強い子になってほしかったら、弱音を吐ける子に育てよう | 子育ては「聞く」が9割でうまくいく~心理学ブログ

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3つの「聞く」技術があれば、子育てのムダ叱りも イライラも ストレスも 減ります!
小学校教員 9年間の経験を生かした、子育ても 生きるのも 楽になるヒントが詰まっています。

こんにちは。和久田ミカです。

 

今日は「子どもの心を強くするために、何ができるだろう」という話。

 

 

さて。まず 私の話から。

 

私は 娘を毎日 学校近くまで 送って行っています。

 

ええ、わかってます。

 

もう高1なのでね、過保護だってことも。

 

 

ただ、その時間が 娘は一番よく話すんですよね。

 

先生のこと、友達のこと、授業のこと。

 

愚痴も多いし、弱音も吐く。

 

 

この「弱いところを見せてくれる」というのが、私の中で とてもうれしいのです。

 

安心できる関係でないと 話してくれないからねん。

 

 

「でも、子どもが愚痴や弱音を聞くと ザワザワするんですよねー」

 

という話もよくお聞きするので、脳科学の話をしますね。

 

 

だいぶ前ですが、脳科学者の中野信子さんがテレビで こんな話をしていました。

 

アメリカで、「この数学の試験を落としたら留年になる学生たち」を集め、実験をしました。

2つのグループに分け、試験の結果を比較したそうです↓。
 
●ふつうに試験を受けるグループ
 
●試験前に10分間、テストに対する不安を、具体的に書いたグループ
 
すると、不安を書き出したグループは平均点が10%高くなりました。

 

 

つまり、弱音を吐ける人ほど ストレス耐性が強いということ。

 

人は、思っていることを 考えないようにすることよりも、言語化する方が 心が落ち着くのですね。

 

 

さらに、中野さんは

 

「口は弱気で、体はポジティブに!」

 

いうこともおっしゃっていました。

 

●ガッツポーズ(こぶしを上にあげる)をとったグループ
 

●背中を丸めるポーズをとったグループ
 
それぞれ2分間の実験ですが、ホルモンの分泌に変化があったそうです。
 
 
●ガッツポーズ→テストステロン
(やる気にも関連する「ドーパミン」を促すなどの働き)
 
●背中を丸める
→コルチゾール(ストレスホルモン)

 

体と心はつながっているんですね。

 

 

時代劇なんかで、戦に行く前に

 

「エイエイオー!」

 

とみんなで こぶしを突き上げるシーンがありますが、脳科学的に、やる気にもつながる行動なのだとわかります。

 

 

 

そして、それを子育てに応用するなら、

 

子どもが 弱音を吐きだしたときには、その感情の波にのまれないこと。

 

いっしょに落ち込んだり、自分の不安から

 

「あーしなさい!こーしちゃだめ!」

 

と言ったりしないこと。

 

 

子どもが、ゆっくりと 自分の言葉で言語化するのを待ちます。

 

まずはそこからなのかなーと思います。

 

不安で落ち込んでるときに、最初から拳を突き上げられないものね。

 

 

 

さらに中野さんは、

 

「言語化し、誰かに聞いてもらえると、思いが共有できて、安心感を得られます」

 

というようなこともおっしゃっていました。

 

何も解決しなくても、大好きな人に話を聞いてもらえるだけで ホッとするときってあるよね。

 

 

 

で。

 

私は、心が強い人(ストレスに負けない人)とは、心に安心感がある人だと思っています。

 

特に、子どもの心の安心感は 両親からのプレゼント。

 

「ママが見ててくれる」

 

「パパが自分に関心を持ってくれる」

 

「ちゃんと話を聞いてくれてる」

 

「味方でいてくれる」

 

そんなことから、子どもの安心感は生まれてくるのです。

 

 

うちの娘は 赤ちゃんの頃から癇癪もちで、ガラスのハート。不安が大きいタイプ。

 

まだまだ 私から安心感をもらっているみたい。

 

昨日は マンションの廊下にゴキブリを見かけ、こわくて ずっと私の近くにいました( *´艸`)

 
おこがましいかも…ですが、「安心感」につながっているのでしょう。
 
高校生なんですけどね‥(笑)

 

 

 
そして、子どもたちは、成長とともに その安心感を 心の中に灯して生きていきます。
 
(↑ママやパパなど外からもらっていた安心感を、自分の内側に取り込む、ということ=内在化)
 
だから私は、子育ては安心感をはぐくむことだと思っているんです。
 
 
だから「聞く技術」をこれからも伝えていきたい。
 
特に 思春期に入る前までに、聞きあう習慣をつけておくと 子育てが楽になります。
 
子どもの心に、家族の関係に、自分の中に、安心感の火が灯る方法だから。
 
 

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