セルフメディケーションって何? | 春月の『ちょこっと健康術』

春月の『ちょこっと健康術』

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「いいかも?」というものをお持ち帰りくださいませ。

おはようございます ニコニコ


昨日の「患者力」 で、すっとこ春月、またやってしましましたぁ~。記事アップの予定日を間違って入力してて、それに気づいたのが夜中で、変な時間のアップとなってしまいました。ごめんなさいm(_ _ )m。  


最近よく耳にするセルフメディケーションって、何なんでしょう?こんなカタカナ語じゃなくて、日本語で示す言葉はないのかしら?直訳すれば「自己治療」だけど、これじゃわかるような、わからないような…。


WHO(世界保険機構)の定義では、「自分自身の健康に責任を持ち、軽度な身体の不調は自分で手当てすること」となっていて、厚生労働省もこれをそのまま引用しています。


医療費削減のためには、人々が自分で自分の健康を管理して、病気になりにくいカラダづくりをしてくれれば、それが一番だってことに、お役所も気づいたってワケですね。


で、具体的にはどういうことか?というと、狭い意味では、薬局・薬店のカウンターに並ぶ一般用の医薬品、つまり医師の処方で出される薬じゃないもの、これをOTC医薬品といいますが、それを使って手当てすることらしい。だって、メディケーション(薬物治療)ですから。


OTC医薬品のOTCとは、Over The Counterの頭文字。カウンター越しに、薬剤師などの専門家から説明やアドバイスを受けた上で購入する医薬品で、病院に行くほどじゃないけど、症状を緩和したいときに利用するもの。ちょっとした頭痛とか、鼻水とか、切り傷とかの薬、いわゆる市販薬ですね。


薬剤師さんに相談して購入するにしても、セルフメディケーションでは、あくまでも自己管理であって、最終的な判断と責任はすべて自分(患者)。それを明確にしておくために、薬を受け取る際に、「薬剤師の説明を受けました」という証書にサインさせられる場合もあります。


売る側にあるのは説明責任。それさえ行えば、売った薬で何かあっても、よほどのことがない限り、責任を課せられることはないってこと? だから、OTC医薬品のCMでは、「用法・用量を守って正しくお使いください」って、必ず流してるのかしら?


ってことは、医療や薬について、私たちもそれなりに、知識と情報を得る必要があるってことじゃないの? 薬の効用だけじゃなく、副作用についても。そう、自分を守るために。もちろん、薬局・薬店でも、OTC医薬品についての正しい情報を与えられるように、薬剤師研修とか行なってるようですけどね。


いわゆる市販薬でも、それが漢方薬でも、薬には必ず副作用があります。副作用があっても、症状緩和作用が優れているから、薬として売られてるんですね。そこんとこ、勘違いしちゃいけません。


「用法・用量を守って正しく…」というのは、もちろん医薬品会社の立場を守るものでもあるけれど、薬の効き目をよくするためでもあります。だって、その用法・用量で効くように、つくられてるんだもの。


セルフメディケーション、広い意味では、自分で自分の健康を管理することなので、食事・睡眠・ストレスコントロール・運動など、生活習慣に気を配るとか、鍼灸やアロマセラピーなどのいわゆる補完代替医療を受けるとか、そんなことも入ってきます。


広い意味でのセルフメディケーションで、ちょっとした症状が緩和できて、健康を維持できれば、それに越したことはありませんね。


一天一笑、今日も笑顔でいい1日にしましょう。


春月の『ちょこっと健康術』-ムクゲ

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