開運は自分を知ることから始まる 羽田一彦のブログ -23ページ目

ある日の日筮

天雷旡妄上九

旡妄にして行けば、眚あり。利するところなし。

象に曰く

旡妄の行くは、窮の災あるなり。

 

我々、横井教室で周易を学んだ者は師匠から、毎日必ず日筮を立てるようにと口を酸っぱく言われました。

日筮というのは、その日の運勢を見るのですが、たいていはその日の印象的な出来事を暗示することが多いです。

 

ただ、毎日の日筮が全て腑に落ちるわけでもなく、何を言ってるんだろうと思う事もあります。が、とんでもなく納得出来ることも度々あるのも確かです。

 

そんな、納得できることがここのところいろいろあったので、備忘録的に記事にしようと思いました。

 

過日、ずっと気になっていた宅配便の不在伝票に問い合わせの電話をかけてみました。

この荷物は娘が通販で購入したものらしいのですが、宛先に名字しか書いておらず、家族の誰が注文したものなのか分からずに、ほったらかしにしていました。

宅配業者の方からは、配送に行った日からもう二週間近く経ってしまったので長期不在ということで出品業者様へ返送してしまいました、とのこと。

 

この日の日筮は

天雷旡妄 上九

でした。

 

これを見て納得してしまいました。

天雷旡妄という卦は妄りで無い。作為が無い。成り行き任せで全てうまくいく、という意味ですが、爻という、6種類のポジションによっては成り行き任せでは禍がふりかかる場合もあります。

 

この日の日筮、天雷旡妄上九はまさに成り行き任せで禍がふりかかるポジション。

易経には「旡妄にして行けば、眚あり。利するところなし」という言葉が書かれています。

 

早く手を打たなかった結果が現れたわけです。

 

ただ、若輩者の私には、先にも書いた通り、日筮が読めないこともあります。

まだまだ精進が足りないですね。

早く帰ってくれ、とカードが言う

とある若い女性のクライアントさんの相談は、不倫相手がまた別の女を作ったらしい。

 

かくては、なんとかしてこの女を私のダーリンから別れさせることは出来ないか、ということ。

 

時々こういう依頼があるのですが、我々易者、占い師は占術によって近い未来に起こり得る事象を解読し、それをクライアントさんにお伝えすることは出来ますが、魔法使いではないので、その予想された結果をクライアントさんの望むような形に変えることは出来ません。

 

「そこを先生のお力でなんとかして下さい!」

 

と言われてもね〜

 

 

それよりあなた、この一連のカードを見てごらんなさい。

どう考えても、あなたが今お付き合いされている男性は不実ですぐに別の女性に目が移るようだし、(そもそもあなたとも不倫関係でしょ)今はその新しい彼女に夢中になっているようだし、そんな不実な殿方のことはさっぱりと忘れて、新しい恋を探す方が賢明ではありませんかね〜

 

「でも・・・」

 

何度この「でも・・・」を聞いたことでしょう。

 

 

その度にカードを広げてみるのですが、彼女の望むようなカードは出てきませんでした。

 

その度に私は他に目を向けるべきとお話しましたが、彼女の口から出てくるのは

 

「でも・・・」

 

こんなやりとりをしながら小一時間も経ったでしょうか。

 

心の中でため息をつきながらも、何度目かのカードを広げてみると、最終結果を表す位置に出たのは、

 

カップのエース!

 

カップのエースが表すのは「あふれる愛情」という意味です。

 

内心、「あ〜あ、出ちゃったよ」と思いながらも、このカードの意味を彼女にお伝えすると

 

「まぁ、今日は本当に来て良かった」

 

と上機嫌でお帰りになりました。

 

 

私は何度か経験していますが、タロットでも易でも、出た答えが気に入らずに何度も同じことを訊ねると、カードも易もへそを曲げます。

 

そして、そのクライアントさんが望むような結果を出してきます。

 

「これで気が済んだでしょ。早く帰ってくれ」

 

と言われているようなものです。

 

たとえ自分が気に入らない回答であっても、素直に受け入れることが大事なのですね。

 

また一人、プロを目指す生徒さんが出てきました

数年前からご相談を受けていた方が、2年ほど前から易と算命を習いたいということで、私が地元で開いているサロン的な教室に参加されるようになりました。

 

彼女は私と同い年です。結婚は2度しましたが、今は独り身。

 

お子さんはいらっしゃるけど、それぞれに独立されている。

 

あまり詳しいことは書けませんが、彼女の宿命は、それはそれは見事なまでに過酷な運勢を送るであろうことを暗示していました。

 

その彼女、最初は算命を勉強しながら、他の生徒さんたち易について話をするのを聞いていましたが、最近、自分でも易用のサイコロを購入しました。

 

そこで、私の易のテキストをお渡ししました。

 

すると日筮(日々の運勢を易に尋ねる)を出しては、今日はこんな易でこんなことがありました、と報告してくれるようになりました。

 

しかし、その日筮と日々の出来事があまりにもピタピタと合致しているのに驚きました。

 

私でも日筮は、まさにその通り! と手を打ちたくなるような時もあれば、え〜何を言ってるんだ? と雲を掴むようなこともあります。

 

が、彼女の場合、まるで易神が乗り移ったのではないかと思うほどビシビシとはっきりとした易が示されていました。

 

そこで先日のレッスンの際、彼女に「同業者になりません?」と話してみました。

 

つまり、プロの易者になりませんか? とお誘いしてみました。

 

すると、彼女がこんな話をしてくれました。

 

 

 

先日、亡夫の姉が東京に来た際に一緒に東京観光をしました。

 

姉はいくつか行きたいところがあって、その一つが巣鴨の地蔵通りにある占い師さんで占いをしたいというのです。

 

私が算命や易を習っていることは話していなかったので、私は興味ないから見てもらいなよ、私はぶらぶらしながら時間つぶすから。

 

と姉だけ、その占い師さんに見てもらったのです。

 

で、姉が終わった後、是非あんたも見てもらいな。

 

と強く奨めるので、仕方なく私もその占い師さんに見てもらったのですが、この占い師さんが「あんた、占い師になんなよ」と言うのです。

 

ドキッとしながらも、その場は、そうですか・・・としか言わなかったのですが、今日改めて先生にそう言われて背中を押してもらったような気がします。

 

これから改めて基本のきから勉強します。

 

 

実は彼女、今年が大運の変わり目で、これまでずっと大変な思いをしてきた運気からやっと抜け出せる大運に入ったばかりでした。

 

数年前に彼女を見た時に、この時(つまり今年あたり)までの我慢。ここから先はこれまでと違う風景が見られるようになるからね。

 

と励ました記憶があります。

 

そのこれまでと違う風景を見るきっかけが、なんと占いだったとは、私にも全く分かりませんでしたが、プロを目指す生徒さんがまた一人増えたことはとても嬉しいです。

 

これまでの人生で並大抵ではない苦労をされてきた彼女だけに、プロの占術家としてクライアントさんに的確かつ暖かいアドバイスが出来ることでしょう。

 

実際にプロになれるには、まだ数年必要でしょうが、これからが楽しみです。