今回は前回投稿の「おまけ」です。蛇足みたいなものでほぼ私の妄想なんでお気を悪くされないで下さいm(_ _)m


本作品の紹介はこちらです


現在、館花紗月の怒りの考察ってことで、3巻ラストから4巻第4話に至るまでの経緯について述べさせて頂いてます。


3巻ラストの館花紗月の言動は、館花紗月にしてみたら多弁でありますが、やはり抽象的で分かりにくく、何が怒りの原因なのかも理解し難いです。聞いてた渡直人もなんのこっちゃ?って感じで呆気に取られてました。

てな訳で、多分こういうこと言いたかったんだろうなってのを勝手に想像して書いてみます。ホントに私の勝手な想像なんで真に受けないで下さい。


青字が原文、赤字が私の想像です。


「そういうの別にいい。」「直くん以外の人間に興味ない。」

「私、直くんにしか興味ないからメガネくんや他の男子と仲良くするのってどうでもいい。私が好きなのは直くんだけ。私が優しくするのも直くんだけなんだよ。」


「でも直くんはそうじゃない。そうじゃないのに、なんで私に優しくするの」

「でも、直くんはそうじゃない。Fカップちゃんのことが好きなのに、好きでもない私にも優しくする。何でなの?」


「直くんの中途半端に優しすぎるとこ嫌い」

→「直くんの優しさってすごく中途半端だよ。そういうところ嫌い。肝心なところから目を逸らしておいて、本当に優しくしてほしい、気を使って欲しいってところには構ってくれない。表面的なところだけすごく優しい。おにぎりなんてどうでもいい。他の男子の話だってどうでもいい。私は直くんに私の気持ちに気付いて、そしてちゃんと向き合って欲しい。」


「6年前と変わってない」「直くんは自分が勝手に勘違いして、裏切られたと思ってるみたいだけど、あの時先に期待させたのはどっち」

「中途半端に人に優しくして、そして人を振り回すのって6年前と変わってないよ。6年前、何で私があんなことしたのか分かってる?私のこと裏切ったって思ってるみたいだけど、直くんだって悪いんだよ。私、あの前の日に直くんが誰も知らないところに2人で行こうって言ってくれたこと、すごく嬉しかった。私の家は大変だったんだよ。だから、大好きな直くんが私を連れ出して一緒に逃げてくれるって期待して、すごく嬉しかった。でも、直くんすぐ止めちゃったよね。私に期待だけさせて、すごく残念だったんだよ。」「私が畑荒しさせらたのも前の日のことが親にバレたからなんだよ。直くんは私が裏切ったと思って恨んでるみたいだけど、私も大変だったんだよ。直くんの大切な畑を壊すの辛かったし、直くんに会えなくなっちゃったのも悲しかった。畑荒しのこと、お互い様なんだからいつまでも拘らないで。いつまでも昔のことに拘ってないでちゃんと今の私を見て。」


「今だってそう」「こんなはずじゃなかった」「こんなはずじゃなかったのに。こんなはずじゃ」

「今回の海の件だって、こんなはずじゃなかった。期待させるだけさせて、結局は何にもいいことなかった。私、直くんと海に来るの楽しみだった。水着も頑張って直くんが好きそうなの選んだし、一緒に海に入ってくれるって言われてすごく嬉しかった。直くんと仲良くなれると思ってた。」

「でも、そうじゃなかった。私に全然構ってくれなかったし、私がしたのは藤岡を追い払ったことぐらい。直くんが私のことあんな目で見るから、助けてあげなきゃって思った。でも、直くんとFカップちゃんが仲良くなっただけだった。私、直くんと仲良くなりたくて海に来たんだよ。こんなはずじゃなかった。」


キスをして)

→「私、直くんのことが好き。だから今もそして再会した日もキスしたんだよ。」


「もう私に優しくしなくていいよ」「じゃないとまた 直くんの大事なもの 壊しちゃうかも」

→「直くんが私のこと好きだったら中途半端じゃなくてちゃんと優しくして。好きじゃないなら、もう優しくするのはやめて。そういうの、すごく傷つくんだよ。これ以上、中途半端に優しくすると、私勘違いしちゃって、直くんとFカップちゃんが仲良くなるの邪魔しちゃうかもしれない。」


こんな感じのことを言いたかったのかな?と思います。


よろしければお好みでBGMもご一緒に。

随分と前のアニメの「ふしぎの海のナディア」の第22話『裏切りのエレクトラ』です。沈みゆくノーチラス号の中で、副長のエレクトラさんが愛してやまない、そして憎んでやまないネモ船長に銃を向け、思いを吐露するシーンです。



3巻ラストにおける怒りの要因は、ただでさえ海に来たのが期待外れだったのに、明後日にでも渡直人と石原紫が交際を始めるかもしれないという状況(しかも館花紗月のアシストが一因)となり絶望的な気持ちでいるところに、状況を把握していない渡直人が中途半端な優しさでもって接してくるもんだから、忍耐が限界に達したってところだと思います。そして、中途半端な優しさへの反感やいつまでも畑荒しに拘る渡直人への抗議も口にしたのでしょう。また、海に来たことが全くの期待外れであったことに対する不満も述べたのでしょう。その後、起死回生の賭けとしてキスをし、そして、館花紗月のことが好きでないなら、もう中途半端に優しくしないでくれと言いたかったのだと思います。


最後まで読んで頂きありがとうございました。



※最初のうち、本ブログはノー画像でやろうと考えておりましたが、今後はいくらかでも多くの方に本作品の魅力を理解頂き、また、微力ながらも広告に役立てればと若干の画像を掲載させて頂きます。ご了承くださいm(_ _)m



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第1話も無料で読めます。


現在までの投稿及び今後の計画を以下に示します。


1章 館花紗月の「謎」について

その1:館花紗月の家庭の謎

             ・その1

             ・その2

             ・その3

その2:6年前の畑荒しの謎

             ・その1

             ・その2

特別編:渡直人の考えについて

その3:館花紗月の特徴的な行動について

その4:館花紗月の言動の謎

            ・明るく軽いストーカーパターン

            ・真剣なアプローチパターン

            ・お役立ちパターン

            ・怒りパターン

               ・その1

               ・その2

               ・その3

               ・その4

               ・その5

            ・喜びパターン

            ・畑荒し抵触パターン

その5:渡直人への態度について

その6:渡直人への感情について

その7:館花紗月の目的とは?(暫定

2章 渡直人について

その1:館花紗月への行動のパターン

その2:館花紗月への感情について

 

3章 館花紗月と渡直人の関係性について

 

4章 「××」について