おはようございます
昨日の「あくびって何のためにあるの?」で、あくび指令を出すのは視床下部にあるオキシトシン神経で、それはオキシトシンというホルモンをつくる神経でもあるっていう話をお届けしました。
近年の研究で、オキシトシンはホルモンとしてだけでなく、神経伝達物質としても機能していることがわかってきました。カテコールアミン(アドレナリン、ノルアドレナリン、ドーパミン)と同じね。
細胞の反応を引き起こす生理活性物質だという点で、ホルモンも神経伝達物質も同じ仲間。「今さらですが、ホルモンって何?」で一度解説してますが、血流で運ばれるのがホルモン、神経細胞からすぐそばの細胞に連絡するのが神経伝達物質です。
ちなみに、細胞が自分自身を調節するために出す生理活性物質や、すぐ近くの細胞に作用する生理活性物質もあって、これらはオータコイドと呼ばれます。
オキシトシンは、視床下部の室傍核(しつぼうかく)や視索上核(しさくじょうかく)にある神経細胞から分泌されます。脳内では神経伝達物質として作用したり、脳下垂体の後葉からホルモンとして血流に乗って、子宮や乳房の平滑筋のような末梢組織に作用したりします。
で、オキシトシンは幸せホルモンとか、癒しのホルモン、愛情ホルモンなんて呼ばれることがあるのは、なぜなんでしょうか?私たちのからだにどんな作用をしているんでしょうか?この続きは明日アップしますね。一天一笑、今日も笑顔でいい一日にしましょう。
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