おはようございます
昨夜、↓こんなニュースが流れました。今度は、病原性大腸菌O-157。肉は焼いて食べたにもかかわらず、中毒になっちゃった。
焼き肉「牛角」でO157食中毒…富山・高岡(YOMIURI ONLINE 2011/6/2 20:54
)
富山県は2日、高岡市の焼き肉チェーン店「牛角高岡店」で食事をした18~19歳の男女20人のグループが食中毒を発症したと発表した。
このうち15人から腸管出血性大腸菌「O(オー)157」を検出。いずれも軽症で、回復している。県は同店を2日から3日間の営業停止とした。
県の発表によると、20人は5月6日、カルビやタン、ハラミなどを食べ、翌日から14日にかけて下痢などの症状を訴えた。焼く前の肉に触れた箸で食事をしたことなどが原因とみられる。
牛角チェーンを運営するレインズインターナショナル(東京都)は豪州産牛のハラミが原因の可能性が高いと判断。委託先の加工先工場を別工場に切り替えた。
昨日、「食中毒を防ぐ3原則 菌をつけない・増やさない・殺す」 をお届けしたところに、このニュース。ただ、患者が若くて体力のある学生たちだったので、軽症ですんで何よりでした。
食中毒予防の3原則のひとつ、「つけない」とは、「しっかり洗う」ことだと書きましたけど、ポイントの中にあった「調理に使う箸と、食事に使う箸は別にする」っていうのも、「つけない」ための心掛け。
ところが、「焼く前の肉に触れた箸で食事をしたことが原因とみられる」とありますから、まさに「つけない」原則を、学生さんたちは破っちゃったってことですね。
でもね、これって、案外やっちゃってませんか?とくに自宅で焼き肉なんていう場合。私も、このニュースを聞いて、反省しました。今後、肉を焼くときの箸は、食べるときの箸と別にしようと思います。
とくに、小さなお子さんやお年寄りのいらっしゃるお家では、きっちり分けたほうがいいですね。生肉に触れた箸を口に入れないように、気をつけましょう。
今後の対策として、牛角は「委託先の加工先工場を別工場に切り替えた」とか。先月の焼肉酒家えびすでのO-111の場合、えびすもずさんでしたけど、加工工場のほうも衛生管理が徹底されてなかった。
大腸菌は内臓に多くついているワケで、解体加工する場で、内臓を切り取る包丁と、肉を切り分ける包丁を使い分けていなければ、出荷される肉に大腸菌がうようよなんてことに。
そんな状態の肉を、トリミング(肉の表面を薄くそぎ取ること)もしないで、しかもユッケとして出してたのが焼肉酒家えびすでしたが、牛角もトリミングしてなかったのかしら?してたけど、出ちゃったってことかしら?
なんだかね、あっちこっちでリスク管理が甘くなってるような気がするの。食品衛生管理に関しては、日本はきっちりしてるほうだと思うけど、食中毒のニュース、案外多いでしょ?もう一度、それぞれのところで、きちんと再確認して欲しいなぁ…。
一天一笑、今日も笑顔でいい1日にしましょう。
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