おはようございます 
昨日の「マッサージで血圧が下がる？」 に引き続き、『ためしてガッテン』の「もみ出し＆マッサージ ホントの実力大検証！」についてお届けします。ガッテンのＨＰは、
パソコンからはこちら→http://www9.nhk.or.jp/gatten/archives/P20110831.html
携帯からはこちら→http://wi.nhk.jp/gatten/archive110831/index.html
②の「マッサージで血圧は下がるの？」に関しては、昨日お伝えしたように、ガッテンの実験では確かに下がってましたし、岡山大学で追加実験も行われているようなので、いずれちゃんとした論文が出てくるんじゃないでしょうか。
①の「脂肪もみ出しでホントに痩せるの？」に対しては、番組では、「もみ出しマッサージで確かにサイズダウンする。ただし、減ったのは水分であって、脂肪ではない。」と伝えていました。それは、その通りかと思います。もみほぐす程度のことで、脂肪細胞がつぶれるなんて考えにくいですもん。
もみ出しマッサージでホントに脂肪がもみ出されるくらいなら、美容整形の脂肪吸引術を受ける人はいなくなってるはずだし、特殊超音波を使うＳＮＩＤＳ（スニーズ）とか、凍結させて破壊するＺＥＬＴＩＱ（ゼルティック）とかいう手法は生み出されてないはず。
また、脂肪をため込みにくくすることができるのは、「脂肪をため込む前の小型（未分化）脂肪細胞の場合」であって、「小さな脂肪細胞をたくさん持つやせたタイプの人が脂肪をもむと、太りにくくなる可能性がある。ただ、食べ過ぎが続けば、もまなかった部分に脂肪がつきアンバランスな体型になってしまうかもしれない」とのこと。
番組は、「もみ出しマッサージでは脂肪が減るとは言えない」っていう結論で、「ただし、一時的にやせることでダイエットのモチベーションが高まり、食べる量を減らしたり、運動を増やすようになる、という間接的な効果はあるかもしれません。」と結んでました。
いや～、そのモチベーションの高まりがだいじでしょ。マッサージを受ける→サイズダウンする→からだが軽くなる→運動する気になる。で、実際に運動して、筋肉がついてくれば、脂肪を燃焼しやすくなって、結果的に脂肪は減るじゃないねぇ。どうせなら、そこまで言っといてほしかったなぁ…。
それに、マッサージによる血流改善の副次効果は、絶対にあるよねぇ…。だって、②では、手足をマッサージすれば、ＮＯ（一酸化窒素）が血管内皮細胞から分泌されて、血管が拡張して、血圧が下がるって言ってるわけじゃない？
手足のマッサージで全身の血流がよくなるように、おなかのマッサージでも同じように全身の血流がよくなるんです。ということは、もみ出しマッサージだって、続けていれば、血圧にもいいし、動脈硬化の予防になるし、冷え性（冷え症）改善にもなるってことよ～。
さらに、むくみが取れるってこと自体もだいじなこと。むくみって、余分な、要らない水分なんだもの。疲労物質とか、不要物質とかを含んでる。そんなものは流してしまうに限りますから。
マッサージで減る水分（むくみ）は、汗として出てるだけじゃなくて、リンパや血液にも吸収されて、尿にもなってるはず。その証拠に、マッサージ後って、トイレに行きたくなりませんか？
ガッテンのＨＰで、番組ディレクターがいいこと言ってますので、ご紹介しておきますね。
「自分の体をどんどん触ってみよう！個人的にジョギングをよくしていますが、同じ距離を走っても、悲しいかな年々、疲れが取れにくくなるのを感じます。 そこで、始めたのが「ふくらはぎのマッサージ」。すると予想外！疲労回復だけではなく、なんと体全体の調子がよくなってきました！
これはなんだ？ 調べてみると、体の一部をもみほぐしただけでも、体全体の血流が上がるという研究がたくさん見つかりました。例えば、右手だけもんでも、足先まで血流が上がり、体温も上昇するそうなんです！確かに、ふくらはぎのマッサージで全身がポカポカ。 それほど強くもまなくても、全身の血行をよくする効果はあるとのこと。まめに自分の体を触ることが、 “たぶん”健康につながるのだろうと感じています。」
自分のからだに触れること、大切です。一天一笑、今日も笑顔でいい1日にしましょう。
ブーゲンビリア
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