山紫水明 銀山湖へ
昨日の土曜日、日帰りで銀山湖へ行ってきた。
昨年のちょうど今ごろベトナム・カンボジアへのパック・ツアーに参加した。こう云うパック・ツアーというのは初めての経験だったけれど、目ぼしい観光地を効率よくカバーできて添乗員が全て段取ってくれるので実に楽で言われた通り移動して泊まって食べて低価格と、すっかり気に入ってしまった。
今年もどこかのツアーに参加しようと新聞広告に注意していたら「奥只見湖秘境クルーズ」と云う広告が目にとまり即申し込んだ。桜のころだった。
地図では奥只見湖と標記されているが通称は銀山湖。只見川水系で田子倉ダムの上流である。
小学校一年生だったから47年前のことになるが、出来たばかりの田子倉ダムへ行って強烈な体験をしたことを鮮明に記憶している。
湖面に煎餅の欠けら落としたらあっと云う間に稚魚が群がり煎餅を中心に直径50センチ位の黒い円ができた。アイスクリームの棒を投げ込んだらまた同様の黒い円である。魚影と云う言葉はその時は知らなかったが後に「魚影」と云う言葉を聞くとあの光景が目に浮かぶ。
田子倉ダムのことは後になって白州次郎の話などとともにその背景・経緯を知ったが、もう一度、今度は釣りに行って見たいと思っていたし、その上流の銀山湖は開高健の書いたものを読むたびにいつかは行きたいと思っていた。
昨日朝、出発地東京八重洲は雨だったがバスが山に着く頃には雨も上がり、山が日に照りかえり紫になっていた。
湖も美しい。サントリー・リザーブの昔のテレビCMが去来する。鮎の塩焼きでウィスキーを飲む映像に重なるコピーは「山紫にして、水清し。美味き国か日本の国は」と。
ただ、ミシシッピ河の外輪船を模した定員320人という遊覧船は興ざめだった。
よしっ、今度は銀山平からひとりでボートを出して竿を振ろう。
東京八重洲に着いてその足で某所へ行き「八海山」でいい気持ちになって帰ってサッカーを見だしたら、すっかり熱くなって酔いが醒めてしまった。
よくやった岡田ジャパン。いよいよ南アだ!
それにしても、刺激の多い一日だった。