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一都三県 蔵元との交流会 その2

山梨県

山梨の酒といえばどうしてもワインというイメージな訳で。山梨大学にはワイン科学研究センターなる機関もあるようだし…。
そんな山梨からは谷桜、春鶯囀、七賢、甲斐の開運、太冠の五蔵が出展。一応全蔵全種試飲したけど…正直なところこれといった発見はありませんでした。清酒メーカーとしては山梨最大手蔵?の七賢が一番まとまった味だったかな、と。せめて笹一とかが出展していてくれたら印象が違ったかも。


神奈川県

いずみ橋:
全量純米酒、そして朴訥として派手な部分が全くない酒質の蔵元。掴み所がないという感じ…そういう意味では自分にとっては山口の貴なんかと同じ立ち位置にあるお酒。
食中酒、特にお燗をして美味しいお酒を追究しているとのことで鑑評会へももう十年近く出品していないそう。
海老名市にある自らの田んぼで山田錦、亀の尾などを栽培、自家精米で扁平精米、etc…酒造りに対するアプローチと考え方を蔵元さんが丁寧に説明してくださいました。蔵元のお話はエイムック「日本酒の基本」に詳しく載っています…って予習しときゃよかったな…勉強不足orz。

他には隆と天青なんかを試飲(ベロベロの状態で)。丹沢山の蔵元が醸す「隆」は若干だれが気にかかるか。茅ヶ崎の「天青」は軽やかな風味ながら何かしら物足りない…不動にも感じたもどかしさが残る。


東京都は基本スルーで。でも千代鶴の本醸造しぼりたては好印象。


今回、他には吟の舞・ぎんからといった共同開発銘柄がまとめて呑めるコーナーも(去年は東京国税局鑑評会入賞酒の公開きき酒会も兼ねていたはずですが今年はなし)ありました。また日本酒だけでなく地ビールや焼酎なんかのブースもあったわけですが、個人的には魅力あるイベントとは言い難かったかな、と。参加費\500-というコスパを考えたら贅沢云うなという話かもしれませんが。
でも同日、練馬の酒販店「酒泉たつなみ」ではブラインドの試飲会が行われていたはずで、そちらも参加費\500-。…うーん…。

〆はカレーうどん+ライス
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一都三県蔵元との交流会 その1

2010年11月12日@銀座フェニックスプラザ \500-

確か3年前から始まったこのイベント。一昨年は参加申し込みをしておきながら参加せず。昨年は無事に2部(1部は業界人専用の時間帯)から参加。

三県とは神奈川、千葉、山梨のこと。つまりは東京国税局管轄内ってことですな。正直東京を含めて呑み手の視点からは地味な印象が拭えないラインナップ。
神奈川、東京はある程度呑んだことがある蔵が多いので千葉、山梨から攻めることに。


千葉県
全部で12蔵元が出品。


不動:
あぶさんキラーとして名を馳せた大楽太陽があぶさんに引退を告げにいった店で頼んだ酒として有名な「仁勇」。その仁勇を造っている千葉県最大手蔵?鍋店(株)が近年立ち上げた新ブランド「不動」。「不動」ブランドのコンセプトは「本物の酒造り」ということで(じゃあ仁勇ブランドはなんなんだ、という気がしないでもないんですが)、具体的には『火入れは一度まで』『炭素濾過はしない』と云うことらしいです。
特約店リストには都内の有名酒販店もちらほらと名を連ねるだけあって甘みを重視したバランス良い酒質…には違いないと思うのだけど何か物足りない…。そつがなさすぎる…?以前に本生を買って家呑みしたときと印象は変わりませんでした。
パンフをみる限り酵母は全て泡無し系を使用、米は何故か秋田県産の美山錦なんかがメインで山田錦は使用していないみたい。愛酒不愧天 ~日本酒のブログ~-101112_1712~01.jpg

木戸泉:
熟成酒と高温山廃もとをウリとする蔵。この蔵元の名前を初めて知ったのは7年ほど?前。かつては横浜で、現在は新橋で『花』という呑み屋を経営している亀井酒店のPB「寝越庵」の醸造元のひとつとして。
その寝越庵の元であるAFS(アフス)はまるで白ワインのような酸がほとばしる強烈な個性を放つ1本。この酒の存在を知らずにブラインドで呑んだら絶対日本酒とは思わないな。
この味の秘密は麹の種類なのかな、と勝手に想像していたのだけどやっぱり山廃もとを55℃という高温で育てているゆえみたい。他の蔵の酒と比べる気にもならない一品。
他には10年古酒なんかを出品。こちらはいやな老ね香を感じさせないマイルドな仕上がり。○。

後は甲子正宗が少し印象に残ったくらいか。福祝は淡白すぎてぴんときませんでした。
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富山の酒とかまぼこフェア 2010 その3

黒部峡:
ここもやはり意外性のない酒ばかり。悪くはないんだけど。
一番印象に残ったのはお酒じゃなくておつまみとして出されたホタルイカの干物を炙ったものでした。


若鶴:
今回出展している蔵元の中ではおそらく最大規模の石高(3000石)。
苗加屋・純吟生、彦八・純米大吟生は意外にも爽やかな酸が印象的で結構ストライクでした。以前(たぶん火入れver.を)呑んだ時はごりごりの米香が目立ったんだけどなー?
「ひやおろし」は一度火入れタンク貯蔵。蔵に3本しか残っていないというH16BYの金賞受賞酒は試呑できませんでした。
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曙:
お酒の話は色々伺ったんですが、味のほうは…これといった特徴は掴めませんでした。


三笑楽:
若い蔵元がオーナー杜氏として頑張っている蔵だそうで。
でもお酒は典型的なオールドスクール。良くも悪くも米の味と香りががっつり。全国市場向けに別ブランドを立ち上げたりするつもりは今のところないそうです。

ここまで10カ所廻ったところで時間切れ。若駒と並んで県内最小規模(120石くらい?)とされる千代鶴も呑んでみたかったけど断念。最後は勝駒へ。


勝駒:
ラストはこの蔵と決めていた。絶対の信頼を置くストッパーとして。中日の岩瀬。広島ならかつての大野、津田。
杜氏さんが代わるということだが一番下の普通酒まで瓶一度火入れ(ほんとかー?)をしているというこの300石の蔵が悪い酒を造るわけがない。適度な酸と米の旨味が口中にさわやかに響きわたる。地元で愛されそして全国市場でも勝負できる酒。今日呑んだ中では間違いなく頭一つ抜けている。試飲会の最後を見事に締めてくれました。



富山のお酒は総じてオールドスクールな印象(酵母は金沢酵母(協会14号)が主流)。
勿論各蔵の個性というものもちゃんとあるのだろうけど様々なバリエーションのお酒が提示されている今日の日本酒市場においてはどれも似たり寄ったりという印象は否めないのでは。
酒造協会のHPによると富山県は県内生産のお酒の県内消費率が80%以上と全国でも5本指に入るそう。また、蔵元の方とか県内の飲食店さんも「富山の人は富山の酒しか呑まない」旨の発言をしていました。そして消費者は高齢の方がメインらしいので昔ながらのお酒で十分やっていける…というか旧態依然とした酒が強く求められる、ということなのでしょうか。