【中学受験】算数の学習で身に着けるべき力とは。 | 傍流のアメリカ大学受験

傍流のアメリカ大学受験

都内私立中高一貫校の高校三年生。米国大学進学準備に奮闘中。
純ジャパ(日本生まれ日本育ち、海外経験ゼロ)の息子がどこまで挑戦できるか、親もつたない英語を駆使して情報収集に格闘しています。

 

 

 

2024年1月23日(火)   晴れ

 

 

 

息子が一年間お世話になったIINA算数教室の体験授業。

いよいよ次の日曜日に開催です。

 

榎本先生には本当にお世話になったので

いやいや過去形じゃなく、今も息子は先生との交流がありお世話になっているので、

榎本先生の東京本格進出を応援したく、この記事を書いています。

以下、これから中学受験勉強を始めようとしているご家庭にぜひ読んでいただきたい。

 

 

特に、最難関校志望、かつ算数優位で志望校合格を勝ち取りたいご家庭には、

親自身が以下のことを心に留めておくことが重要です。

 

 

大手塾に通っていると、

履修単元の確認テスト、マンスリーテストで、毎回しっかり点数を取れていることが

志望校合格への確実な道だと思わされます。

 

が…!

これ、危険信号です!

 

親が、中学入試で問われる本質を理解できているのであれば全く問題ありませんが、

志望校の過去問みても

 

「え?これどうやって解くの?」

 

と糸口すら分からないのであれば、黄色信号です!

だったら、マンスリーで点数や偏差値を気にするのは、いったん止めにしましょう。

 

 

算数はスピード競技ではないので、計算が遅くても心配ないです。

問題を見て、パッと回答がひらめかないからといって

「算数のセンス」がないわけでもありません。

ここにもひらめきの反応速度に、算数の能力との相関性はありません。

 

小学校時代に算数を勉強する価値とは、

目の前に出された一つの問題に対し、あ~でもない、こ~でもないと、

自分の知識を総動員させて、粘り強く考える時間そのものにあります。

 

難関校は、

抽象的な事象に対し、思考力を鍛える学習をどれだけ積み重ねてきた子なのかを、

入試問題を通してみたがっています。

「初見問題」に対応できる力、などと表現されることもありますが、

しっかり原理原則を理解しそれを自分の力で活用してきた子は、

自分の知っているその知識をフル回転させて、解決の糸口を見つけようとします。

解いたことのある問題か、初めて見る問題かを気にせず解き進めます。

 

難関校の入試に必要なのは、制限時間内に

自分の知識の取捨選択を瞬時に行い、あるいは融合し、

自分の全思考力をもって解法へと導きだす力です。

 

暗記算数には限界があると言われるのは、そのゆえんです。

思考力が育たないだけでなく、初見問題に対応する力が結局のところ身につきません。

 

親がマンスリーテストの点数を気にし始めると、

子どもはどうしても目の前のテストの点数を気にして、

とりあえずそれをクリアすることを一番の目的とした勉強の仕方になっていきます。

 

テキストを何周も回す

解法の展開を丸暗記する

 

数字が変わったくらいの類題で、いい点数が「とりあえず」取れる。

 

 

「上のクラスをキープしないと、レベルの高い授業が受けられないから…。」

親のその焦り、すごく分かります。

 

しかしその代償に、算数学習の一番の醍醐味である、抽象的事象に対する思考する時間、と言う学習機会が失われます。

 

 

算数の勉強の一番の醍醐味は、

目の前の問題に対し、自分の持っている知識のどれが有効なのだろうと試行錯誤する時間です。

たっぷりと時間をかけて、抽象的事象を具体化していき、解答までたどり着くと言った学習ができるのが、4年生、5年生の時です。

 

そして、算数のセンスが磨かれるとは、

その知識の引き出すスピードが速くなっていくこと、

最短ルートへと導き出す力がついていくところにあります。

ただ、入試で言うならば、これらの確立は、6年生の秋以降で十分に間に合います。

 

 

4年生、5年生の間は、目の前の確認テストや模試の偏差値に(親が)とらわれることなく、

じっくり考えることの楽しさを味わう時間を、子どもに与えてあげてください。

 

遠回りのようでいて、6年生の冬にはその集大成がみられますから。

 

 

子どもがじっくりと考えることを励まし、指導してくださる榎本先生のご指導は本当に貴重です。

 

4,5年生の時から偏差値がどうしても気になってしまうと言うご家庭には合わない教室だと思いますが…

(;^ω^)

 

算数の原理原則を学んでほしい

算数の勉強を通して思考力を磨いてほしい

一問の解き方を、あれこれ考えていたらあっという間に30分が経っちゃった、なんていう経験を何度もしてほしい

 

と願っているご家庭には、これ以上ぴったりの先生はいらっしゃいません。

(キッパリ!)

 

 

榎本先生のご指導を受けた生徒はもれなく、

安易に解答を見て、分かった・分からないと問題を切り分ける学習から卒業していきます。

 

目の前の一問に対し粘り強く考え、それでもまた考え、あきらめずに、スマートな解法でなくても自分の全知識を総動員してなんとかその糸口を見つようとする力をじわじわと身に着けていきます。

(特に勉強合宿で!)

 

 

ハッキリいって、4年生、5年生から榎本先生のご指導が直接受けられるご家庭がうらやましくて仕方がないです。

 

競争が一切ない、算数学習の沼へようこそ!

 

ぜひ親子で体感してみてください~。