希望にフォーカス | カイとわたしの場合~オーストラリアx自閉症xシンプルライフ

カイとわたしの場合~オーストラリアx自閉症xシンプルライフ

高校生になった自閉症児カイと、シングルマザーのわたし。オーストラリアはメルボルンにて、ふたり暮らし。そんな私たちの毎日を綴っています。

オーストラリアではまだまだ毎日ブッシュファイヤーの報道が続いています。

 

現状を正しく知ることはとても大切なこと。

でも、ずっとネガティブな情報を受け取り続けていると、精神的に参ってしまうことがあります。

 

「報道ストレス」や「共感疲労」という状態です。

共感疲労とは、他者の痛み苦しみに共感するあまりに心が疲れてしまうことを言うのだそうです。

今回のブッシュファイヤーで被害に遭った人々や動物たちのことを思いすぎ、涙を流す。

 

そんな時は、少しニュースを読んだり観たりするのを休むことも重要だなと思います。

 

 

もちろんまだまだ状況は落ち着いていないのですが、辛いニュースやショッキングな映像から少しの間離れるということは、現状から目を背けるということとはまた違いますよね。

 

 

また、連日のブッシュファイヤー関連のニュースの中でも、明るい話題、ポジティブな話題などもちらほら見かけられます。

 

数か月間続いている今回のブッシュファイヤー。

最初の頃に焼けてしまったNSW州のとあるエリアでは、焼けた森林から新しい木の芽、枝、草などが再生してきているそうです。

 

 

記事詳細はこちらから読むことが出来ます。(英語)

Heartening photos show how the Aussie bush is already regrowing

 

この写真を撮った写真家の方はこちら。

 

自然の力は本当にすごいです。

見ていると希望が湧いてくる写真。

 

 

 

また、ここ最近はアメリカとイランの間で不穏な情勢です。

 

そんな中、トランプ大統領のイランの文化的遺産を攻撃対象にするという脅しに対して、こんな動きがあるそうです。

 

#IranianCulturalSite

 

このハッシュタグをつけて、世界中の人々がイランの美しい写真をシェアしているらしい。

美しい写真の一部が、このリンク先から見られます。

 

【トランプ大統領の脅しに対して世界中の人がイランの美しい写真をシェアしています】

 

 

本当に美しい・・・・。写真だけでもいつまでも眺めていたいです。

実際に目の前にしたら、きっと私も涙が止まらなくなると思う。

 

 

こんなに美しいものを見て、それでも破壊したいと思う人はいないと信じたいです。

 

 

憎しみのメッセージ、負のエネルギーでトランプの脅しに対抗するのではなくて、こういう美しくて希望に溢れたメッセージを発信し続ける方がいい。

 

なぜなら、ネガティブなことに反対することは、「ネガティブにフォーカスしている」ことになるからです。

 

 

マザー・テレサは、かつてこう言っていたそうです。

 

「私は反戦運動には参加しません。しかし、平和活動には喜んで参加します。」


 

イランの美しい写真をシェアする人々の姿に、このマザー・テレサの言葉を思い出しました。

 

 

 

ブッシュファイヤーも世界情勢も、不安で辛いニュースは多いけれど・・・

こんな時こそ、希望を感じること、ポジティブなエネルギーのニュースにフォーカスしてみることは、とても大切だと思います。

 

 

「報道ストレス」や「共感疲労」を感じるようになったら、まずは自分のケアを大切にしてください。

 

お子さんにも同様に、ショッキングな映像などで不安になったりする子もいると思います。

先日の記事でも紹介しましたが、お子さん向けにはこんな動画があります。

 

 

ブッシュファイヤーが鎮火したとしても、これから復興までには長くかかると思います。

 

報道を見て心を痛めつつも・・・・

被害に遭われている方たちはもちろんですが、直接ブッシュファイヤーの影響を受けていない地域にいる私たちも、自分のメンタルをきちんとケアすること。

 

何らかの形で支援を続けるために、また皆が希望を持って復興に向かっていけるようにするためにも、自分の心と体を守り、力を蓄えることは大切です。