朝起きないわが子にイライラしてた私が「起こすのをやめた日」の話

12月ですね。
お子さんの冬休みも近づいてきて、
なんだか気ぜわしい日々。

「冬休み、また朝起こさなきゃ…」
そう思うだけで、

ちょっと憂うつになっていませんか？

わが家は娘が通信制高校に通っているので

基本在宅。

毎日が夏休み・冬休みのような日々ですが、

これがかなり快適なんですよ。

なぜかというと…

朝、起こさなくていいから！

これ、本当に最高です。
でもここに至るまで長い葛藤がありました。

今日はなぜ私が起こすのをやめたのか？

３年前を思い出しつつ書いてみます。

■「起こさなきゃ」の呪い

娘が小学生の頃から、

朝起こすのは本当に大変でした。

中学受験の時は、

塾に通うことがしんどかったので

学校が息抜きだから楽しく行けていましたが、
中学生になると、本気で起きない。

「夜遅くまでスマホしてるからでしょ」
「早く寝なさい！明日またケンカになるよ！」

毎朝、怒ってばかりで私も憂うつでした。

■スマホのせい？と思っていた

中学生になってスマホを持ち始めた娘。
私はこう思いました。

「スマホがあるから寝ない」
「スマホに依存している娘が悪い」

だから「娘のために」と思って、
時間制限ルールを決めようとしたこともあります。

でもね、結局隠れて使うんです。
そして私は思いました。

ルールを決めても意味がない。
だったら最初から作らない方がいい。

だからルールは作りませんでしたが、
その当時
私は大事なことを忘れていました。

何よりも真っ先に考えなければならないことを
完全に忘れていました。

■私は、娘を見ていなかった

なぜスマホを見ていたのか。
なぜ夜に寝たくなかったのか。

その“理由”を考える余裕がなかった。

娘は外で必死に頑張って、

疲れて帰ってきている。
でも帰宅したら、宿題や勉強やお手伝い。
「やるべきこと」ばかりで、

ホッとできる場所がない状態。

リビングの隣が娘の部屋だったこともあり、
常に親の目があるような感覚。

愚痴とか不満とか言いたいけど
言ってもどうせ否定される。

「みんなもやってるから」
「もうちょっとがんばって。」

って言われたら
今がんばってないみたいじゃん。

今全力でがんばってるんだよ。
エネルギーが足りていないんだよ。
もう限界超えかかっているんだよ。

そんな気持ちが、娘の中には溜まっていく。

■「朝がこわい」子ども

そんな朝起きられない娘に、

私はずっと言ってきました。

「夜更かしするから朝起きれないのよ」
「明日もケンカするの嫌なんだけど！」

朝に希望なんか無い
明日も同じつまらない人生
誰も私を見ない
どこにも安心する場所なんかない
朝は起きたくない
寝たら起きなきゃいけない
だから寝たくない
眠りたくない
眠るの怖い

朝が怖い
朝が怖い
朝が怖い

わが娘はそうして
夜寝ない人になったのです。

■人は変われる。私も、娘も。

安心してください。
人は変われます。

変わるスピードは人それぞれだけど
変わりたいと思えば変われます。

今高２になった娘は
「明日早いから寝るね」
「生活リズム整えたいんだよね」
「夜寝ると肌の調子がいいんだよ！」

自分からリズムを整えるようになってます。

私は当時
“娘のため”だと思いながら、
社会の“あたりまえ”ばかり見ていた。

・学校に行くのが当然
・早寝早起きが良いこと
・規則正しい生活があたりまえ

社会的地位の為
社会的常識の為
私は「大事な娘」より

「やるべきこと」を優先していた。

要するにまわりからの
いいお母さん
という称号が欲しかったダケ。

■私が本当に欲しかった言葉

ママ友に「ちゃんとしてて偉いね」

と言われるより、

大好きな娘に

「ママが私のママでよかった」と言われたい。

そう思えた瞬間から、

私は「起こすのをやめました」。

そして代わりに娘を見よう、

娘を理解したい！と行動しました。

「スマホで何見てるの？」
「面白そう！私にも教えて！」
「このアニメいいね！一緒に観よう！」

娘と“同じ目線”で、

世界を見るようにしたんです。

■「ママがママでよかった！」

すると娘は…

あんなに一人になりたがった娘なのに、

「ママ！この曲めっちゃいいよ！」
「一緒に聴こう！」
「このアニメ面白いんだよ！観て！」
「あぁ、ママがママでよかった～💗」

と共有したがるように。

■冬休み、ちょっと視点を変えてみよう

冬休みって、

「規則正しく過ごさなきゃ」って言われがち。
もちろん、それも大事です。

でももし今、
「朝起きないわが子」にモヤモヤしていたら

“起きること”じゃなくて
“何をしたいのか”に目を向けてみてください。

朝寝坊だって、そこに理由があります。
見えない心の声があるかもしれません。

あなたの優しい視線が、
その声をキャッチできるかもしれません🌸

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