英国のリンダ・グラットン教授が書いた「LIFE SHIFT(ライフ・シフト)」という本をきっかけに、「人生100年時代」と言われるようになりました。
この本によると、「2007年生まれの子どもの半数が、日本では107歳まで生き得る」らしい。
2007年は、まさに娘(高2)が生まれた年です。
まだ、女子高生の娘が高齢者になった時代のことなんて想像もつきませんし、学者がそう言うのならばそうなのかもしれない。
けれども、46歳の私が「90歳まで生きる自信があるか?」と聞かれたら、「うーん。私には無理かも。」。
75歳で亡くなってしまった父は、平均寿命まで生きられませんでした。
今どき、70代で亡くなるなんて早すぎる。
そう思っていたけれど、最近ニュースで目にするご逝去した著名人は70~80代の方が多いですね。
90歳以上の方もいるけれど少ないですし、100歳を超えている方は聞いた覚えがありません。
私の祖父が103歳で亡くなったので、100歳を超えられる人が現実にいることも知っています。
それでも、100歳を超えるのが珍しくない時代が来るとは、私には到底思えません。
もし、平均寿命が100歳を超える日が来たとしても、平均寿命はあくまでも平均。
自分も100まで生きられるとは限りません。
寿命にはだいぶ個人差がありますよね。
先日、母とドラッグストアに行った時。
養命酒を見た母が、「パパはこれ飲んでいたのにね。」。
営業妨害か?!(笑)
焦って、「でも、おじいちゃんはこれのおかげで、103歳まで生きたじゃない!」と答えました。
祖父が亡くなって、たった3年で父が亡くなることになるとは思いませんでした。
では、養命酒には効果がないのか?
父も祖父も、こよなく愛したロングセラー商品。
飲まなかったよりは、寿命が延びていたと信じたいです。
きっと、寿命というのは人それぞれ予め決まっていて。
養命酒を飲んだり、健康に気を使ったりで、本人比で数年の差が生じるかもしれない。
けれども、「こうしたから、他人より長生きできる」という方法はないのだと思います。
自分の寿命は誰にも分からない。
それなのに、「人生100年時代だ!」と思ってのんびりしていたら、やり残すことがいっぱいできてしまうのではないか?
人生70年。
それ以降生きられたら儲けもの。
そんな心意気で生きることにしようと思いました。
実際、健康寿命(健康上の問題で日常生活が制限されることなく生活できる期間)は、男女ともに70代のようですしね。
そう考えると、あと24年!
短いですね。
願わくば、子どもたちの結婚式に出席したり、孫の面倒を見たりしたいものです。