「話しやすい」
「相談するとスッキリします」
会社員時代によく言われていた言葉。
その時は「そうなのかなぁ」程度にしか
思っていなかったけれど、
今振り返ると、それが今の、
コーチング・キャリアカウンセリングの仕事に
つながっている。
また、会社では
「資料や文章が分かりやすい」と褒められていた。
当時は、気にとめていなかったけど
今、楽しくブログが書けているのは、
(上手いかどうかは別として)
そもそも、文章を書くことが好き。
これはわたしの話ですが、
そう、実は皆さんにも、
そんな「当たり前」の中に
セカンドキャリアのヒントが眠っているんです。
前回、記事の最後でお話しした3つの選択肢、
覚えていらっしゃいますか?
転職・副業・スキルアップ。
どの道を選ぶにしても、
最初にやっておきたいのが 「キャリアの棚卸し」 です。
あなたの中に眠る「セカンドキャリアの資源」を見つけよう
「私なんて、特別なスキルはないし…」
とおっしゃる方が多いのですが、
繰り返しますが、
20年、30年の会社員経験は、
立派なキャリアの資産なんです。
例えば、取引先から
「あなたが担当だと安心」と言われたことがありませんか?
これは、
信頼関係構築力/段取り力/フォローの丁寧さ
などなどのスキルは見てとれます。
「仕事だから当然」?
いえいえ、それこそが、
転職でも副業でも活かせる経験なんです。
さあ、キャリアの棚卸しを始めてみませんか?
きっと「え、こんなことも強みになるの?」という
発見があるはずです。
キャリアの棚卸し:3つのステップ
ステップ①:過去の仕事を振り返る
何をやってきて、どんな成果を出し、
何にやりがいを感じたかを書き出してみてください。
例)「営業で新規開拓 → 前年比120%達成 → お客様に喜んでもらえた時が一番嬉しかった」
ステップ②:周りからの評価を思い出す
よく言われること・頼まれることはありませんか?
- 「○○さんの説明は分かりやすい」
- 「この資料、○○さんに作ってもらえる?」
- 「新人の指導、○○さんにお願いしたい」
人から頼まれることは、あなたの強みを表しています。
これ、意外と見落としがちです。
ステップ③:無意識にやっていることを発見
自分では「普通」だと思っているけれど、
実は周りより得意なことはありませんか?
- 会議で自然と司会役になる
- 複雑な情報を図表にまとめるのが苦にならない
- トラブル時に冷静に対処できる
みなさん、「自分にはない」とおっしゃるけど
そんなことない。
絶対ありますよ~。
棚卸しの結果を、3つの方向に仕分けてみよう
見つけた経験や強みを、
こんな風に整理してみてください。
【転職の方向】
転職先でも通用するスキルや経験
【副業の方向】
人に教えられること、提供できるサービスなど
【スキルアップの方向】
今の延長線上で学べること、興味があることなど
どの方向に、どんな“資源”が入りましたか?
「私にはこんな選択肢があるんだ!」
とワクワクしてきませんか?
あなたの「当たり前」は、誰かの「助かる!」
大切なのは、
完璧である必要はないということ。
「これなら人より少し得意かも」という小さな強みで
十分なんです。
あなたの「当たり前」は、
きっと誰かの「助かる!」になります。
次回は、この棚卸しの結果をもとに、
転職・副業・スキルアップ
それぞれの具体的な育て方をお話ししますね。
まずは、この棚卸しに取り組んでみてください。
きっと、新しい自分に出会えるはずです。
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キャリアの棚卸しとは?
これからの働き方のご相談を伺う中で、
「転職や起業を考えているけれど、具体的にやりたいことが思いつかない」
──そんな方に、まずおすすめしているのが
「キャリアの棚卸し」です。
これまでの経験・スキル・強み・価値観を振り返ることで、
「自分には何があるのか」「これから何を活かせそうか」が整理されていきます。
自分の中にある資源や可能性に気づくことが、
新しい選択や行動のヒントになるのです。
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