ラクしてる人にモヤっ!それはがんばりすぎのサイン | 子育ては「聞く」が9割でうまくいく~心理学ブログ

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3つの「聞く」技術があれば、子育てのムダ叱りも イライラも ストレスも 減ります!
小学校教員 9年間の経験を生かした、子育ても 生きるのも 楽になるヒントが詰まっています。

こんにちは。和久田ミカです。

 

コロナ禍の影響で、学校現場は 混乱していると聞きます。

 

“自主的な残業”を強いられる教員~校舎の清掃は誰の役割なのか?~

 

 

こんなニュースもあったけど、見通しの変更だけでなく、作業も増えてるんだろうなあ。

 

 

おつかれさまです。

 

私が勤務していた15年前でも、毎日20時半ぐらいまで 残業してたもんね。

 

ご自愛ください、と 心の中で祈ります。

 

 

 

そういえば以前、広告代理店勤務の女性が、過労で自死された方のニュースに対して、

 

「月当たり残業時間が100時間を越えたくらいで過労死するのは情けない」

 

「自分が請け負った仕事をプロとして完遂するという強い意識があれば、残業時間など関係ない」

 

というツイートをされた大学教授がおられましたね。

 

 

そうなのかー。

 

そう考える人もいるのかー。

 

 

前に、私が討論番組に出たときにも、(台本だとは思うけど)

 

「先生になったのだから、奉仕すべき。泣き言を言うな」

 

という意見が何度も出てたなあ。

 

なんとも世知辛い。

 

 

 

んでね。

 

この

 

「○○なんだから、がんばるべき」

 

という感覚。

 

知らず知らずのうちに、当たり前に 握りしめてたりします。

 

その人自身の気持ちよりも、まず「役割」が優先される言葉。

 

 

 

専業主婦になった私が、この仕事を始めたときにも いろんな人から言われたなあ。

 

「子どもを 託児に預けるなんてかわいそう」

 

「子どもがいるのに 仕事をしているなんて。」

 

「自分の時間がない?子どもが大きくなれば できるわよ」

 

「私は 実家が遠くて、預け先もなかったから そりゃあ大変だったわよ」

 

 

これね、みーんな 子育て経験者の声。

 

そんなことで 弱音を吐く、人を頼る、子どもを犠牲にするのは、情けないというアドバイスです。

 

 

 

きっと みんながんばって 子育てしてこられたんだろうなあ…

 

と、ねぎらう半面、

 

「あなたたちの時代はそうだったかもしれないけど、私は ちがう考え方を持っているの」

 

とも思ったかな。

 

 

本当は言いたかった。

 

「たまに託児に預けることで、ふだん 私と二人きりの娘に 社会性が身に付くんじゃないか」

 

「仕事をしながら イキイキ生きる背中を見せるのも すてきなことなのではないか」

 

「子どもを預けて 自分の時間を持てると、心に余裕が持てる」

 

 

でも「がんばってきた」人に反論するのは、むずかしかったなあ。

 

さりげなーく、

 

「私も大変なんですよ~」

 

と 苦労アピールしてみるのが 関の山でした。

 

ラクだと思われたら、もっと責められるように感じたから。

 

 

 

こんなニュースも思い出されます。

 

「電車内に ベビーカーの持ち込みOK」になったときの 世論調査。

 

アンケート結果を見ると、おおむね 若い人たちは 寛容。

 

それも 時代の流れ、と 受け止めている感じ。

 

 

反対が一番多かったのは、50歳代の女性です。

 

理由が、

 

「私たちは、ベビーカーを使わずにがんばった。」

 

というもの。

 

自分たちは苦労したのだから、あなたたちも苦労しなさい、という論理でした。

 

 

 

「苦労して がんばって」

 

「犠牲になって 我慢して」

 

生きていくと、他の人にも その苦労を押し付けたくなります。

 

ラクしているように見える人を 見張り始めます。

 

 

 

だから、自分を殺して がんばるのはやめた方がいいよね。

 

すでに がんばっちゃった人は、他の人に 苦労をふりまくのを やめよう。

 

自分で自分を労わろう。

 

人にわかってもらうのではなく、まず 自分がわかってあげること。

 

他の人を使って、自分のつらかった思いを 消化しようとしないこと。

 

 

以前、友人からこんな話を聴きました。

 

「子どもが発達障害だったから、できることは なんでもやった」

 

「学校の先生にも たくさん話に行った。あんなこと、こんなこと、言われたよ」

 

「シュタイナーの学校に魅かれて、思い切って 北海道に引っ越した時期もあったの」

 

「近所の人、コンビニの店員さん、みんなに 息子を紹介して回ったの。こんな子なんです、よろしくお願いしますって。」

 

「コンビニに行っても、外食をしても、みんな助けてくれてね、本当にありがたかった」

 

「今は高校卒業後の進路について、いろいろ考えてる。なぜこんなに選択肢が少ないのだろうと思って」

 

2時間話し続けた。すんごいパワフル。

 

 

そして、彼女は 一見がんばってるように見えるけど、何かの犠牲になったとは思っていないんだなあと 感じました。

 

当時は、「発達障害」という言葉自体 知られてなくて、苦労されただろうに…。

 

 

いつも

 

「私はどうしたい?」

「子どものために何ができる?」

 

という軸で動いているから、何かの犠牲にならない。

 

苦労もたくさんあったと思うのだけど、まったく感じていないみたいです。

 

 

よく、コーチングでは「主体的に生きる」と言うことが言われます。

 

いろんな解釈があると思うけど、

 

「自分の行動は 自分で決める」

 

「主語を『私』にして話す」

 

ということも、主体的な生き方だと感じています。

 

 

そうすると、

 

「(あなたは)こうすべきだ」

 

とは思わなくなるし、

 

「私はこうしたい」

 

「私はこう感じる」

 

と、まわりの人と境界線を引ける。

 

 

誰かを見張るエネルギー、もったいないもん。

 

もっとエコに生きよう。

 

自分のために生きよう。

 

 

もし、何かの犠牲になっている、と感じたら

 

それは 自分が自分に していることだからねん。

 

 

 

和久田ミカの

 

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