今日は「身・子・字」の漢字の成り立ちを紹介いたします



まず「身」は。おなかの大きな人、おなかに子供を身ごもった妊婦さんの形からできた字です。

また、身を斜めにすると小篆の臣という字になりなます。

臣は、王に使える家来という意味で、身を曲げて身分の高い人に仕えてることが良いこととされていたそうです。



次は、「子・字・孝・孫」を紹介します。




子は、赤ちゃんが横になってる姿からできた字です。

両手をあげてる子は、もともと男の子を表しており、りっぱな男の子を君子といいました。また、上下に手を上げ下げしてる子は、王族の子のことで王子をあらわしております。

聖徳太子や孔子や孟子のように先生という意味でもつかわれておりました。


字は、宀(うかんむり)と子からできており、宀は先祖を祀る廟(みたまや)のことで子供が生まれて養育の見込みが立つと、字(あざな)がつけられ、さらに一定期間が立つと命名されたそうです。通常は、字(あざな)で呼ばれ、実名を使うのは避けられ字(あざな)が通名でつかわれたそうです。その字(あざな)が文字となったそうです。


孫は、子と系でできていて、系は糸が連なっている様子からできています。

先祖を祀る時、先祖の代わりに子に飾りつけをしてる形とも言われていて、祖父をまつる時、孫が代わりとなってまつりを受けたので孫の意味で使われるようになったそうです



孝は、子が老人を背負ってる姿からできた字で、子供が老人に良く仕えるの意味となり、親孝行などの意味で使われるようになりました。



参考文献


図説漢字の成り立ち事典 [ 辻井京雲 ]
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常用字解第2版 [ 白川静 ]
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