49歳になりました。その1 | NPO法人 肺がん患者の会 ワンステップ

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2024年4月、10年目突入。肺がん患者・家族の「いきる勇気」につながればいいなと思っています。

みなさん こんにちは。
 
今日1月10日は私の誕生日です。49歳になりました。
 
肺がんを患ったのは39歳の時。
 
生存期間の中央値(いわゆる余命)は私の場合、12か月でした。
主治医はは病院に担ぎ込まれた状態をみて、10か月と告げます。具合が本当に悪かったのでしょう。
そして今、49歳です。なので、10年の時間がたったことになります。
 
朝起きたとき、自分の誕生日であることを思い出すと
こみあげてきた感情がありました
 
それは感謝の気持ちです。
 
その思いが自分自身でも不思議になるほど、こみあげてきました。
こみあげる、なんて言葉を使うのは、正直、初めてかもしれません。でも、これが一番しっくりきます。
 
 
すぐに実家の母へ電話しました。
生んでくれてありがとうと伝えました。
 
 
そして父からのメッセージがよみがえってきました。
 
 
↑生まれたばかりの私と、父です。
 
 
父からのメッセージといっても、直接もらったわけではありません。
ちょっと不思議な話なのですが、続けます。
 
 
父は13年ほど前に、肺がんで亡くなっています。
私がまだ病気になる前のことです。
 
 
父の死後、私は好きだった本をあまり読まなくなりました。
なぜか読む気がしなくなったからです。
そして半年ほどたった後、だんだんと本を読みたいなという気持ちに変わります。
部屋の本棚には、読んでいない本が20冊くらい積みあがっていました。
とくにこれを読みたいという気持ちはなく、適当に選びました。
 
それがこちらです
 
読みすすめて、びっくりしました・・・・
 
内容が、「がんで余命いくばくもない父親が姿を変えて、息子(主人公)に会いに来る」というお話だったのです。
 
父が亡くなって半年後です。私自身の境遇と重なります。
 
それだけでなく、もう一つびっくりすることがありました。
 
主人公の名前です
 
一雄 といいます
 
そうです。私と同じ名前でした。
 
何気なくとった本の内容が、私の人生とリンクしていて、主人公の名前が一緒・・・
なかなかないです。
 
なにか父親が伝えたいメッセージがあるのかもしれない・・・
そんな気持ちになって読み進めました。
 
 
 
この本のあらすじは
家族は崩壊寸前、自身もリストラに会い、「死にたい」という主人公の前に
父と子供が現れる。そして時空を超えて、主人公の妻や息子がつまづいていったきっかけを知る。
そして主人公は「僕たちはここから始めるしかない」といって、
家族再生に立ち向かっていくところでおわります。
 
 
書かれていたことを一言でいうと、
 
 
「過去は変えられないが、未来は変えられる」
 
 
ということです。
 
 
 
 
正直、本を読んだ当初はピンときませんでした。
父親が伝えたいメッセージは何なんだろう・・・・ただの偶然だったのだろうか・・・・
 
 
でも、病気になってみると、この言葉は、突如として意味を持ってきました。
 
 
 
いま、この病気になった現実を、嘆き、悲しみ、ずっと過ごしていくのか
そうでないとしたら、どう生きていくのか、ということです。
 
 
 
「未来は変えられる」
 
 
 
病気になってもならなくても、そんなの関係ない。
どう行動するかによってのみ、人生は作られていく・・・そういうことを言っているのだと理解しました。
 
 
この49歳の誕生日に、このメッセージがよみがえってきたのだとすれば、そこに意味はあるのでしょう。
 
 
あまりにも前向きな言葉であり、この言葉の光がまぶしすぎて、ついていけないなと思うことあります。
でも勇気をくれる言葉です。
背中を押してくれていると感じています。
これからも進んでいきたいと思います。
 
 
読んでくれてありがとうございます。
 
 
ここで今回は終わります
次回はワンステップを振り返ってみます。
どう生きてきたのか。
そんな目線で見てみます。
 
 
 
 
さて、
朝起きたとき、机の上には妻からのメッセージがありました。
 
「お誕生日、おめでとう!
今日のケーキは買ってきてください よろしくね」
 
昨年から、誕生日のケーキは、自分で買いに行くようになりました。。。
 
家族にも夕食の時、感謝を伝えたいと思います
 
 
 

 

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