前回の続きです。

 

 以下会議録中の「長谷川C」が私のコメントです。

 

 ◆佐々木克敏 代表  確かにそういう声は聞こえてはきているが、議長に確認をさせていただきたいが、今、議長からも、この紙の資料……タブレットに配架されたものについてということは議運で決めていったということもあって、それの是正をどうしようかを会代会でって話だが、もう少しこれを整理してもいいのかなと。

 

 つまり、今まで決めてきた会議体の中できちんと決めていくほうがいいのか、今回、いろいろとあるからこの中である程度お話をした上でそれぞれにきちんと分けて、またそこで協議してもらうのかっていうのは整理したほうがいいのかなと思った。こういうことを協議していくのは僕はいいことだと思っているのだが、こういうことを決めていく先っていうのはきちんと整理されたほうがいいのかなと思い意見を言わせていただいた。

 

 長谷川C

 (笑)。議会運営委員長、やたらとメンツだけにはこだわる方ですから、まずはジャブ。議会運営委員長で会派代表って重いよねえ~。って感じ。最大限尊重されるべきでしょうね。

 

 ○議長(日色健人) 議題とするに当たって、先日ここの会議体で議論の提起が神田代表からあったので、今回はここで議題とさせていただいた。ただ、実際にその見直す方向で話をする、あるいは見直さないにしてもかもしれないが、議論するに当たって、会派代表者会議ではなくて、議会運営委員会のほうに戻す、あるいはお願いをするという形のほうがふさわしいというご意見が多数であれば、きょうはここでの協議はさほど進めずに神田代表のところから、あるいは、よその会派からでも構わないが、議運で提起をいただいてご議論いただくということも選択肢としてはあり得るかなと思っている。

 

 ただ、この議論やるといつも出てくるのだが、議運で決めたこと、今回、最初申し上げたが、よその委員会でも委員会ごとに提起があって、それを結局統一することが議運がいいのか会代会がいいのかっていうのはいつも何かこの手の議論になるといつも出てくるところなので、それも都度、多分、毎回、取り扱いは違っていると思う。なので、とりあえずまず一通りきょうここでそれぞれのお考えをお出しいただいた上で、この場で議論を続けるのか、あるいは、議運にお願いをするのか、私は、今ここで提起されている以上は一旦ちょっとここでひともみしてもいいのかなと思っている。

 

 なので、もうちょっと議論続けてよければ。

 

 長谷川C

 「先日ここの会議体で議論の提起が神田代表からあったので、」は間違い。前回のブログでも書きましたが、「先日ここの会議体で議論の提起が神田代表からあったので」あれば、その段階で、どこで議論すべきか、取り上げるべきかを話し合うべき。というより、事案がすでに決定済みだったことなので、本来は提起されたタイミングで、切るか、それは議会運営委員会の方へと戻す発言を議長がすべきだったでしょうね。

 

 あるいは、この日まで時間を置いたなら、議会運営委員長と事前協議をすべきだったんでしょうね。いくらダメな委員長でも、メンツにこだわることをわかっていれば、普通は長幼の序で、お伺いをたてるのが筋でしょうね。それをしないで鼻からバカにして「お前じゃまとめきらんから、俺が引き取ってやる」的に進めちゃあ~ねえ~。

 

 「きょうはここでの協議はさほど進めず」ではなく、まずは議運戻しが筋であって、その話をするべきなのに、そうでない入り方をしたのは間違いでしょうね。

 

 「今回、最初申し上げたが、よその委員会でも委員会ごとに提起があって、」がそもそもこれも間違いなんですよね。ここに議長の人間性がモロに出てる感じですね。総務委員長の仕切りが間違えなのに、自分の会派だからそれを利用している。原則を捻じ曲げてしまっています。議長が議会運営委員会の委員長の時に決めた事項なのですから、現在の常任委員長はその運用に従うだけの話であって、選択肢はないんですよね。なぜそんな仕切りになったのかがわかりませんね。

 

 「今回、最初申し上げたが、よその委員会でも委員会ごとに提起があって、それを結局統一することが議運がいいのか会代会がいいのかっていうのはいつも何かこの手の議論になるといつも出てくるところなので、それも都度、多分、毎回、取り扱いは違っていると思う。」

 

 これがも大きな間違いです。ことの性質にもよりますが、整理ができていないのは議長だけで、本会議の運営は、議会運営委員会のマターで、各委員会の運営は委員会条例に基づく委員会のごとの決め事で運営されます。それは相互に侵さないことによって尊重される話です。

 

 過去には委員会の統一を図るのが議会運営委員会みたいな解釈があって、それを主張する人がいましたが、それではそれぞれに委員会が独立していることになりませんし、どこにも議会運営委員会が他の委員会に優越するなんてことは決められていません。

 

 従って、もともとは議会運営委員会は本会議運営委員会ですので本会議における配布資料のことで整理したものです。

 

 整理が終わっていない部分が若干ありましたが、それは事務的整理で良いはずです。基本的には議員に配られる資料(サーバー上の書類棚に配架されるものは全員が見られるようにするものです。)それはイコール広義の本会議資料になります。そして本会議資料が一番、資料の中で大きなウエイトを占めますから、それに合わせてペーパレス化の協議を進めれば良かったのです。

 

 で、議会全体としての微調整、不具合は、議会事務局と執行部文書管理担当部とで行なって最終的には議長決裁で決着させるべきで良かったと思います。

 

 従って、各委員長が意識する部分はなく、過渡期における取り扱いにおいては各委員会の判断に委ねましたが、それらも本来資料というものは、議員全員に平等公平に配布されなければならないものが、紙の時代には、委員会で配布したものが、会派経由でコピーしたりしなかったりと差がありました。が、それは会派の問題であり、基本的には委員会で配布されたものは会派処理。委員会に会派構成員を送り込めていない会派は、少数会派の悲哀とでもいうのでしょうか?(笑)。情報は来ない。というのが実態でした。

 

 しかし、このIT化によって、情報の平等公平が保たれ、情報共有ができ、二元代表制の一翼である、議会が情報をきちんと共有できる体制を整えたということになるのです。

 

 「私は、今ここで提起されている以上は一旦ちょっとここでひともみしてもいいのかなと思っている。」これも大問題。そもそもこういうことを状態化させたら、決定事項を何度でも覆すことができることになります。

 

 一事不再議とは言いませんが、言論の府とも言える議会で、一度決めたことをたった一人の議員の意見で、再度、議論を開始するというのは愚行以外の何物でもありません。そういう意味では、一見民主的に見えて、立派な議長に見せたいのでしょうけど、議会を代表するものが議会活動を停滞させる超本人であると言わざるをえません。

 

 ◆岩井友子 代表  議運でやるのか、ここでやるのかをまず決めてほしい。でないと、ここで出した結論とまた違った結論が議運で出ることになると、ここでやった議論は無駄になる。だから、一度、そういうこと以前にもあったから、ここでやるのか議運でやるのかをきちっと決めてほしい。

 

 長谷川C

 的確な意見ですね。経験豊かな議員としての品位ある発言です。多分岩井議員は呆れているのだと思います。議長の進行に。(笑)。

 

 ○議長(日色健人) では、先にそこの議論に入る。

  休憩する。

 

 長谷川C

 本来は議論するまでもないことです。