断捨離運
先月のこと、
「来月は孫の誕生日で、お友達を招待しようと思うんですが、そのためには家の中の片付けをしなければいけないし、この際だから、要らない物とかを整理しようと思うんですが」
というお話を、ある生徒さんがレッスンの時にされたので、
「では、この場で断捨離運はいかに、という占的で易を立てて見ましょう。占的は、今月の断捨離運、この一筮でよろしいかと思います」
と提案して、その場で易を立ててもらいました。
すると得卦は
山沢損 六五
という、なんとも含みの多い、しかしなんとも心強い易。
これは断捨離ははかどるだろうな、と思い、生徒さんにもそう伝えましたところ、
「そうなると嬉しいんですが、孫が来てから、どうも片付けがおろそかになっているので、どの程度進みますか・・・」
とのこと。
そして先日のレッスンの際に、
「そういえば、例の断捨離はどうなりましたか?」
とお尋ねしたところ、
「はい、お陰様でとてもはかどりました。良い機会だからと思い切って整理整頓したら、かなり片付きました。
ただ、片付いたのは良いのですが、まるで年末の大掃除を3年分もやったような気分で疲れました」
とおっしゃる。
易が山沢損だから、それは仕方ないよな〜と思い、改めて山沢損六五の説明をいたしました。
易経の山沢損六五にはこういう言葉が書かれています。
「或いはこれを益す。十方の亀も違う克わず。元吉なり」
卦の名前は「損」なのに、爻辞には「益す」つまり利益がある、と書いてある。
易の初心者の方はこれに違和感を感じられるようですが、山沢損という卦が意味する「損」とは投資の意味だと思えば理解しやすいかもしれません。
最初は自分が投資をする。これは金銭に限らず、時間だったり労働だったりと、投資の形は様々ですが、始めは自分も持っているものを投資する。
その結果が実るのが六五、つまり5番目のポジションというわけです。
それで
「或いはこれを益す。」
という言葉があります。
これを強調するように
「十方の亀も違う克わず。」
つまり、10回も亀の甲羅を使って占っても間違いない、とまで言い切っています。
この易の言葉を、この生徒さんの断捨離に当てはめて考えてみると、
まず投資することは家の中を大掃除して片付ける、という労働になるでしょうか。
その結果、大変に断捨離がはかどった。労働の結果が実ったというわけですね。
易は何も高尚な問題や難しい問題だけでなく、日常の細々としたことにも、きちんと答えを出してくれます。
私の師匠は料理をする時、買い物をする時、出かける時等、常に易を立てながら生活されていました。
「出かける時にサイコロ(易占用の)を持っていかない奴ぁ、易者じゃねぇ!」
とよく言われました。
易者として、こうありたいものです。
ある離婚の相談 補足
「ある離婚の相談」と言う記事を書いたところ、どんな易が出たんですか、と言うお問い合わせ、質問、そしてカードを詳しく解説してほしいと言うご要望を多くいただいたので、「補足」と言うことで、私なりに解説させていただきます。
まず易ですが、「最終的な成り行きがどうなるか」と言う占的で出たのは
離為火 九四
と言う易でした。
これは、易の64卦、384爻の中でも、最もキツい易の一つで、相当慎重に対処しないととんでもないことになりそうです。
九四ということは、4番目のポジションであり、いわば大臣の位に当たります。
これは陽の力を持った実力者です。
そして、この九四のすぐ上には、六五という、陰の力のない君主、王様が居ます。
そこで力のある大臣は、この力の無い王様から王位を簒奪しようと反乱を起こします。
が、この反乱は失敗に終わり、九四の大臣は悲惨な最期を遂げます。
このことを易経にはこう書かれています。
「突如それ来如、焚如、死如、棄如」
災いは突然やってきて、それによって焚刑に処されて殺され、その遺体は捨てられる、という、なんとも凄まじい言葉です。
つまり、この離婚の話し合いは、よっぽど心してかからないととんでもない厄災となって襲いかかってくるだろう、と判断した訳です。
ですので、本音と建て前スプレッドで出たカードも、この易をベースに判断すれば、
一番上の、相手側に見せている顔である「ワンドのエース」は
「やってやろうじゃないの」
2番目の心の中のカードである「ソードの女王」は
「どこからでもかかってきな! 返り討ちにしてくれるわ!」
3番目の本音のカードである「ペンタクルの王様」は
「さあ、どれだけお金を払うつもりなんだい? 半端な金額じゃ承知しないよ」
と判断しました。
この本音のカードである「ペンタクルの王様」が笑顔だというのも、この場合、かえって不気味です。
易もタロットも、分類としては卜占になるのですが、それぞれに別の一面を見せてくれるので、実践においては両方を併用して判断することもありますし、そのほうが、より立体的に問題を解析できることが多くあります。
何かの参考になれば幸いです。
ある離婚の相談
先日ご相談があったのは、離婚のこと。
旦那さんからのご相談で、長年連れ添った女房がいるんだけど、もう離婚したい、とのこと。
もう結婚して25年経つんだけれど、ここ5年くらいは別居しているし、子供も大学を卒業したし、もう離婚しても良いかな、と思うんですが。
ということなので、まずは易で成り行きを見てみると、相手も離婚には応じてくれそうな雰囲気。
だったのですが、最終的な成り行きがどうなるか、という占的で出た易が結構とんでもない、というか、易の中でもワースト3に入るような凄まじいのだったので、
「これは一筋縄では行きませんよ。最初は簡単に思えるかもしれませんが、どこかの場面で奥様が豹変して(実はこれが本性)来そうですね。これっぽっちも甘い考えは捨ててください。」とお話ししました。
と、
そうですかね〜? そんな女房じゃないと思うんですけどね〜
と、呑気なことをおっしゃるので、じゃあ、ということでタロットカードを取り出して、相手(つまり女房殿)の本心を見てみましょうか。
ということで、「本音と建前スプレッド」で女房殿の本心を探ってみると・・・
予想通り、というか、こちらの予想を遥かに超えた凄まじさ。
やはり、易でだしたのと同じく、心してかからないと、身ぐるみ剥がされそうです。
ということで、弁護士を立てるのは勿論のこと、あれやこれやと方法を探って、それを易を立てて効果があるかどうかも検証しました。
結論が出るには、まだ早くても2〜3ヶ月かかるでしょうが、成り行きを見守っていきたいと思っています。
