2024年1月17日(水) 快晴
念願の海外大学のプログラムへの受講資格を得ることができ
喜びに浸れたのも、わずかに2日。
次は、夏休みに参加希望のプログラムへの応募準備が控えており
ぼんやりしている時間はありません。
サッカーの2022年カタール・ワールドカップの予選リーグでのことを思い出します。
誰もが「勝点3は難しい」と予測した日本vs.ドイツ戦。
結果は、まさかまさかの逆転劇で、日本はなんと優勝候補の一角であるドイツに対し、2対1での勝利を収めました!
すごい1勝ですが、これはまだ「予選リーグの第一試合」にすぎず、
わずか4日後には「コスタリカ戦」が控えています。
ドイツ相手に逆転勝利だなんて!
翌日は、もう国民の祝日にしてもいいくらいの大快挙です!
しかし、次の試合を思えばいつまでも浮足立っているわけにはいかず、気持ちを引き締めて気持ちを次に向かわせなければなりません。
予選リーグの1勝は、W杯でのただの1勝にしかすぎず、まだなんの結果も得られていないのです。
実際、「次は楽勝だろう」と思われていたコスタリカ戦には日本代表、なんと逆転負けをしてしまいましたからね…。
息子本人も、すぐに次があることは理解しているようで、
昨晩はさっそくエッセイの準備を再開していました。
今回、この受講資格が得られたプログラムの応募に際しては、
息子がエッセイを書き始める前に、私と旦那さんから少しアドバイスをしました。
・このプログラムについて説明されたページを、隅から隅まで熟読すること
・エッセイ中に、それを熟読したことが伝わるキーワードを入れること
・大学からの質問(3つ)が、エッセイ中で明確に表現されていること
・自分の個人的な体験から、自分にしか書けないエピソードを入れること
・指定文字数ぴったりになるまで推敲すること(0.1割以内)
ここからブレインストーミング、構成の組み立て、執筆はすべて息子一人で作り上げました。
エッセイでは自分の個性を伝えることが何よりも大事なことと
仕上げまでの責任をもつ経験もさせたかったです。
どちらの結果になっても、まだ入試前、自分事として受け止める良い経験になるだろうと思ったからです。
合格も、落選も、結果を誰のせいにもせず自分で受け止めるという経験が大事。
(本番の大学入学への申請は、あと10ヶ月後に迫っていますからね。)
さて、このエッセイは(息子にしては)締め切り前の随分と早い段階で仕上がっていたのですが、問題は二つめの課題。
審査官にあなたがどんな人物かがもっと分かるように「自由に」表現してくださいというもの。
この「自由に」がくせ者で
「これこれについて書きなさい。」とストレートにお題があった方がよっぽど取り組みやすいものです。型を問わないとはいかにもアメリカらしい選抜方法とも言えますが、これがもう生みの苦しみの沼にはまり、書いてはボツ、書いてはボツの繰り返しをしていました。
(気持ちは分からなくはない。)
「模範解答」が存在しない。
相手が何を求めていて、どんなものだったら満足してもらえるのか、手掛かりが全く見つけられない。
日頃の試験勉強のような
解答集が存在する勉強とは、また違った部分の思考力が鍛えられる学習ですよね。
かなり悶絶していました。
そうこうしているうちに締め切りの前日になってしまい、
もうこの後は開き直って原点に戻り、
このプログラムで学びたいこと(エッセイに書ききれなかったこと)を改めて表現と、
自分の研究テーマ(予定)について書きました。
↑
「自由に」って書かれているからにはね、ここは親も何もアドバイスすべきではありませんよね。生みの苦しみも十分に味わうべきです。
もう間に合わなかったら、それはそれでしょうがない、これがうちの子なんだとこちらも腹をくくりました…。
研究テーマは、自分が将来進みたい専攻とその大学が得意とする分野を融合させた題材を作っていました。
準備としては決して万全とは言えないものだったけれど、
アメリカの大学窓口に直接申請するという行為は、これが今回が初めての経験、
一通り自分で申請プロセスを経てみて、要領は得たと思います。
夏のプログラムへの申請は、今度はショートエッセイを6本×2も用意しなければなりません。
(2講座受講希望だから)なかなかの分量ですよね💦
今回の経験を活かし、ギリギリとならずに計画的に実行に移してくれることを期待します!
ん?人間、そんなに簡単には変われないかな?
カタール・ワールドカップ、予選リーグの日本代表のように
ずっと競争率の低い「第二戦」でまさかの…、なんてことがないように…
ほんとにがんばれ~!!!