子育てのもどかしさと、切なさの源にあるもの | 子育ては「聞く」が9割でうまくいく~心理学ブログ

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3つの「聞く」技術があれば、子育てのムダ叱りも イライラも ストレスも 減ります!
小学校教員 9年間の経験を生かした、子育ても 生きるのも 楽になるヒントが詰まっています。

こんにちは。和久田ミカです。

 

昔、保存していた 新聞の投稿欄から。

 

 

虫歯で苦労しないよう 仕上げ磨きをかかさなかったのに、今じゃ 歯磨きしない男に。

 

毎晩本と読み聞かせていたのに、今じゃケータイ以外の活字は読まない男に。

 

保育園や学校の給食表を冷蔵庫に貼り、献立が重ならないように手作りしていたのに、

 

今じゃカップ麺大好きな男に。

 

 

少子化バンザイ!

 

こんな理不尽な母親になれなんて、未来ある人に絶対言えない。

 

徒労感いっぱいで、私は卒親する気満々だ。

 

ただ、あふれる愛で 大切なものを守ることに必死だった日々。

 

幻でも一時それがあったことに感謝している。

 

 

卒親にあたって 息子らに一言。

 

「努力が全く実を結ばない世界があるってこと、教えてくれてありがとう」

 

 

ああ、私も そうだなあと思う。

 

母親になるまでは、ある程度 がんばったら 何か得られることが多かった。

 

でも、子どもの成長は 私のがんばりの外側にある。

 

がんばらなくても 成長していくし、がんばったからといって 思い通りには 育っていかない。

 

 

こんな仕事しているけど 私の子どもは 全然 優等生ではないです。

 

思春期のせいか 反抗がすごい。

 

家で まったく勉強しません。

 

たまに 学校さぼります。

 

 

だから、

 

「ちゃんと育ててたら、子どもは反抗しない。する必要もない」

 

という 本を読んで、

 

「反抗って親のせいなんですか?」

 

と モヤモヤ。

 

「子どもは 親の接し方次第で、やる気を出す!」

 

みたいな記事を見て、

 

「やる気スイッチって親が押さないといけないですかねー?」

 

と反論。

 

「不登校は、親の愛情不足」

 

みたいな 考え方に触れて、「愛情いっぱいで育てましたけど!?」と 悲しくなる。

 

 

…そんで気づきます。

 

私も、「親の育て方次第で 子どもを優等生に育てられる…」

 

とどこかで思ってるんだなあ、と。

 

 

子どもが どう生きていくかは、子どもが決めることだよね。

 

危うく、子どもの人生の責任を 引き受けるところだった。

 

子どもが 中年になっても、子育て続けてたかもしれない。

 

 

だから、子どもが

 

反抗してもいい。親を否定してもいい。子どもが何を感じてもいい。

 

勉強しなくていい。私は「勉強しなさい」と言わない親になると決めたんだから。

 

学校休んでもいい。毎日学校行かなきゃいけないなんて、だれが決めたの?

 

そう 思い返すことにしています。

 

 

私は いい子を育てたいわけじゃない。

 

子どもが 自分で自分の人生を決められる子になってほしい、と願っている。

 

それが 七転び八起きの生き方であっても、

 

 

「努力が全く実を結ばない世界があるってこと、教えてくれてありがとう」

 

あなたが あなたであることを 教えてくれてありがとう。

 

私が 私であることを 教えてくれてありがとう。

 

そう思いながら、今日も子育てしていきますわ。

 

 

和久田ミカの

 

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