今日も漢字を感じていきたいと思います
今日の漢字は「響」です
響を辞書で調べると音が四方に広がる。共鳴する。評判が伝わるなどと書かれています。
響きを古代文字で書くと、
二人の人がご馳走が置かれたテーブルをはさみ、向かい合って一緒にご飯を食べ、いろいろな会話を交わしている情景を表しています。
響きは郷と音と言う字でできています、郷は二人がご馳走を置かれたテーブルをはさみ向きあっている姿で、楽しく食事をしている姿を表しています。郷は故郷とか場所という意味で使われることが多いですが、もとはいろんな文化や思いを表す単位としてあらわしたものだった。
この郷に、音がつくと響きと言う字になる。
ご馳走を一緒に食べ、会話をすると心が伝わると言う意味を持っている。
ちなみに郷の右側の即と言う部分だけだと、人が一人で机に付いてご飯を食べている姿を表している。
話しもせず、間をおかずに食事をしている姿、現代のファーストフード店で見られる姿である。
響きは、どこで何を食べるかより、誰とどんな風に食べるかと言うのが本当は、大事だよって思い出させてくれる字で、大好きな字のひとつです。
参考文献
- 感じの漢字/高橋 政巳
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