開運は自分を知ることから始まる 羽田一彦のブログ -17ページ目

兄弟の争い(世間じゃ良くある話)

先日のご依頼は、相続に関する兄弟争いがメインのご相談でした。

 

もうすでにお父様は亡くなられていて、残されたお母様、そして兄、弟の二人兄弟。

 

どちらもそれぞれに独立して家庭を持っている、という状況。

 

ただし弟の方は、長い間海外暮らしをしていて、仕事も適当にやっているせいで、何かと両親に金の無心をしていたそうです。

 

兄(私のクライアント)は自分で会社を起こして独立していたけれど、父親が亡くなったので、実家から「戻ってきて会社を立て直してほしい」と母親や会社の幹部から懇願されて、仕方なく戻ったそうです。

 

そこで兄は父親の遺産の整理をして、会社をテコ入れし、さらには二次相続のことも考えてあれこれと手を打ちました。

 

 

と、ここまでは良かったのですが、この相続から数年後、弟が海外から戻ってきて、「親父の遺産があるだろう。俺にも取り分があるはずだから、それをよこせ」と言ってきました。

 

兄としては遺産どころか借金が多く、これからそれをどう処理しようかと色々と施作に頭を巡らしていたので、事情を全て話しました。

 

が、弟は、いやそんなはずはない。現時点で遺産が出せないというのなら、会社を整理して金を工面しろ、とまで言う始末。

 

お互いの言い分は平行線なので、では裁判で決着を付けようと言う話になって、現在係争中なんです。

 

 

と言う話を聞いて、兄弟それぞれの算命学での命式を出し、易でそれぞれの年運やら裁判運を出してお話をしたのですが、ふと思いついて、

 

「弟さんが今どう思ってらっしゃるか、見てみますか?」

 

と尋ねると、それが分かるのであれば、是非見たいとのことで、タロットカードを取り出して「本音と建て前スプレッド」で、この弟さんの気持ちを探ってみました。

 

 

画面上が建前、下に行くほど本音の部分。

 

 

すると、建前の部分(画面上)のカードを見ると、一人の男が獲物を独り占めして現場から立ち去ろうとしています。

 

これをこのクライアントさんの問題に当てはめて解釈すると

「兄貴の野郎、遺産を独り占めしやがって。そうは行くか!」

 

そして心の中(真ん中のカード)では農民と思しき男が収穫した作物を前にして首を傾げています。

「あれ、どうも俺が思っていたのと違うぞ。もしかして、本当に兄貴が言う通り、遺産なんか無いのかな?」

 

そして本音(下のカード)では目隠しをされて周囲を劔で囲まれて身動きがつかない人物が描かれています。

「どうしよう。あんなに強気なことを言ってしまった手前、今更引っ込みがつかないし、かと言ってこれから先、どうしたら良いのかわからない」

 

と言ったところでしょうか。

 

 

このカードを鑑定の場で展開してクライアントさんに説明したところ、

「これまで羽田先生の易や算命学には驚かされてきましたけど、タロットって凄いんですね。こんなにはっきり出るもんですか」

と言われました。

 

そして

「お陰様で、これから先の裁判にどう対処したら良いか、こちらもよくわかりました」とも。

 

 

易は易なりの言葉で色々なことを示唆してくれますし、タロットはタロットで易とは違う一面を見せてくれます。

 

あくまでも命占をベースにはしますが、卜占を組み合わせることで、より的確なお話が出来ることも多いですね。

 

 

それにしても「兄弟は他人の始まり」と言う諺を改めて思い出させてくれたお話でした。

断捨離運

先月のこと、

 

「来月は孫の誕生日で、お友達を招待しようと思うんですが、そのためには家の中の片付けをしなければいけないし、この際だから、要らない物とかを整理しようと思うんですが」

というお話を、ある生徒さんがレッスンの時にされたので、

 

「では、この場で断捨離運はいかに、という占的で易を立てて見ましょう。占的は、今月の断捨離運、この一筮でよろしいかと思います」

 

と提案して、その場で易を立ててもらいました。

 

 

すると得卦は

 

山沢損 六五

 

という、なんとも含みの多い、しかしなんとも心強い易。

 

これは断捨離ははかどるだろうな、と思い、生徒さんにもそう伝えましたところ、

 

「そうなると嬉しいんですが、孫が来てから、どうも片付けがおろそかになっているので、どの程度進みますか・・・」

 

とのこと。

 

 

そして先日のレッスンの際に、

「そういえば、例の断捨離はどうなりましたか?」

とお尋ねしたところ、

 

「はい、お陰様でとてもはかどりました。良い機会だからと思い切って整理整頓したら、かなり片付きました。

ただ、片付いたのは良いのですが、まるで年末の大掃除を3年分もやったような気分で疲れました」

とおっしゃる。

 

易が山沢損だから、それは仕方ないよな〜と思い、改めて山沢損六五の説明をいたしました。

 

易経の山沢損六五にはこういう言葉が書かれています。

 

「或いはこれを益す。十方の亀も違う克わず。元吉なり」

 

卦の名前は「損」なのに、爻辞には「益す」つまり利益がある、と書いてある。

 

易の初心者の方はこれに違和感を感じられるようですが、山沢損という卦が意味する「損」とは投資の意味だと思えば理解しやすいかもしれません。

 

最初は自分が投資をする。これは金銭に限らず、時間だったり労働だったりと、投資の形は様々ですが、始めは自分も持っているものを投資する。

 

その結果が実るのが六五、つまり5番目のポジションというわけです。

 

それで

「或いはこれを益す。」

という言葉があります。

 

これを強調するように

「十方の亀も違う克わず。」

つまり、10回も亀の甲羅を使って占っても間違いない、とまで言い切っています。

 

 

この易の言葉を、この生徒さんの断捨離に当てはめて考えてみると、

 

まず投資することは家の中を大掃除して片付ける、という労働になるでしょうか。

 

その結果、大変に断捨離がはかどった。労働の結果が実ったというわけですね。

 

 

易は何も高尚な問題や難しい問題だけでなく、日常の細々としたことにも、きちんと答えを出してくれます。

 

私の師匠は料理をする時、買い物をする時、出かける時等、常に易を立てながら生活されていました。

 

「出かける時にサイコロ(易占用の)を持っていかない奴ぁ、易者じゃねぇ!」

とよく言われました。

 

易者として、こうありたいものです。

 

 

ある離婚の相談 補足

ある離婚の相談」と言う記事を書いたところ、どんな易が出たんですか、と言うお問い合わせ、質問、そしてカードを詳しく解説してほしいと言うご要望を多くいただいたので、「補足」と言うことで、私なりに解説させていただきます。

 

まず易ですが、「最終的な成り行きがどうなるか」と言う占的で出たのは

 

離為火 九四

 

と言う易でした。

 

これは、易の64卦、384爻の中でも、最もキツい易の一つで、相当慎重に対処しないととんでもないことになりそうです。

 

九四ということは、4番目のポジションであり、いわば大臣の位に当たります。

 

これは陽の力を持った実力者です。

 

そして、この九四のすぐ上には、六五という、陰の力のない君主、王様が居ます。

 

そこで力のある大臣は、この力の無い王様から王位を簒奪しようと反乱を起こします。

 

が、この反乱は失敗に終わり、九四の大臣は悲惨な最期を遂げます。

 

このことを易経にはこう書かれています。

 

「突如それ来如、焚如、死如、棄如」

 

災いは突然やってきて、それによって焚刑に処されて殺され、その遺体は捨てられる、という、なんとも凄まじい言葉です。

 

つまり、この離婚の話し合いは、よっぽど心してかからないととんでもない厄災となって襲いかかってくるだろう、と判断した訳です。

 

 

ですので、本音と建て前スプレッドで出たカードも、この易をベースに判断すれば、

 

一番上の、相手側に見せている顔である「ワンドのエース」は

 

「やってやろうじゃないの」

 

 

2番目の心の中のカードである「ソードの女王」は

 

「どこからでもかかってきな! 返り討ちにしてくれるわ!」

 

 

3番目の本音のカードである「ペンタクルの王様」は

 

「さあ、どれだけお金を払うつもりなんだい? 半端な金額じゃ承知しないよ」

 

と判断しました。

 

この本音のカードである「ペンタクルの王様」が笑顔だというのも、この場合、かえって不気味です。

 

 

易もタロットも、分類としては卜占になるのですが、それぞれに別の一面を見せてくれるので、実践においては両方を併用して判断することもありますし、そのほうが、より立体的に問題を解析できることが多くあります。

 

何かの参考になれば幸いです。