
最近、
静かな夜の物語を書いています。
少しずつになりますが、
ここにも置いていこうと思います。
必要な人のところに
届いたら嬉しいです
星を運ぶ猫の話です。
星を運ぶ猫 ルミナ
第1夜 はじまりの夜
夜が深くなるころ、
世界は少しだけ静かになります。
人の声も
街の光も
昼間の急いだ時間も
ゆっくり遠くなる時間。
そのころになると
一匹の猫が歩き始めます。
黒い毛並みの猫。
名前は ルミナ。
音を立てない足どりで
夜のすきまを縫うように歩きます。
片方の瞳には
小さな三日月があります。
それは昔、
月の女神が与えた光だと
言われています。
遠い昔、
空には今より
たくさんの星がありました。
けれど人々が
空を見上げることを
少しだけ忘れてしまったころ
星たちは小さな
「星の種」になりました。
消えてしまったわけでは
ありません。
やさしい願いの
そばでもう一度光るために
静かに眠っているのです。
その星の種を
必要な心へ届けるために
ルミナは夜を歩いています。
泣きそうな夜にも
がんばりすぎた夜にも
誰にも言えない願いのそばにも
そっと星を置いていきます。
今夜もどこかで
猫は静かに歩いています。
あなたの知らない夜の道を通って。
星を運ぶために。
次のお話ではルミナが
最初に届けた星について
少しだけお話しょうかと思います。
※この物語は、読むだけで自然と
無意識に届き、ゆっくりと
書き換える仕組みになっています。
ルミナ物語はInstagramでも
先に少しずつ更新しています 。





































