開運は自分を知ることから始まる 羽田一彦のブログ -19ページ目

ある士業の方の相談

ある士業のクライアントさんからのご依頼がありました。

 

この方は、小さいながらもアシスタントさんもいる自分の事務所も持って立派に仕事をされています。

 

が、この士業も昔ほど身入りが良くないそうで、資格は取ったもののお客さんがいない、ということもあるらしく、この方のように若くして自分で独立されているのは立派です。

 

で、この方の相談は、とあるクライアントさんとの契約を切ろうかと思っているんだけれど、如何なものでしょう? ということでした。

 

うちみたいな小さい事務所では、あまり大きなクライアントさんは手に余るし、引き受けても仕事が杜撰になってしまうんですよ、とのこと。

 

そこで、このクライアントさんとこの方との相性、というか、どういうクライアントさんなのかな、と思って易を立ててみたところ、出た卦は

 

震為雷 六五

 

でした。

 

震とは地震であり、また雷をも象徴します。

 

そして「声あって形なし」という意味を判断の根底にします。

 

そして六五という、5番目のポジションは、多少は危険があるかもしれないけれど、じっとしていれば通り過ぎる、という意味です。

 

が・・・

 

この時私の頭をよぎったのは、「声あって形なし」という震の特徴。

 

 

この会社が「声あって形なし」ということは・・・と考え、

 

「このクライアントさん、とってもうるさいんじゃないですか。細かいことをネチネチと言ってきませんか?

さらに付け加えるならば、うるさいくせに料金は出し渋るのではありませんか?」

 

 

すると、

「そうなんです。本当に細かいことをうるさく言われるのに、料金は低く抑えられて、手間ばかりかかって割に合わないんです」

とのお答え。

 

その後、このクライアントさんへの対応も易を出しながら相談しました。

 

 

私よりも少し上の世代でしたら、国家資格をとって開業すれば、一生安泰に暮らせるようなイメージだったのかもしれませんが、今は資格をとっても、それだけで安泰というわけにはいかない時代になりましたね。

 

これは占い師も同じことで、技術的な研鑽を続けるのは勿論、世間の事情にもある程度は通じていないとクライアントさんの話についていけなくなりますね。

 

今は仕事も細分化されているので、その全てを網羅するわけにはいきません。そこで、分からないことはクライアントさんにお話を聞きながら、占いをしていくことになります。

 

私も医療関係、金融関係、IT関係などのクライアントさんから、それぞれの業界の話などを聞く機会がありましたが、そういった様々な分野の話を聞けるのも、この仕事の面白さかもしれません。

本音と建前

先日の「占いフェス」でのこと。

 

とある若い女性が私の前に座っておっしゃるには

「好きな人がいるんですけど、この先どうなりますか?」

 

 

まあ、若い女性には良くある質問です。

 

 

占いフェスなど、時間に追われている場合は、算命の命式を出すよりも、易なりタロットなりで見てしまった方が、私はやりやすいので、この女性の場合も、タロットカードを展開してみました。

 

 

すると、カップ6だとかカップキングなどが出てくるので、

 

けっこう年上の方?

とても紳士的で優しいけれど、女性というよりも妹みたいな扱いをされてる?

 

 

と訊ねてみたところ、

「そうなんですよ〜。こっちはちゃんと好きです、って言ってるのに、ハイハイみたいな感じであしらわれるんですよね」

とのこと。

 

 

「その人、私の事どう思っているんですか?」

と言われたので、

 

「じゃあ、その人があなたのことをどう思っているのか見てみるね」

 

と簡易式の「本音と建前スプレッド」を展開してみました。

 

 

この簡易式は通常は9枚使うスプレッドを3枚使って判断します。

 

時間に余裕がある場合は9枚使うのですが、こういう、時間が限られている場合などには重宝するスプレッドです。

 

 

すると、なんと!

 

この男性は、心の中ではあ〜んな事やこ〜んな事を考えていたんですね。

(カードは略)

 

 

で、私はこの女性に言いました。

「この人、一言で言えばエエカッコシイじゃん。」

 

物わかりの良い年上のお兄さん的な振る舞いをしていながら、心の中では・・・

 

で、最後の本音を表すポジションにはワンド5!

 

ライバルと張り合っている様子が描かれているカードです。

 

 

そこで私はこの女性に

「あなたのことを好きだと言っている男子、いるんじゃないの?」

と訊ねてみたところ、

 

「はい、います。それも何人かに言われました」

との答え。

 

じゃあ、ということで、この本音カードの意味をこの女性に説明すると、

「あぁ! そういうことだったんですね。分かりました。今日は有り難うございました」

と満足されてお帰りになりました。

 

 

この「本音と建前スプレッド」は、タロットの師匠から教えていただいた方法ですが、鑑定では実に重宝します。

 

しかし、恐るべしタロット。

 

 

日筮の効用

日筮(にちぜい)というのは、その日一日、どのような日になるかを易に問い質すこと。

「せめて、日筮だけでもやっておけ」というのが師匠の教えでした。

 

それで私も師匠に倣って日筮を立てるようにしているのですが、まさにその通り! と言いたくなるような時もあれば、何言っているんだろう? と思う時もあります。

 

 

過日、財布をどこかで落としてしまいました。

この中にはクレジットカードやら免許証も入れておいたので、少々焦ったのですが、クレジットカードはネットを使ってすぐに手続きが済みましたが、免許証はどうしようもない。

 

 

そこで地元の警察署に行こうと思ってバスに乗り、警察署の近くのバス停で降りて歩いていったところ・・・

あるはずの警察署が、全くの更地になっていて、目が点。

 

え? と、軽くパニックになりながらスマホで調べてみたら、別の場所に昨年移転していたことが判明。

 

 

そこで仕方なく、またバスに乗って自宅へ戻り、新しい住所の場所へ行くと真新しい建物がありました。

 

は〜やれやれ、と思って中に入ると、ちょうど昼休みで職員は誰もおらず。

多少むかっ腹を立てながらも10分程度だから仕方ないと午後の仕事が始まるのを待ちました。

 

で午後1時頃になると職員の方達が戻ってきて受付開始。

順番が来たので、免許証を紛失した旨を告げると

「ああ、免許証の再発行はここじゃなくて××へ行って下さい」とのこと。

 

茫然自失とはこのこと。

と、この時に、今日の日筮が「天雷旡妄九五」だったころを思い出しました。

これが天雷旡妄九五か〜、でも、ということは最終的には帳尻は合うはずだよなとも思いました。

 

で・・・仕方なく警察署を出て、目の前のバス停でバスを待ちました。

時刻表によれば、10分ほど待てばバスが来るはずなのですが20分近く経ってもバスの姿は見えず。

 

この路線のTバスは以前の自宅から通勤に使っていたことがあるので分かってはいたつもりですが、特にこういった昼日中の運行は間引きされることが多く、これ以上待っていても仕方ないから、最寄駅まで行こうと歩き出したところ、5分くらい歩いたところで後ろから乗るつもりだったバスに追い越されました。

 

「Tバスめ〜!」とは思ったものの、今更バスを追いかける気持ちにもなれず、そのまま最寄駅まで歩き、電車を使って自宅まで戻り、改めて××へ出向きました。

 

ここでの手続きはあっという間に終わって、すぐに免許証は再発行され、何はともあれ目的は達成できました。

 

 

天雷旡妄というのは、一言で言えば成り行き任せ。流れに乗っていれば良いということで、流れに逆らったり、または自分であれこれを策を寝るとかえって結果が良く無い、ということ。

 

その中でも九五というポジションの場合は

「旡妄の病あり。薬することなくして悦びあり」

という言葉が書かれています。

 

まさに天雷旡妄そのもののような言葉であり、何もしないのが最もよろしい、という意味。

 

これが過日の私の日筮でしたが、以前、ある生徒さんの日筮に天雷旡妄の上九、つまり6番目のポジションが出た日がありました。

私とは一つポジションが違うだけです。

 

が、この生徒さんの場合、とあるお店を探してウロウロしたのだけれど、きちんと地図を見て下調べをしておかなかったために結局このお店を見つけられずに帰宅することになったそうです。

 

上九というポジションの場合

「旡妄にして行けば災いあり」

と言う言葉があり、たった一つポジションが違うだけで全く違う結末になりました。

 

 

天雷旡妄という易の場合、結末を見るまでには何らかのトラブルなり災難なりを経験するのが特徴ですが、同じ易でもポジションが違うだけで結末は全く違います。

 

こんなことを人体実験で身をもって理解できるのは、日筮をやっておくおかげです。

日筮の効用、実に大きいと言わねばならないでしょう。

 

易者を志すのであれば、まずは日筮からと、改めて実感しました。