キクユの聖地・Mt.Kenya
マサイ族の男子は一人前の大人と見なされるにはライオンにも立ち向かう勇敢さを備えていなければならず、成人になる儀式として何人かでライオン狩りをするという話があるが、大昔のことはともかく、そんな話は眉にべっとりと唾をつけて聞く話だろう。
キクユ族にもある。
キクユの男子も成人と見なしてもらうには聖地ケニア山の山頂を極めなければならないという話らしい。
ケニア山は標高5199mのアフリカ第二の高峰で、山頂部は急峻な岩壁・氷壁で登攀には本格的なロッククライミングの装備・技術が必要である。
植民地時代、英国の登山隊が初登頂に成功し山頂にユニオンジャックをブスリとさして歓声を上げていると、どここら現れたのかキクユの若者が全裸のスッポンポンで走り回っていて登山隊を唖然とさせたという話を聞いたことがある。
眉唾と云うよりは悪いジョークだろう。
ケニア山山頂の万年雪(氷河)も、30年前と比べれば確実に減退している。
山に降った雪や雨がしみ出して渓流となり、さらに下ればSagana, Kigio, Mweaという南麓の地域できれいな水田風景が見られる。
天然資源省管轄の国立の養殖場もあり、そこでは主に鯉やテラピアの稚魚が養殖され稚魚として売られたり、国の事業として河川に放流される。
先日、キクユの知人からメールが来た。内容は、ケニア山麓で魚の養殖事業を始めたいので、飼料生産のノウハウと資金協力をしないかと云うお誘い。これからは肉ではなく魚が確実に儲かる商売でLow Risk High Returnの「a good investment」だと。
さすがキクユ。