「なんであんなことでイラッとするんだろう…」
「心が狭いなぁ、自分って…」
そう思って、自己嫌悪になる。
たしかに、寛容だと楽ですよね。
人の言動にいちいち反応しすぎなくてすむし、
気持ちの消耗も減ります。
そしてこうも聞きます。
「気づかなければよかったのに」
「他人のことが見えなければ、
こんなにしんどくないのに…」
いえいえ、人のことが見えるというのは、
繊細で真面目に人と向き合う能力がある証拠
感じ取るアンテナの持ち主。
センサーの活かし方を変えたら、
仕事でも人間関係でもプラスになるはず。
「寛容」と「鈍感」のちがい
そもそもね、
寛容さって、鈍感だから生まれるものじゃない
と思うんです。
よくある誤解なんですが、
寛容な人って「なんにも気にしてない人」みたいに
見えることがあるんですよね。
(いやいや、それは違う。)
✔ 鈍感な人は、そもそも気づいてない。
✔ 寛容な人は、気づいたうえで、
それでも揺れすぎない選択ができる
つまり、
✔ 相手の言動に気づいても、必要以上に反応しない力
✔ 自分と違う価値観を、
そういう人もいるよね」と受け止められる柔軟さ
✔ 完璧じゃない他人(と自分)に、「まあ、いいか」と言える余白
感情を押し殺すことじゃない。
ちゃんと感じる。
でも、飲み込まれすぎない。
そのうえで「どう関わるかを選べる」
寛容さは、自己理解からはじまる
じゃあ、その余裕ってどうやって育つの?というと、
わたしはこう思っています。
寛容さは、自己受容から生まれる。
自分に「まあ、仕方ないよね」って言えるようになると、
他人のことも、少しずつ許容できるようになってくるんですよ。
不思議と。
そして、自己受容って、
自分のことをちゃんと知ること(=自己理解)がないと、
そもそもできない。
完璧じゃないところも、
ちょっとズレてるところも、
「そういう人か〜」と、受け流せるようになる。
見て見ぬふりじゃなくて、
「見た上でふわっと手放す」って感じ。

わたしも、もともとは寛容じゃなかった
ちなみに、性格診断(VIA)では、
わたし「寛容さ」がけっこう上位に出てきます。
確かに自分でも、自分のことを寛容だと思う。
人からもよく言われるし、
他人に感情を振り回されることは
ほとんどありません。
でも昔からそうだったかというと、
ぜんっぜんそんなことないです(笑)
昔のわたしは、人にも自分にもガッチガチ。
「なんであの人はちゃんとやらないの?」
って、よく思ってました。
でも、コーチングが心の学びのおかげで、
自分の真の気持ちに気づけるようになった。
「あれ? わたし、ほんとは寂しいだけかも」
「がんばってるのに認められないのがつらいんだな」
そんなふうに、自分の感情の奥にある
“本当の願い”に気づくことが増えてきて、
他人や自分を責めることにエネルギーを使うのではなく、
本当に大切なこと・叶えたいことに、
集中できるようになったんです。
これは、わたしにとって、
人生を変える意識改革になったんですよね。
寛容さは、育てていける
寛容になりたいと思うあなたは、
すでにやさしさを持っている人です。
だからこそ、まずはそのやさしさを、自分に向けてほしい。
-
イライラの奥にあるほんとうの気持ちに目を向ける
-
「できない自分」「反応しちゃう自分」を否定しない
-
「わたしはわたしでいい」と思える瞬間を、少しずつ増やしていく
寛容さって、
「何も感じないこと」じゃない。
「ガマンすること」でもない。
ちゃんと気づいて、ちゃんと感じて、
それでも、どう関わるかを選べる力。
それは、自分を知り、認めていく中で、
誰にでも育っていくものです。
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