たるみの原因は霜降り肉だった!? | 春月の『ちょこっと健康術』

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おてがるに、かんたんに、てまひまかけずにできる。そんな春月流の「ちょこっと健康術」。
体験して「いい!」というものを中心にご紹介します。
「いいかも?」というものをお持ち帰りくださいませ。

おはようございます 

昨日は、
「気がつけば…」
に対して、たくさんの心やさしいコメントをいただきました。ありがとうございますぅぅぅ(泣)。元気と勇気が出ました。できるとこまで行くぞーっ!

さて、昨日の『ためしてガッテン』は、「夢に見た!たるみ解消 美ボディー実現の科学技」でした。たるみの原因は、EMCL(筋細胞外脂肪)が増えることにあったという話。

EMCLは、皮下脂肪でも、内臓脂肪でもない。霜降り肉の「さし」のように、運動量の少ないところにたまりやすいというシロモノ。だから、運動不足だと、やせてる人でもたるんじゃう。太ってる人なら、なおいっそうたるんじゃう。

余談ですが、筋細胞外脂肪があるように、筋細胞内脂肪っていうのもあって、こちらはIMCLと呼ばれます。よく運動する人の筋細胞内には、実は脂肪がたくさんあるの。これは、ただちにエネルギー源として使えるように、脂肪酸の形で筋細胞がとりこんでるからなのね。

で、そのEMCLがどうしてできるか?それについては、「筋肉が脂肪になる?」を思い出してね。そう、サテライト細胞が脂肪に変わるって話。ガッテンでは、サテライト細胞のことを筋衛星細胞って言ってました。サテライト=衛星だから。

筋細胞の周りで分裂増殖するサテライト細胞。筋肉がよく伸び縮みしていれば、成長因子が分泌されて、サテライト細胞は筋細胞になっていく。でも、運動刺激がないと、成長因子が作用しないので、サテライト細胞は脂肪細胞になってしまう。

筋肉の間に脂肪が増えると、筋肉の収縮力も弱ってしまうので、ますます脂肪がたまりやすくなっていきそうでしょ?すると、皮膚を支える力もなくなって、だらり~んと垂れ下がるぅぅぅ。『ガッテン』で紹介された画像や模型は、一目瞭然でした。

カロリーを気にするあまり、脂肪を抑えようとして肉や魚を控え過ぎると、タンパク質不足になりかねません。タンパク質が不足すると、筋力も低下するし、成長因子の材料不足にもなる。ってことは、たるみの原因にもなる!ほかにも、「ちゃんと食べてるのに栄養失調? タンパク質不足」に書いたようなことが次々と…。

たるみ解消の運動としては、普段の歩幅にプラス7cmの大股ウォーキング。これだと3ヶ月くらいで効果が出てくるそうです。歩幅が大きいと、太ももやお尻だけじゃなくて、腹筋まで使うから、ウエストの引き締めとヒップアップになるの。歩くときに、ひじをしっかり引くようにすれば、二の腕もすっきり。

3ヶ月も待てな~いという方には、スロー筋トレが勧められてました。ヒップアップにスロースクワット、おなか周りにスロー腹筋、二の腕にスロー腕立て伏せの3種類。それぞれ10回ずつ、できれば朝晩の1日2回、毎日。ちょっと無理という方は、1日1回の週2回くらいから始めるといいとのこと。

スロー筋トレのやり方は、番組のページに写真入りで出てるので、そちらを見てくださいね。からだ全体のバランスのためにも、この3つのスロー筋トレ、いいんじゃないかと思いますよ。スロー腹筋は、「大腸リセット体操」の④と同じです。

なぜスロー筋トレがいいか?というと、ゆっくり行うことで、持続的な負荷がかかり、軽い運動であっても効果が高くなるから。さらに、持久力のあるミトコンドリア系赤い筋肉を使うことになるので、脂肪燃焼効率もよくて、冷え改善にも一役買ってくれます。

ってことで、食事はちゃんとバランス良く摂って、運動すること。それが、健康にいいだけじゃなくて、たるみ解消・予防の近道にもなるってことよ~。

一天一笑、今日も笑顔でいい1日にしましょう。

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