おはようございます
昨日の「ドクターG」 でご紹介した番組、『総合診療医 ドクターG』 。番組宣伝が流れた時から、注目してたんですけど、宣伝倒れな番組が多い中、最近では珍しく、期待を裏切らないおもしろさでした。
病気の鑑別診断は、もちろん医師の仕事ですけど、昨日も書いたように、コメディカル分野の人にも役立つ情報満載なので、私の通う鍼灸学校の生徒たちにも、ぜひみてほしいなぁ…と思います。
医療用語が多く出てくるんで、最初は少しわかりづらいかもしれないけど、一般の方々もみておくと、患者力をつける上で、役立つこと請け合いです。医療用語については、簡単な解説を加えてくれますから。
東洋医学でもそうですけど、診断を下すプロセス(過程)では、まず患者さんの訴える主訴と随伴症状から、いくつかの病名(東洋医学では病証)を候補にあげます。次に問診や触診(東洋医学では切診)、検査などの結果を踏まえて、候補にあげた病気を比較検討し、診断を確定します。
番組中の再現ドラマでもそうでしたけど、患者さんからの情報は、多いほうがいいし、まとまってるとなおいい。たとえば、「めまいがする」と言っても、どんなめまいなのか、どんなときにするのか、いつからめまいするようになったのか、何かをすると悪化するのか、逆によくなることはあるのか、など。
診察の受けるときに、そうした情報をあらかじめまとめておくと、診断もそれだけスムースになることは、想像できますよね? だから、気になる症状と、それがどんなときに、どんなふうに出るのか、随伴症状も含めて、箇条書きのメモにして持っていくといいですよ。
また、「こんなもの」と思えるような症状が、診断のヒントになることだってあります。だから、ふだんと違うとか、以前はなくて今あるもの、反対に以前はあって今なくなったものとか、「関係ないかもしれないけど…」なんてことは、一応伝えたほうがいいんです。
もちろんお医者さんの話もメモして、わからないことはわかるまで質問しましょう。次の診察のときには、前回からの変化を伝えましょう。
的確な診断を下せるかどうか、適切な投薬ができるかどうかは、患者さんが自分の症状をうまく伝えることができるかどうかが、カギになると言っても過言ではありません。よい診断と治療を受けるには、名医を選ぶだけじゃなく、患者力だって必要なんです。
一天一笑、今日も笑顔でいい1日にしましょう。
百日草
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