人によって意識の差こそあっても「より幸せになりたい」と思って、人は日々を過ごしています。
悩むのも幸せになりたい、という気持ちがあるからこそ。
悩みが強い人は、それだけ、幸せを求める気持ちが強いとも言えます。
その幸せへの過程を体系化したのがマズローです。
「マズローの5段階欲求説」としてご存知の方も多いと思います。
人の欲求を①生理的欲求、②安全の欲求、③社会的欲求、④承認欲求、⑤自己実現の欲求
と段階別に分け、一つが満ちると次の欲求に向かう、とする考え方です。
日本では、①と②に欠く人は少なく、③~⑤を課題にしている方が多いと言われています。
(コーチングで承るテーマもほぼ③~⑤のどれかに当てはまります。)
今の時代は生き方の選択肢が広がった分、悩む要素も増えています。
社会構造が複雑になり、人との繋がりによって得られる「社会的欲求」や「承認の欲求」も満たし方がシンプルにはいかない、どう満たしていったらいいかわからない
そんな状況にあるとも言えます。
SNSとの付き合い方をひとつを例に取ってみても、
いいね!がたくさん付くと嬉しいけど、付かないと傷つく。
そんな感情を味わった経験のある方も多いと思いますが、
これも、まさに「繋がり(社会的欲求)」や「認められたい(承認の欲求)」という気持ちがチクチク反応しているという事です。
理解はできるし、私自身も無関係の感情ではないですが、
ここは、自分軸を持つべきところ、と思います。
SNSでの他者からのレスポンスに幸せの本質は無い。
そこをわかった上でSNSを楽しもう
こういう俯瞰力や、
自分にとって本当に大切なものは何か(自分軸)を持つことは、
複雑で情報量の多い時代を心穏やかに生きるヒケツではないでしょうか。
マズローは、のちに自分の説を修正して、5つの欲求を超越する6番目の段階(欲求)として、他者貢献を加えています。
他の多くの心理学でも他者貢献を「人として得られる究極のしあわせ」とするものが多いです。
と聞くと、なんだか、いろんな欲求(願い)を満たして段階を昇りつめないと、他者貢献に向かえないみたいですが、決して、そうではないと私は思っています。
私たちの誰もが生まれ持った「欲」を満たそうと努力しながらも、
他者貢献を意識して生きる事ができる、そう思っています。
何が言いたいかと言えば、
・いろんな欲求が満たされてから人のお役に立とう、ではなく、
かと言って、
・自分の欲求はエゴだから我慢して人のお役に立とうという滅私奉公的な考え方でもなく、
他者貢献を意識していれば、普段の生活の中で自分サイズで誰かのお役に立つ事はできるはず。
そんな風に思っています。
今日も、チャップを獣医さんに連れていきましたが、ナースのおひとりの親切心と責任感と機転に満ちたご対応に、とても精神的に救われました。
目の前の人と関わる時、ちょっとした思いやりや工夫を発揮することで、私たちはいつでも「人として得られる究極のしあわせ」に向かえるのではないでしょうか。
お話を伺っていると、「人のお役に立つ」を難しく考えすぎている人もいらっしゃるように感じます。
「私なんかまだまだ」みたいな言葉もよくお聞きするけど、もっとシンプルにもっと気楽に考えてもいいんじゃないかな、と思っての記事でした。
できる事をできる範囲で意識してみない?
それが究極のしあわせへの第一歩になるかもしれません。


1.しあわせ思考を創る7日間の無料メール講座
あなたの“素のしあわせ力”を着実に高める「じぶん改革☆7daysココロのエクササイズ」
2.シンクロがたくさん1分で読めるメルマガ
『しあわせのヒント~気持ちと運気を上げたいあなたのためのメッセージ』


子供のいない人生がなかなか受け入れられずにいらっしゃる方、
生きがいを持って生きるためのヒントが欲しい方のための活動です。
詳しいご案内はコチラです ➡ ★
こちらにいただいたメッセージは一つ一つ大切に読ませていただいています。
記事について、コメントや感想など、聞かせていただけると励みになります。
お問合せ等もお気軽にお寄せくださいね!
mail: happiness-coaching@ab.auone-net.jp