不登校・「行かせる」「行かせない」問題について | 子育ては「聞く」が9割でうまくいく~心理学ブログ

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こんにちは。和久田ミカです。

 

いつぞやに、娘の登校渋りについて書きました。

 

 

小6のころです。
 

今見たら、「いいね」が466もついてる。

 

ありがとうございます。

 

 

基本的に私は、娘が学校に行くも、行かないも、本人の意思だと思っています。

 

娘は「学校に行かない!」と言ったら 絶対行かないのでね汗

 

娘に登校する・しないを 決めてもらっていました。



だからといって、不登校を推奨しているわけでもないの。

 

 

上のような記事を書くと、

 

「子どもの意志を尊重すること”だけ”が よいこと」

 

という受け取られ方を されることがあります。

 

いえいえ、そんなことないよ、というのが 今日の記事です。

 

 

 

私は、教師をしていたときに 保護者の方から

 

「学校に行きたがらない」

 

という連絡を受けたときには、

 

「とりあえず連れてきてください。待ってます」


と伝えてました。

車で校門までは来られる子は、校門に出て 待ちました。

 

家まで迎えに来てほしい、と言われれば 迎えに行きました。

 


●長期間、学校に来ていない子

●明らかに 行きたくない要因がわかる場合

●体に痛みが出ているケースは

 

は、無理強いはしない方がいいと思うけどねん。

 

 

小さい子は

 

「なんだかこわい」

「なんだかいやだ」

 

と 見えない不安を抱えているだけで、学校に来てしまえば 楽しく過ごす子も多いです。

 

学校生活に慣れれば ふつうに 登校できるケースがほとんど。

 

 

だから、あえて

 

「連れてきてください」

「任せてね」「大丈夫」

 

と声をかけていました。

 

 

不登校ってね、行かないことを選んだお子さんも 葛藤があって 大変なの。

 

毎日ゴロゴロしていて 怠けているように見えるかもしれないけど、心の中で いっぱい 考えてる。

 

 

ツイッターでこんなつぶやきも見つけました。

 

image


 

こちらのサイトを見ると さらに、いろんな意見が見られます。


「そうそう…こんな感じよ!」不登校しか分からないことを募集したら、こんな投稿が集まった

休み続ける、っていうのも 結構、つらいもんです。

 

だから、「行かせる」という選択肢も 持っていていいんじゃないかな。

 

 

(「行かせられないんです!」


という声を 否定するものではありません。

 

ひとつの選択肢として、という話ね)

 

 

また、私自身は、子どもがずっと家にいると 仕事がはかどらないので、

 

「学校には行ってほしい。」

 

という話はしてます。

 

 

自分より子どもを優先しようとは、思ってないのです。

 

自分の生活も大事。

 

まあ、そんでも 娘、今でも ちょくちょく休んでますけどね。

 

疲れやすい子みたいです。


 

話は変わるけど、私自身、高校時代は ギリギリしか出席していませんでした。

 

女子高で、かわいい子ばかりで、話題は他校の男子の話ばかり。

 

ぜーんぜん興味なかったから 話についていけなかったんですよね( ̄▽ ̄)

 

学校行っても、つまんない。

 

 

漫画オタクだったので、将来は漫画家になると決めてたほど。

 

電車で会う男子に 告られたりしても、速攻で

 

「あ、無理です」

 

と断るタイプでした。

 

付き合うとか、付き合わないとか、めんどうで めんどうで…。

 

すべてが かったるい時期でした。

 

 

つまんない体育は、その時間だけ 学校を抜け出す。

 

つまんない授業は、部室に行って 隠れてる。

 

なんか だるい日は、電車に乗って 放浪の旅に出る。

 

そんな感じで、ナイフみたいにとがった 高校時代を過ごしました。

 

 

入学したときは 成績が上から一桁だったんだけど、卒業したときは 下から数えた方が早かったんじゃないかな。

 

進学校だったので みんなが受験勉強を熱心にしているのを、冷めた目で見ていたことを思い出します。

 

 

そんなもんだから、登校を渋る子の気持ち、よくわかります。

 

別に なんもないけど、学校に行きたくないとき、あるよね。

 

将来なんて、考えたくないときあるよね。

 

 

学校の先生から、腫れ物をさわるような対応をされて ムカつくことあるよね。

 

反対に、なんの関心も示してもらえなくて、イラつくこともあるよね。

 

「みんな待ってる」なんて ウソばかりだって、すぐわかるよね。

 

 

 

社会に対して、思いっきり

 

ケっ!!

 

と思っていた、思春期でした。

 

自分が 何にもできない クソガキなのがくやしかったけど、それを認めざるを得なくて、悶々としてたなあ。

 

そういう時期だったんだな。

 

 

 

でも、あのとき 学校をやめなくてよかったな、と思うの。

 

たいして興味のわかない高校だったけど、ヘラヘラしながらでも 通っててよかった。

 

とりあえず暇つぶしに 進学した大学は、楽しかった。

 

中学・高校の教員免許もとれて、将来の道が定まった。

 

大学を卒業してから、通信制の大学に編入して 夢中で小学校免許を取った。

 

このときが 人生で一番勉強したなあ。

 

目標が定まれば、がんばれるもんなんだとわかった。

 

 

結果論になっちゃうけど、私の場合、

 

学校辞めて ずっと家にいた方が、よっぽど ストレスが大きかった。

高校を中退して 大検を受けてた友達もいたけど、私は怠け者だったので 挫折するような気がするし。

 

かろうじて高校を卒業できてよかった。

 

 

 

だから、何が正解かはわからないけど、

 

「学校に行かせる」

 

というのも 正解のひとつだと思っています。

 

休みながらでも、遅刻しながらでも、行けるんだったら 学校に行かせてみたらいいと思う。

 

本人の意思ばかり尊重しないで、先生に協力を仰いでも 別にいいと思う。

 

 

それが 吉と出るか凶と出るかは、わからないけどね。

 

あとから 子どもに 恨み言を言われるかもしれないけどね。

 

そのぐらいの覚悟はしておかないと、なんもできずに、人のせいにしたくなるよね。

 

 

学校は

 

行ってもいい 行かなくてもいい

 

行かせてもいい 行かせなくてもいい

 

どれを選択してもいい。

 

人生万事塞翁が馬。

 

 

大事なのは、子どもとしっかり 対話していくこと、

 

そして 自分の考えを伝えて すり合わせていくこと

 

だけかな、と思います。

 

 

なので、子どもが 何かあったときに 話したくなる親であること、

 

ということが 前提となるよね。

 

関係性を取り戻すには、「聴くこと」が 一番 きくんだよね。

 

だから、「聞く子育て」。

 

これからも たくさんの人に知ってもらいたいな。

 

こどものこころのコーチング協会 講座開催案内

 

 

<補足>

 

お友達の須賀えり子さんが書いてくださいました。

 

「ミカさんが
子どもたちの不登校の視点で書かれている事
  
これ実は
社会人にも言えることなんです。
 
社会でも
引きこもりの人たちは
中高年で61万人
若年層で54万人
という統計が内閣府から出ています。
 
実に、働く世代を合計すると
115万人。。。。。
 
そして
実際に引きこもりになった方の
お話しをお聴きすると
 
とても優秀でバリバリ働いていたり
学生時代から真面目で、新卒で入社し
挫折がきっかけで会社に行けなくなって
 
それから
社会に出られなくなったケースが
とても多いのです。
 
一旦引き受けた大事な一人の人の人生を
現在の職場環境の中で花開かせられるような
会社づくりをサポートしていきたい。
  
実はつい先日
自社内の中で
それらのことを実感する
出来事がありました。
 
「会社を辞めたい」
「会社に行けない」
 
この大切なサインを見逃さない。
 
ここにも
会社を強くするポイントが
たくさんある事を
実感いたしました。
 
 
人を一人ひとり雇い入れる事の
社会責任を
経営者として背負う覚悟を
しっかりと持ち続けたい。
 
 
更に更に
思うのです。😊🌷💕」

 

原文はこちら

 

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