいですよ!」と柔軟なご対応をしてくださり、推薦文もご用意いただきました。

 

書類選考には合格したのですが、残念ながら面接では不合格と言う結果に…。

息子本人にも、家族にも、大変にショックな出来事でした。

 

学校の先生からは

「書類選考に合格できただけでも、ものすごいことですよ。うちの学校からも多数応募しましたが、マメ太くんだけでしたからね、一次通過者は。」と教えてもらい、


「えっ?!そうなの…😭」と


よけいにへこみました…。

 

 

また先生は、

「失敗するのもよい経験です。別の機会がありますから。」ともおっしゃいました。


「え~、別の機会って、高2の冬に行けないんじゃ、もう高校生活が終わっちゃうよ…。」と、納得できない気持ちでいっぱいでした。

 

高2の冬が、大学出願前に留学できる最後の機会だと思ったし、またこのプログラムの内容が息子の希望する専攻にぴったりで、他を探したって、もう二度と出会えないと思ったからです。

 

「この時期じゃなきゃダメだ。

他のプログラムじゃ意味がない。

高2の冬に行かせたかった。」

 

親子共々、お通夜のように暗い気持ちに浸っていた一年前のことでした。

 

 

 

しかし…。

 

先生のおっしゃってくださったことが正しかったです。

 

あの時、落選となったことで、息子はこの中高の5年間で一番頑張ってきたことの集大成とも言える大きなイベントに参加する機会を得たのです。

 

去年の冬は、こんなイベントがあることを知りませんでしたからね。

もしこのイベントのことを知っていたら、息子は高2の冬にアメリカへ行くとは言わなかったでしょう。

 

さらには、落選したことで、他のプログラムにチャレンジすることになりました。

それらは明らかにこの冬に行くはずだったプログラムより高度な内容で、ただの経験だけでなく、大学出願時にも十分なアピール力のある課外活動になります。


一つのチャンスを失ったことで、新たなチャレンジが複数生まれました。

 

 

一年前…

当時は、その時に見える選択肢の中からでしか物事を判断しておらず

「ベストな道が閉ざされた。」と、ただただ暗い気持ちになってしまっていました。


しかし、本当のところ、何がベストなのかは、年月が経ってみなければ分からないものだなと改めて感じた、我が家の出来事でした。



2024年1月17日(水)   快晴

 

 

 

 

念願の海外大学のプログラムへの受講資格を得ることができ

喜びに浸れたのも、わずかに2日。

 

次は、夏休みに参加希望のプログラムへの応募準備が控えており

ぼんやりしている時間はありません。

 

 

 

サッカーの2022年カタール・ワールドカップの予選リーグでのことを思い出します。

 

誰もが「勝点3は難しい」と予測した日本vs.ドイツ戦。

 

結果は、まさかまさかの逆転劇で、日本はなんと優勝候補の一角であるドイツに対し、2対1での勝利を収めました!

 

すごい1勝ですが、これはまだ「予選リーグの第一試合」にすぎず、

わずか4日後には「コスタリカ戦」が控えています。

 

ドイツ相手に逆転勝利だなんて!

翌日は、もう国民の祝日にしてもいいくらいの大快挙です!

 

しかし、次の試合を思えばいつまでも浮足立っているわけにはいかず、気持ちを引き締めて気持ちを次に向かわせなければなりません。

予選リーグの1勝は、W杯でのただの1勝にしかすぎず、まだなんの結果も得られていないのです。

 

実際、「次は楽勝だろう」と思われていたコスタリカ戦には日本代表、なんと逆転負けをしてしまいましたからね…。

 

 

 

息子本人も、すぐに次があることは理解しているようで、

昨晩はさっそくエッセイの準備を再開していました。

 

 

今回、この受講資格が得られたプログラムの応募に際しては、

息子がエッセイを書き始める前に、私と旦那さんから少しアドバイスをしました。

 

・このプログラムについて説明されたページを、隅から隅まで熟読すること

・エッセイ中に、それを熟読したことが伝わるキーワードを入れること

・大学からの質問(3つ)が、エッセイ中で明確に表現されていること

・自分の個人的な体験から、自分にしか書けないエピソードを入れること

・指定文字数ぴったりになるまで推敲すること(0.1割以内)

 

ここからブレインストーミング、構成の組み立て、執筆はすべて息子一人で作り上げました。

エッセイでは自分の個性を伝えることが何よりも大事なことと

仕上げまでの責任をもつ経験もさせたかったです。

どちらの結果になっても、まだ入試前、自分事として受け止める良い経験になるだろうと思ったからです。

 

合格も、落選も、結果を誰のせいにもせず自分で受け止めるという経験が大事。

(本番の大学入学への申請は、あと10ヶ月後に迫っていますからね。)

 

 

さて、このエッセイは(息子にしては)締め切り前の随分と早い段階で仕上がっていたのですが、問題は二つめの課題。

 

審査官にあなたがどんな人物かがもっと分かるように「自由に」表現してくださいというもの。

 

この「自由に」がくせ者で

「これこれについて書きなさい。」とストレートにお題があった方がよっぽど取り組みやすいものです。型を問わないとはいかにもアメリカらしい選抜方法とも言えますが、これがもう生みの苦しみの沼にはまり、書いてはボツ、書いてはボツの繰り返しをしていました。

(気持ちは分からなくはない。)

 


「模範解答」が存在しない。

相手が何を求めていて、どんなものだったら満足してもらえるのか、手掛かりが全く見つけられない。

 

日頃の試験勉強のような

解答集が存在する勉強とは、また違った部分の思考力が鍛えられる学習ですよね。

かなり悶絶していました。

 

 

そうこうしているうちに締め切りの前日になってしまい、

もうこの後は開き直って原点に戻り、

このプログラムで学びたいこと(エッセイに書ききれなかったこと)を改めて表現と、

自分の研究テーマ(予定)について書きました。

「自由に」って書かれているからにはね、ここは親も何もアドバイスすべきではありませんよね。生みの苦しみも十分に味わうべきです。

もう間に合わなかったら、それはそれでしょうがない、これがうちの子なんだとこちらも腹をくくりました…。


 

研究テーマは、自分が将来進みたい専攻とその大学が得意とする分野を融合させた題材を作っていました。

 

 

準備としては決して万全とは言えないものだったけれど、

アメリカの大学窓口に直接申請するという行為は、これが今回が初めての経験、

一通り自分で申請プロセスを経てみて、要領は得たと思います。

 

夏のプログラムへの申請は、今度はショートエッセイを6本×2も用意しなければなりません。

(2講座受講希望だから)なかなかの分量ですよね💦

今回の経験を活かし、ギリギリとならずに計画的に実行に移してくれることを期待します!

 

ん?人間、そんなに簡単には変われないかな?

 

 

 

カタール・ワールドカップ、予選リーグの日本代表のように

ずっと競争率の低い「第二戦」でまさかの…、なんてことがないように…

 

ほんとにがんばれ~!!!

2024年1月16日(火)  晴れ

 

 

 

 

 

うれしい知らせを届けてくれた○○大学の♡♡先生。

 

受講希望の場合は、返信くださいと書いてあります。

 

 

「目上の方が返信を待っている場合はね、できるだけ早く返すのが礼儀だよ。

It has to be done as soon as possible!」

と教えると、「分かった。」と

 

いつもであれば夕食後はゴロゴロ休憩している息子も、

この日はささっと食べ終え、すぐにPCへと向かいました。

息子に確認するまでもなく、海外の大学の先生から直接学ぶことのできる

この機会を得られたことがうれしくてたまらないのであろう様子が、

すべてのふるまいから伝わってきます。

 

本当によかった…。

 

ほどなくして、息子は

「こんな感じでいいかな。」

 

と見せてきたその文面は…、

 

内容としては問題ないのだけれども

正式な英文メールとしては、大事なところが抜けて

なんだかカジュアルな印象です。

 

 

始まりは、Dear Ms.♡♡, と相手のお名前からとか、

終わりのBest Regards, と自分の名前が抜けているとか。

 

そもそも、メール本文の文体自体も口語的です。

もう少しフォーマルな表現を使った方がよさそうに思います。

 

 

そこで気が付いたのは、

息子「英文メール」を書いたことがないという事実!

 

 

そっかあ、そうだよなあ。

今どきの高校生は、英文レターの文化に触れる機会がないのか…。

(ん?うちの子だけ?)

学校でも中学の時にさらっと習った程度のようです。

 

特に今回のようなビジネスメールに近い、

フォーマルなメール形式でのやり取りは初めてだとのこと。

 

 

 

 

私が高校生で、アメリカの大学に進学したいと思った時は、

写し紙みたいなぺらっぺらなエアメール専用の便せんを使って

手書きで英文レターを書き、ドキドキしながら郵便局にもっていき

海外郵便で大学に送っていました。

 

電子メールがなかった時代ですね💦

 

PCどころか、当時はワープロすらまだ持っていませんでした。

 

エアメールを投函し、

大学からの返信を待つこと数週間、届いたのは立派なパンフレットと

 

「Dear Ms. Herbcafe,」

 

から始まるカバーレター。

一目でそれが私宛てだと分かる一文から私のために書かれてる感じが

伝わってきて、それだけで感激していました。

 

開封した大きな封筒からは、日本では出会ったことのない不思議な香りが漂ってきて

ますます「アメリカに行きたい!」と言う熱意が高まるやりとりが続いたのでした。

懐かしいなあ!

 

 

電子メールは、最近でこそSNSやchatの影響を受けて簡略化されたものも目にしますが、

そもそもは紙に書く手紙の文化から続く通信手段なので、

○○大学の先生からいただいたメールの内容も、フォーマルで格式高い文体でした。

 

メール返信を書くときには、相手の文体や表現に合わせることの大切さ、

内容はできるだけ簡潔にまとめ、しかし必要な「形式」までは省略しないこと、

などを教えました。

 

相手がBest Regards, で締めていたら、こちらも合わせた方が良いよとか細かく…、

まるで新入社員へのビジネスマナー指導のようですね。

 

これから出願前にはいろいろな大学へ事前問合せをすることになるので

その前にメールの書き方を教える機会があって良かったです。

まさか知らないとは気がつきませんでしたから。

 

まあ不備や失礼があっても大学は問題なく回答してくださるのでしょうが、

何事も良い印象を残す努力をすると言うのは大事なことです。

 

 

 

 

受講資格の連絡をいただいたその日の晩に無事に必要書類の作成と

メールの返信を終えた息子、

時差があるとはいえ

12時間以内には大学の先生から受領した旨と感謝の返信がきていました!

 

 

Thanks for completing everything so quickly! 

 

 

仕事のできる方というのは、やっぱり返信が早いんですよね!

どの業界も同じです。

息子に向けても、早い仕事に感謝のお言葉をいただくことができて

本人は満足そうです。

 

 

まだ始まりの始まりですね。

これから続く半年間のやり取りや学習の中で、

締め切りギリギリ男子の生態が少しは進化してくれるんじゃないかあと期待しています。

 

 

2024年1月15日(月) 晴れ

 

 

 

 

図書館がとっくに閉館した遅い時間に、昨晩息子は帰って来ました。

 

リビングに入ってくるなり息子は開口一番

「○○大学からメールが来てたよ。」

 

えええ!?

 

それは、年始のこと「締め切りの2時間前」に応募したプログラムを主催する大学からの連絡です。

 

昨日は締め切り日からまだ二週間と言う日、随分と返信が早いなあと驚きながら…、

そして、返信が早いということは「今後のご活躍をお祈りします」的な内容なのかなぁとおびえながら…

 

恐る恐る息子に、

「ど、どうだった?」

 

と、聞いてみました。

 

 

息子は、無言でメールの返信画面を見せてくれました。

 

そこには

 

It is our distinct pleasure to inform you that you have been accepted to ○○Program and we are looking forward to your participation in the program. 

 

と記されています。

 

 

 

 

 

 

 

 

「合格だって!」

 

と、照れながら伝えてくれました。

 

 

 

まあ、なんと、なんと!

 

 

久しぶりに我が家に、うれしいグッドニュースが届きました。

 

 

私から息子に「おめでとう!」

パパからも、「おめでとう!」

 

久しぶりに「おめでとう!」の言葉が我が家にあふれます。

元旦以来です。

 

おめでとう!って言葉、ここちよい響きですね。

 

 

息子は、選ばれたことに驚きと喜びがいっぱいという表情をしていました。

私自身はですね、実は喜びよりも安堵の方が大きかったです。

本当に心底ホッとしました。

 

ホッとした理由は二つあります。

一つは、息子の敗者マインドに終止符を打てたこと。

 

この手の、奨学金を得て参加するプログラムには昨年来あれこれ応募してきたのですが、

合格までには至らず、涙をのむことが多かった息子。

 

学校の先生は「失敗することも大事な経験だから。」となぐさめてくださるものの、

一番の激戦である一次選考をパスできたのに最終選考では落選と言う経験が続くと、本人も親も大きく自信を失う日々でした。

 

敗因は、明らかな準備不足だと分析しています。(必死さが足りない)

一方で、落選が続くことで息子自身が「自分の実力はこんなもの…」と変な思い込みを持ち、それが固定され、挑戦に消極的になってしまわないかと心配でした。

 

 

しかし、彼に足りないところ

 

がむしゃらに勝利をつかみに行く、そのために徹底的に準備をする

 

そういった頑丈な精神力を本物にしていくためには、

難しい挑戦に何度もチャレンジし、自分のハングリーさを鍛錬し、高めていくしか方法はありません。

 

全力で立ち向かう力は、知識として身に着けるものではなく、経験によって獲得するべきものだから。

親は歯がゆくも見守るしかできないんですよね。

 

 

今回は、エッセイ執筆から追加提出課題まで、一人で悩みながらも準備を進めていました。

親も突き放して見守ることに、だいぶ慣れてきました。

 

第一関門のエッセイは提出日の数週間前に完成したのですが、どうやらそこで性根尽きたよう。

二つめの課題提出のために、再度気力を奮い立たせて取り組むには大変なエネルギーが要ったようです。(これは毎度のことで…)ここに長いインターバル(幕間)があり…、結局のところ最終提出は締め切り時間のギリギリとなってしまいました💦

 

 

 

 

二つめのホッとした理由は、彼の専攻が奨学金を得て学ぶに値すると評価されたこと。

 

エッセイの仕上がりは、私の目から見れば満点の出来栄えでした。

彼の個性がにじみ出た、読み手の感情をゆさぶる内容で、英語力だけでなくエッセイの構成としても秀逸に思えました。

 

だからこそ

「このエッセイで落選なのだとしたら、海外留学は本気で再考した方がいいだろうな。」

と思いました。

 

その落選は、彼の英語力でも思考力でもなく、彼の目指すテーマそのものが、そもそも奨学金を得て学ぶにはそぐわないと判断されたのだろうと推測できるからです。

 

 

自分のやりたいこと、将来像を堂々と表現して、それをそのままに評価してもらえた今回のエッセイ。奨学金を得て学ぶに値すると認めてもらうことができました。

戦闘能力の回復が、少しはできたのではないでしょうか。

 

希望する専攻のまま、挑戦を続けても大丈夫かもという安心をいただける結果となりました。

 

 

それにしてもブログを毎日書くと決めてから、さっそく感情のアップダウンの激しい日々を送っています。

リアルタイムログって、本当に先が見えないものですね💦

こんな日常だから、受験生の親は精神的にも体力的にも消耗するはずです!

 

老け込まないよう、がんばりますっ泣き笑い