肺がん患者による肺がん患者のための治験 ご協力をお願いします! | NPO法人 肺がん患者の会 ワンステップ

NPO法人 肺がん患者の会 ワンステップ

2024年4月、10年目突入。肺がん患者・家族の「いきる勇気」につながればいいなと思っています。

肺がん患者による、肺がん患者のための医師主導治験を進めます。みなさん、力を貸してください。
 
未来を自分たちの手でつかむために
 
 
※詳細はこちらを★CLICK★
 

https://mail30230.wixsite.com/lung-onestep1

 

 
 
 
効果があるかもしれない・・・そんな薬があるにもかかわらず、使用できない。その状況を打破するため、昨年末からその患者、家族、遺族がやり取りを重ねてきました。まずは当事者がどのような思いを抱いているのか…その声を聴いてください。
 

「母が今ファーストラインでジオトリフ、脳転移ありで全脳照射をして1年になります。T790Mが出なくても薬を使いたいです。癌がおとなしくしている今なんとか使えるようになってほしいです。命を諦めなくてはいけないのでしょうか。」
 
 
「うちの主人も何度も何度も検査しましたが結局陰性で第三世代EGFR-TKIを使えないまま亡くなりました。何も使える薬がなかったので、気が狂うほど欲しかった。なぜ、試せないのか?自費でもいいから使いたかった。そういう患者の気持ちを国にはわかって欲しい。後は死ぬしかない患者の気持ちをわかって欲しいです。」
 
 
「T790M変異が陰性の場合でも、又はT790M変異の検査無しに第三世代EGFR-TKIを使える様にする」という目的については、皆思いは同じだと思います。その上で、最終的に自分の条件に合わない場合や、時間的に間に合いそうにない場合でも賛同するか。私の家内も残りの治療は限られつつありますが、個人では出来ないことを患者会を通じてチャレンジするという本件の意図を考えると、結果として条件が合わない様な場合であっても、本件賛同したいと思います。」
 
 
 
 2018年8月、肺がんの薬剤・オシメルチニブの適応が、EGFR遺伝子変異陽性の手術不能又は再発非小細胞肺癌の患者に拡大され、初回治療に使用できるようになりました。副作用も少なく、延命期間が長くなる。命の限りを告げられた患者にとって、何よりもうれしいことです。しかしながら、この薬の恩恵から置き去りにされた患者が存在することも事実です。T790M変異陰性の肺がん患者は使用できません。
 
 
 
この現状を打破するため、日本肺がん患者連絡会は認定非営利活動法人西日本がん研究機構(WJOG)と協力、EGFR陽性T790M変異陰性肺がん患者を対象とし、第三世代EGFR-TKIの保険適応を目的とした医師主導治験を行うこととしました。(治験責任医師は中川和彦医師)  
 
 
 
EGFR陽性T790M変異陰性患者に対して、第三世代EGFR-TKIは、約2割の奏効率、脳転移への奏功の可能性が示唆されており、その効果は非小細胞肺癌の2次治療で使用されるドセタキセル単剤もしくドセタキセルとラムシルマブ併用治療と遜色ない、もしくはそれ以上のものと思われます。
 
 
ところが、それ以上の医学的根拠は探索されておりません。結果、イレッサやタルセバ等による一次治療に耐性となり、T790M変異陰性と判定された患者には第三世代EGFR-TKIの使用は認められておりません。医学的根拠がないのであれば、治験を実施し、結果をだせばいい。未来を自分たちの手でつかむ、そう私たちは決意しました。
 
 
この治験が実現すれば、患者自身が治験を発案、治験実施に必要とされる資金の一部を用意し、患者自身が医療研究者とともに臨床試験を進めていく、日本で初めての試みとなります。
 
 
 
 
▼医師主導治験のデザイン

奏効率を主要評価項目とした50例規模の単アーム第II相試験を想定しています。(治験参加者全員が第三世代EGFR-TKIを服用し、その縮小の程度を測定する試験です。用量は保険適応となっている量と同じです。)
 
 
 
 
 
▼現在の進捗状況(治験の進み方)
 
 
治験デザイン概要作成
 

事前面談 
 ※PMDAにて11月19日行った。 PMDAとは、独立行政法人 医薬品医療機器総合機構のことで、薬の承認審査を行っている。面談を行い、GCP省令のもとで進めてはどうか(つまり治験)との助言をもらう。
 
治験実施計画書作成  →現在ココ!
 

対面助言  
※治験デザインに関して、PMDAより助言をもらう。その費用として478万円必要となります。 
リンク先の8番の表をご覧ください。
 

http://www.pmda.go.jp/review-services/f2f-pre/consultations/0007.html

 

治験実施計画書 完成  (治験準備・実施体制の構築)
 
製薬会社とWJOGの契約 
※治験実施に関わる資金提供や承認申請に関して。要望内容は下記記載。
 
↓ 
医師主導治験スタート
 
結果
 
良好な結果であれば、PMDAに承認申請
 

審議され、保険適応かどうかの判断が下される
 
 
 
 
▼みなさんへのお願い
 
★医師主導治験支援事業 総予算 
▼対面助言 478万円
▼478万円以上集まった場合、患者への周知など、治験支援活動
 
【方法】
よこはま夢ファンド(ふるさと納税)
既存寄付システム(銀行振り込みとクレジットカード)

※備考欄には名前、寄付額等公開の可否も書いていただけると嬉しいです

 
 
肺がん患者の会ワンステップでは治験支援事業部門をたて、すみやかに治験が完遂するよう資金を集めます。患者側も治験を勧める役割を担い、行動していく所存です。ですが、その資金が足りません。そこで皆さんの力を、ぜひ貸していただきたいのです。
 
 
よこはま夢ファンド(ふるさと納税)システムにワンステップは加盟しており、そのシステムが使えます(12月18日が今年度申し込みの締め切り。それ以降は来年分のふるさと納税になります)。このシステムと既存のワンステップの寄付システムで、集めたい意向です。以下に、使途の計画を書きます。
 
 
 
 
※詳細はこちらを★CLICK★
 

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以上、よろしくお願いいたします。
 
 
 
        
パールリボンキャラバン2019 in 横浜
今週末になりました!
お天気もよさそうですね。
ご都合がよろしければ、是非お越しください。
 
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もう一つお知らせです。

オンコロさんが小細胞肺がん患者向けの冊子を作って下さるようです。

作成するにあたり、小細胞肺がんの患者さんが必要としている情報や理解度を知るためにアンケートを実施しています。

小細胞肺がんの患者さん、ご家族の皆さん是非、アンケートに答えて下さい。

ご遺族の方も答えて下さいね。

1人でも多くの方に答えていただきたいです。

アンケートはこちらから

 
 

 

 
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※2月2日のブログに飛びます。日付は古いですが、最新情報のっています
 
 
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