おかげさまで、断薬からまもなく7ヶ月。

私が先生に内緒で断薬し、バセドウ病を治した大きな理由は、真犯人のEBウイルス(ヘルペスウイルスの一種)を活性化させないよう免疫細胞を増やす腸活を徹底的に行ったことです。

 

そして、もう一つ気をつけたことはメンタルです。バセドウ病の人は、ポジティブに暮らしたほうがいいということは間違いないようです。

 

ツィッターで多くのバセドウ病患者の方と友達になっていますが、ネガティブ思考なうつ状態の方が多いです。これは、薬や病気のせいももちろんありますが、そのネガティブ思考こそがバセドウ病を引き寄せて離さない原因のようなのです。

 

自分が望むことではないことを我慢して受け入れたり、物事を悪い方にばかりとらえて不安や恐れを抱いたり、そうして膨らんだ劣等感に苛まれたり…。ネガティブな感情はストレスの母です。

 

ストレスがバセドウ病発症の原因と言われていますが、なぜそうなのか理解できない方も多いと思います。私もその一人でした。

 

■ストレスがバセドウ病を引き寄せるメカニズム

人は、持続的な強いストレスを受けると、脳からステロイドホルモンや神経伝達物質が分泌され、免疫細胞の白血球の働きを低下させてしまうのだそうです。

 

化学物質にまみれたジャンクな食べ物が横行する世の中で、ただでさえ腸内細菌が棲みづらく免疫細胞が活性できない状態なのに、ストレスにより、さらに免疫細胞はダメージを受けてしまうのです。

すると身体の免疫力は急低下します。そして、誰にでも潜伏しているEBウイルスが力を持ち始めるのです。

 

EBウイルス(EBV)が活性化すると、B細胞(Bリンパ球)に感染します。するとB細胞は暴走して自己抗体のTRAb(抗TSHレセプター抗体・受容体抗体)を分泌するようになるのです。
(2015 鳥取大学医学部長田佳子助教授発表)

自己抗体TRAbは、甲状腺細胞膜のTSHレセプター(受容体)を刺激し続けます。

※本来は脳の下垂体によって産生されるTSH(甲状腺刺激ホルモン)がTSHレセプターを刺激するのが正常。なのでTRAbが分泌されているうちはTSHの血中濃度は極めて少なくなるのです。

すると、過剰に甲状腺ホルモンが分泌され続け、甲状腺の機能が亢進してしまうのです。

この考え方については、Wikipediaでも紹介されています。

 

丸いのがEBウイルス! 
Wikipedia エプスタイン・バール・ウイルスより抜粋 

 

私が発症した18年前は、地元NPOの二代目理事長に就任した時でした。同僚と考えが一致せず、人生最大の強いストレスを感じていました。まさにその時にEBウイルスが活性化したことになります。

 

ですからバセドウ病患者は、発症後もストレスを持たずに免疫力を下げない生活が大切なのです。薬を飲んでもTRAb(TSHレセプター抗体)値が下がらず、TSH値が上がらない方は、まだEBウイルスが活性化していると考えられます。この状態での減薬や断薬は絶対に不可です。まずは、腸内細菌や免疫細胞を減らさない「食生活」と 「ポジティブ思考での生活」をオススメします。

ただ、バセドウの症状自体がとてもテンションを下げてしまいます。目が出てきたり、まぶたが開きっぱなしになったり、抜け毛、白髪…。私もかなり落ち込んでいました。でも、そんな時は免疫細胞を減らさないようせめて腸活をがんばりましょう。その頑張りが安心と自信になり、テンションをあげてくれます。

 

ポジティブに暮らすにあたり、私は一つ肯定している考え方があります。それは、私たちの感情は磁石という考えです。それは、ネガティブな感情は悪いことを引き寄せ、ポジティブな感情は良いことを引き寄せるという考え方です。

 

実際、若い頃の私はポジティブの塊のような性格でしたから、仕事の蜜蝋キャンドル製造や結婚をはじめ、様々な幸せを引き寄せていた経験があるのです。あの頃は、失敗やトラブルがあると逆にワクワク喜ぶような性格でしたし風邪も引きませんでした。

 

しかし、社会的な付き合いが広がったり、子供達にもお金が掛かるようになるに連れ、少しずつ心配性のネガティブも育ってしまっていたようです。バセドウ病が治った現在でも、まだ小さなネガティブ感情は度々現れてきます。すぐにポジティブに変換するようにしますが、それでも現れてくることがあります。

近頃、そんな時にやっていることがあります。まず、空からぶら下がっているゴム紐にカプセルが付いてることをイメージします。そのカプセルにネガティブな気持ちを詰めこみます。そして引っ張って思いっきり宇宙に飛ばします(笑) 実は、ネットで見た受け売りですが、これが案外すっきりできるのです。よかったらどうぞ!

 

次回は、いよいよ知人に教えていただいた「完了形意識付け」について書きます。これにより私は減薬から断薬に踏み切ることができました。

 

《ご注意》
このサイトはけっして、むやみな減薬・断薬を薦めるものではありません。再燃時に命に関わる場合があります。理解ある先生のもと徐々に減薬そして断薬されることをオススメいたします。

 

私がバセドウ病を治した経過はこちらをどうぞ