Hardnutのブログ -117ページ目

山紫水明 銀山湖へ

昨日の土曜日、日帰りで銀山湖へ行ってきた。

昨年のちょうど今ごろベトナム・カンボジアへのパック・ツアーに参加した。こう云うパック・ツアーというのは初めての経験だったけれど、目ぼしい観光地を効率よくカバーできて添乗員が全て段取ってくれるので実に楽で言われた通り移動して泊まって食べて低価格と、すっかり気に入ってしまった。

今年もどこかのツアーに参加しようと新聞広告に注意していたら「奥只見湖秘境クルーズ」と云う広告が目にとまり即申し込んだ。桜のころだった。


地図では奥只見湖と標記されているが通称は銀山湖。只見川水系で田子倉ダムの上流である。

小学校一年生だったから47年前のことになるが、出来たばかりの田子倉ダムへ行って強烈な体験をしたことを鮮明に記憶している。

湖面に煎餅の欠けら落としたらあっと云う間に稚魚が群がり煎餅を中心に直径50センチ位の黒い円ができた。アイスクリームの棒を投げ込んだらまた同様の黒い円である。魚影と云う言葉はその時は知らなかったが後に「魚影」と云う言葉を聞くとあの光景が目に浮かぶ。


田子倉ダムのことは後になって白州次郎の話などとともにその背景・経緯を知ったが、もう一度、今度は釣りに行って見たいと思っていたし、その上流の銀山湖は開高健の書いたものを読むたびにいつかは行きたいと思っていた。


昨日朝、出発地東京八重洲は雨だったがバスが山に着く頃には雨も上がり、山が日に照りかえり紫になっていた。

湖も美しい。サントリー・リザーブの昔のテレビCMが去来する。鮎の塩焼きでウィスキーを飲む映像に重なるコピーは「山紫にして、水清し。美味き国か日本の国は」と。

ただ、ミシシッピ河の外輪船を模した定員320人という遊覧船は興ざめだった。

よしっ、今度は銀山平からひとりでボートを出して竿を振ろう。


東京八重洲に着いてその足で某所へ行き「八海山」でいい気持ちになって帰ってサッカーを見だしたら、すっかり熱くなって酔いが醒めてしまった。

よくやった岡田ジャパン。いよいよ南アだ!

それにしても、刺激の多い一日だった。




キクユの聖地・Mt.Kenya

マサイ族の男子は一人前の大人と見なされるにはライオンにも立ち向かう勇敢さを備えていなければならず、成人になる儀式として何人かでライオン狩りをするという話があるが、大昔のことはともかく、そんな話は眉にべっとりと唾をつけて聞く話だろう。


キクユ族にもある。

キクユの男子も成人と見なしてもらうには聖地ケニア山の山頂を極めなければならないという話らしい。

ケニア山は標高5199mのアフリカ第二の高峰で、山頂部は急峻な岩壁・氷壁で登攀には本格的なロッククライミングの装備・技術が必要である。

植民地時代、英国の登山隊が初登頂に成功し山頂にユニオンジャックをブスリとさして歓声を上げていると、どここら現れたのかキクユの若者が全裸のスッポンポンで走り回っていて登山隊を唖然とさせたという話を聞いたことがある。

眉唾と云うよりは悪いジョークだろう。


ケニア山山頂の万年雪(氷河)も、30年前と比べれば確実に減退している。

山に降った雪や雨がしみ出して渓流となり、さらに下ればSagana, Kigio, Mweaという南麓の地域できれいな水田風景が見られる。

天然資源省管轄の国立の養殖場もあり、そこでは主に鯉やテラピアの稚魚が養殖され稚魚として売られたり、国の事業として河川に放流される。


先日、キクユの知人からメールが来た。内容は、ケニア山麓で魚の養殖事業を始めたいので、飼料生産のノウハウと資金協力をしないかと云うお誘い。これからは肉ではなく魚が確実に儲かる商売でLow Risk High Returnの「a good investment」だと。

さすがキクユ。

ケニア山の渓流釣りと虹鱒養殖場のこと

アバディア山中の釣りは滝つぼが主だ。森が深すぎて渓流に沿って移動しながらポイントをかえることができないからだ。

それに比べるとケニア山西麓の渓流は流れに沿って上流へ下流へと移動できる場所が多いが、渓流に沿った道は獣道で野生動物と鉢合せ可能性があるし、実際、象の糞はいたるところに落ちている。両岸から張り出した枝で竿が振れなかったりと云うことを繰り返しながらポイントを探してドキドキしながら一投、二投、、、そして、フィッシュ・オン!


ケニア山から見たら9時の位地にケニア山登山のベースになるNaro Moru River Lodgeがあり50cmくらいの虹鱒のレリーフが飾ってある。登山のベースであるとともにかつては釣りのベースにもなっていた。

さらに北へ。2本ある赤道を越えるとNanyukiで、さらに25kmほど進むと11時の位地にTimauという小さな集落があり、ここからケニア山に入っていく道を3km程行くとKentroutの虹鱒養殖場につく。

オーナーはNyeri Kikuyuのタイクーン・Charles Mwangi.


直木賞作家の西木正明氏の随筆だったと思うけれど、「ナイロビのレストランでメニューに虹鱒料理があり、それがケニア産の鱒と聞いて驚いた」というのがどこかの雑誌にあったが、その虹鱒はKentroutで養殖されていたものでしょう。かつてはナイロビのスーパーや肉屋でも買えた。


Kentroutには、レストランもある。

そこまでナイロビからはクルマで3時間弱。ケニア山麓の涼風に吹かれ田舎風のもったりスープと虹鱒のグリル。

IsioloやSamburu方面へ向かうなら、昼食休憩場所として最適です。